事務局だより

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2006年11月10日
事務局だより - 林 加奈子ディレクター (6)

一般には開放していませんが、期間中にはインダストリー・スクリーニングをやっています。今年で4回目の企画で、英語字幕の付いた日本映画の最新作を海外からの業界関係者、国際映画祭の選考担当者の方々にご紹介しています。これを目当てに今までもプサン、チョンジュ、トライベッカ、シカゴ、カンヌ、香港などの映画祭から来日がありました。東京であるべき国際映画祭として、自国の映画が海外へ出て行くことを支援してお手伝いしていきたい。そんな自然な気持ちから生まれた企画です。
今年ワールドプレミアで上映するコンペ部門の「幸福」(しあわせと読みます)も、このあと間違いなく海外での上映が待っています。邦画に限らず昨年の「あひるを背負った少年」(イン・リャン監督・中国)は、東京フィルメックス後に、すばらしき展開がありました。ここだけの話ですが、イン・リャンは去年の初日ではオープニング上映のホウ・シャオシェン監督と一緒に写真撮って欲しいなんて、ファン丸出しだったのですが、今年は大きく成長して映画監督の顔になっているでしょう。どうぞお楽しみに。映画祭が監督をよい意味で刺激できるとしたら、うれしい限りです。

投稿者 FILMeX : 2006年11月10日 18:38



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