上映作品

『女の子は女の子』★
Girls Will Be Girls

東京フィルメックス・コンペティション

作品詳細

インド、フランス、アメリカ、ノルウェー / 2024 / 118分
監督:シュチ・タラティ( Shuchi TALATI )

模範的な生徒である16歳のミラは、ヒマラヤにあるエリート寄宿学校において、学校全体の行動と学習の基準を設定する責任者である監督生に女子生徒として初めて就任する。野心的で潔癖な性格にも関わらず、彼女は新入生のスリに対して初恋の痛みを覚え、最初の欲望に早々に屈してしまう。彼女の初恋と性欲に対する探求は、しかしながら、母親の介入によって思わぬ方向へと向かう。母親とスリの奇妙な親密さはミラの嫉妬と不安を引き起こし、母と娘の間にぎこちなく、重い溝を作っていく……。映画はインド社会の伝統的な価値観、とりわけ家父長制の陰が彼女たちの人生にいかにまだ影響しているかを検証しつつ、母と娘の間の絶え間ない駆け引きや緊張関係に迫っていく。美化や中傷をすることなく、親密さ、自己承認、裏切りや許しのほんの僅かな瞬間をカメラは捉えている。サンダンス映画祭のワールド・シネマ・ドラマティック部門にて初上映され、主演のプリーティ・パニグラヒの演技に対して特別審査員賞が授与され、同時に観客賞も受賞した。

監督:シュチ・タラティ( Shuchi TALATI )

インド出身の映画監督であり、ジェンダーやセクシュアリティなど南アジアのアイデンティティの支配に挑戦する物語を制作している。

初長編映画である『女の子は女の子』はAide Aux Cinémas du MondeとSørfondグラント、ベルリン映画祭Co-ProductionマーケットのArteKINOとVFFタレントアワードを受賞し、Gotham Week、ベルリン映画祭Script StationとCine Qua Nonの脚本ラボにも選出され、2024年のサンダンス映画祭コンペティション部門で上映された。

短編作品「A Period Piece」はSXSWに出品され、別の短編作品「Mae and Ash」はVimeoスタッフピックになるまでに多くの賞を受賞している。

上映スケジュール

11月25日(月)15:05 -

丸の内TOEI

ゲスト

ケシャヴ・ビノイ・キロン(出演)

11月30日(土)21:10 -

ヒューマントラストシネマ有楽町

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