





The World of Love(英題)
韓国 / 2025 / 119分 /
監督:ユン・ガウン(YOON Ga-eun)
配給:ビターズ・エンド
ユン・ガウン監督の新作は、快活で物怖じしない17歳の女子高生ジュインが主人公。怒りと勢いに任せて口にした言葉がきっかけで校内に騒動を巻き起こし、匿名の手紙が届き始めたことから、彼女の平穏な日常が崩れていく。忘れたい過去に立ち向かい、自らの人生を取り戻そうとする少女の心の機微を繊細に描いたドラマ。








女の子 / Girl
台湾 / 2025 / 125分 /
監督:スー・チー(SHU Qi)
内向的な少女シャオリーが、自由奔放な同級生リリーとの出会いを通じて、抑圧された生活から抜け出し、自分自身の人生を模索し始める姿を描く。シャオリーは、母から受け継がれた悲しみと、自由への強い願いとの間で葛藤しながら成長していく。








ラッキー・ルー(仮) / Lucky Lu
カナダ、アメリカ / 2025 / 103分 /
監督:ロイド・リー・チョイ(Lloyd Lee CHOI)
配給:リアリーライクフィルムズ / パルミラムーン
主人公は台湾の名優チャン・チェン演じる中国人配達員のルー。彼は長年離れて暮らしていた妻と娘と共に新生活を送るためアパートの契約金を稼いでいたが、生活の手段である電動自転車を盗まれてしまう。ルーは家族と再び一緒に暮らすという希望を胸に、失った自転車と契約金を懸命に取り戻そうとする。






枯れ葉 / Dry Leaf
ドイツ、ジョージア / 2025 / 186分 /
監督:アレクサンドレ・コベリゼ(Alexandre KOBERIDZE)
ジョージアの田園地帯を舞台に、娘リサの突然の失踪の謎を追う父イラクリの捜索の旅を追う。旅の相棒は、なぜか姿が目に見えないリサの友人レヴァニ。手がかりを求めて地方を彷徨(さまよ)う過程で、二人は様々な風景や見知らぬ人々に出会う。





アメーバ / Amoeba
オランダ、フランス、スペイン、韓国、シンガポール / 2025 / 99分 /
監督:タン・スーヨウ(TAN Siyou)
シンガポールのエリート女子校に転校してきた16歳のシンユーは、3人のアウトサイダーたちと出会い、意気投合する。4人はスクールカーストや厳格な校則に不満を抱き、友情の証として「ギャング」を結成し、自分たちのいたずらや反抗的行為をビデオカメラで記録する。しかし、学校当局にカメラが没収されたことで、撮りためた映像が露見する危機に瀕し、進路を控えた彼女たちの絆と将来が試される。







左利きの少女(原題) / Left-Handed Girl
アメリカ、イギリス、フランス、台湾 / 2025 / 108分 /
監督:ツォウ・シーチン(TSOU Shih-Ching)
配給:スターキャット アルバトロス・フィルム
シングルマザーとその2人の娘が、生活再建のために台北の夜市で麺屋台を始める。反抗的でありながらも将来への不安や焦燥を抱える長女と、祖父に「悪魔の手」と言われたために利き手である左手に罪悪感を覚える幼い次女。彼女たちがそれぞれの困難や誘惑に直面しながら、家族の絆を保とうともがく姿を描いた活気ある人間ドラマ。





アミールの胸の内 / Inside Amir
イラン / 2025 / 103分 /
監督:アミール・アジジ(Amir AZIZI)
テヘランに住む青年アミールは、イタリアへの移住を目前に控えている。彼より先に移住した恋人タラと再会し、新しい人生を始めるためだ。彼は愛用の自転車に乗り、配達の仕事をこなしつつ、友人たちとサイクリングを楽しむ。気の置けない仲間たちとかけがえのない時間を共有し、タラと過ごした過去を回想しながら、「去るか留まるか」という心の中の問いに彼は静かに向き合う。












サボテンの実 / Cactus Pears
インド、イギリス、カナダ / 2025 / 112分 /
監督:ローハン・パラシュラム・カナワデ(Rohan Parashuram KANAWADE)
ムンバイに住む青年アナンドは、父の死に際し、伝統的な葬送儀式のためインド西部の故郷に帰る。親族たちから結婚を急かされ息苦しさを感じる中、彼は幼馴染の青年バリヤと再会する。彼も同様に結婚のプレッシャーに晒されており、共に過ごす時間の中で、秘めていた互いの絆は深まっていく。10日間の喪が明ける時、この関係はどこに向かうのだろうか。




グラン・シエル / THE SITE
フランス、ルクセンブルク / 2025 / 92分 /
監督:畑明広(HATA Akihiro)
建設作業員のヴァンサンは、未来的な巨大複合施設「グラン・シエル」の夜間工事現場で働いている。ある日、同僚の作業員が行方不明になり、現場主任が事故を隠蔽していると労働者たちは疑念を抱く。その後も別の作業員が姿を消していく中で、彼らは団結し、仲間の失踪の謎を解明しようとするが...




しびれ / NUMB
日本 / 2025 / 118分 /
監督:内山拓也(UCHIYAMA Takuya)
配給:NAKACHIKA PICTURES
日本海沿いの町に暮らす少年は、暴君のようだった父の影響で言葉を発しない。今は、母とともに暮らしているが、水商売で稼ぐ彼女はほとんど家に帰らない。どこにも居場所がなかった少年は、父の行方を求めて生家を訪ねることを決める。そして、彼の運命は大きく揺らいでいく。