デイリーニュース

TOP<>BACK

2009年11月21日 「韓国映画ショーケース」開会式

koreaop_1.jpg 有楽町スバル座で、日本初上映のオープニング作品『グッドモーニング・プレジデント』の開演に先立ち、韓国映画ショーケースの開会式が行われた。2007年から開催され第3回目となる今年は、10周年を迎える東京フィルメックスとの共催企画として開催される。ソウルから来た5人のゲストが一言ずつ挨拶の言葉を述べ、華やかな幕開けとなった。

まず韓国映画振興委員会(KOFIC)委員長チョ・ヒムン氏が、日本語で「こんにちは」と言って会場を沸かせた後、「同じ映画を観て、共に感動して、いい記憶としてそれが想い出の中に残る、というのは映画の力ではないでしょうか。今年で3回目を迎える韓国映画ショーケースでは、現在注目されている、そして新たに活躍が期待される監督の10本の作品をご披露することになります。このような交流が両国の基盤となって、映画興行の発展に寄与し、両国のますます活発な交流の足がかりになればと願っております」と開幕を宣言し、客席と関係者に感謝の意を述べた。

koreaop_2.jpg 『執行者』のチェ・ジンホ監督は、客席を見渡しながら、「90パーセント女性のお客さんですね。韓国でも同じで、映画というのは多くの女性の方に愛されてるのかなと思います」と感想を述べ、「これからも期待に応えていきたい」と意気込みを語った。『亀、走る』のイ・ヨンウ監督も、「これからも韓国映画に愛情を寄せてください」と想いを込めて挨拶した。

そして、この後に上映される『グッドモーニング・プレジデント』のチャン・ジン監督が、「(主演の)チャン・ドンゴンさんを連れてくるべきだったんですが…」と申し訳なさそうにお詫びすると、客席からは笑いと拍手が起こり、「どうか楽しんでご覧ください」とにこやかに応じた。

最後に、ゲストで紅一点のオ・ジョンワンKOFIC委員が、「みなさんが韓国映画に注いでくださる愛情は、韓国で映画を作る上で大きな力となっています。毎年このように日本のみなさんにお会いでき、今後もずっと韓国映画を愛してくださることを望んでいます」と万感とともに開会式を締めくくった。

韓国映画ショーケースは、11月21日から11月30日までの10日間、有楽町スバル座で開催される。10月の釜山国際映画祭でも話題となった『グッドモーニング・プレジデント』をはじめ、2009年の韓国映画を代表する10本の作品が上映される。


(取材・文:鈴木自子/写真:金沢佑希人)

投稿者 FILMeX : 2009年11月21日 18:00



up
back

(c) TOKYO FILMeX 2009