2007年04月27日
第8回チョンジュ国際映画祭 開幕!
今年で8回目の開催となるチョンジュ(全州)国際映画祭が4月26日に開幕を迎えた。同じく韓国のプサン国際映画祭が名実ともにアジア最大の映画祭としての地位を固めつつあるのに対し、デジタルシネマやインディペンデント映画により焦点をあてた映画祭として知られるチョンジュだが、やはり国際的に広く知られている同映画祭発のプロジェクトといえば、毎年3人の映画作家に40分弱のデジタル中編作品の製作を委託する通称「三人三色」であろう。過去に日本からも青山真治や諏訪敦彦、あるいは石井聰亙や塚本晋也といった監督たちが参加しているこのプロジェクトには、これまでアジア出身の監督たちが参加してきていたが、今年はその枠が撤廃され、名前も新たに「Jeonju Digital Project」となってリニューアルされて登場する。今年の参加監督はペドロ・コスタ(ポルトガル)、ハルン・ファロッキ(ドイツ)、ウジェーヌ・グリーン(フランス)というヨーロッパからの3人。完成作品は4月28日にまとめてプレミア上映される。
また、映画祭のメインセクションといえるコンペティション部門「Indie Vision」には、世界各国からの長編12作品が参加予定。日本からは植岡喜晴の『ルックオブラブ』と坪川拓史の『アリア』の2作品が選出されている。(文中敬称略) 報告者:神谷直希
投稿者 FILMeX : 2007年04月27日 12:22