監督:チューン・ミン・クイ( TRUONG Minh Quý )
ベトナムの中部高原の小さな町、バンメトート出身。あちこちに住みながら活動し、故郷の風景や子供の頃の記憶、ベトナムの歴史的な文脈を引き出しながら、記憶と現在の瞬間の中で、ドキュメンタリーとフィクション、個人的と非個人的の中間的な物語や映像を制作している。映画作品においては、現実的な即興と抽象的な概念やイメージを組み合わせる実験を行ってきた。
2012年に釜山映画祭アジアン・フィルム・アカデミーに、2016年にベルリン映画祭ベルリナーレ・タレンツに参加。長編第2作目『The Tree House』は第72回ロカルノ映画祭に出品。同作は第57回ニューヨーク映画祭、ウィーン映画祭、ナント三大陸映画祭、ロッテルダム映画祭、CPH:DOX、ヨーテボリ映画祭などに出品。2021年、フランス語短編作品『Les Attendants』がベルリン映画祭短編コンペティション部門に出品。