上映作品

『冬眠さえできれば』
If Only I Could Hibernate

東京フィルメックス・コンペティション

審査員特別賞

観客賞

作品詳細

モンゴル、フランス、スイス、カタール /2023 / 98分
監督:ゾルジャルガル・プレブダシ

モンゴルの首都ウランバートルの郊外に住む10代の青年Ulzii。数学に天才的な才能を持つ彼は、物理学コンクールで優勝し、良い学校へ進むための奨学金を獲得しようと決意を固める。しかし母が地方で仕事をすることを決め、彼と弟たちを残して家を空けることになったため、彼の計画は変更を余儀なくされる。彼は勉強する代わりに妹や弟の世話をし、厳しい冬を乗り切るために家の暖房を維持するという大変な仕事を強いられることになる…。2017年に企画段階で「タレンツ・トーキョー・アワード」を受賞したゾルジャルガル・プレブダシの長編初監督作品。敢えて言えば社会派リアリズム映画の系譜にある作品だが、陰鬱な社会や悲惨な状況をそのまま映すのではなく、どこかに常に希望や楽観的な視点が入り込んでいるのがこの作品の大きな魅力となっている。カンヌ映画祭公式部門に史上初のモンゴルの長編映画として「ある視点」部門で上映された。

監督:ゾルジャルガル・プレブダシ ( Zoljargal PUREVDASH )

モンゴル生まれ、映画監督。日本の桜美林大学で映画制作を学ぶ。これまでの短編映画監督作はタンペレ映画祭、ショートショート フィルムフェスティバル&アジア、ロカルノ映画祭 Open Doorsなどで上映され。

2021年、短編監督作『階段 / Stairs』はシカゴ国際子供映画祭で最優秀賞を獲得し、第94回アカデミー賞にエントリーされた。また、タレンツ・トーキョー、釜山映画祭 アジアン・フィルム・アカデミー、ロカルノ映画祭 Open Doors、トリノ・フィルム・ラボ、ベルリナーレ・タレンツの修了生。

初長編映画監督作である『冬眠さえできれば』はカンヌ映画祭ある視点部門に出品された。

上映スケジュール

11月22日(水)21:15 -

ヒューマントラストシネマ有楽町

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11月24日(金)12:40 -

有楽町朝日ホール

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