上映作品

『広島を上演する』
Performing Hiroshima

メイド・イン・ジャパン

作品詳細

日本 / 2023 / 133分
監督:三間旭浩、山田 咲、草野なつか、遠藤幹大

広島市内のアパートでパートナーと暮らしている女性が友人と川辺で定期的に会い、詩を共作していく姿を描く 三間旭浩の「しるしのない窓へ」。原爆投下時に爆心地から約1kmの場所で胎内被曝した女性が、自身として、 自身の母として、そしてある人生の語り手としてカメラに向かって語る山田咲の「ヒロエさんと広島を上演す る」。大切な存在を失ったばかりの女性が「喪失」と向き合いつつ日常生活を送る様を描く草野なつかの「夢の 涯てまで」。ある劇団が広島についての演劇作品のリハーサルを行う様子と、そこに音響スタッフとして参加し ている青年が野外で音を採取する姿を追う遠藤幹大の「それがどこであっても」という4編の短編から成る、被爆 都市である広島をテーマにしたアンソロジー作品。演劇カンパニー「マレビトの会」により、『長崎を上演す る』(2013-16年)、『福島を上演する』(2016-18年)に続く長期プロジェクトの一環として制作された。

監督:三間旭浩

1985年、京都府生まれ。京都造形芸術大学映像・舞台芸術学科卒業。卒業制作の中編『消え失せる骨』がイメージフォーラムフェスティバルにて優秀賞を受賞。2012年、東京藝術大学大学院映像研究科監督領域を修了。修了制作として初長編作品『ユートピアサウンズ』 、2016年に長編第2作『私は兵器』を監督。マレビトの会には『福島を上演する』(2018)で俳優として参加している。

監督:山田 咲

1980年、東京都生まれ。東京藝術大学大学院映像研究科修了。2008年よりフリーランスの映像作家およびダンスドラマトゥルクとして活動。2014年よりマレビトの会に参画。2016年より京都にて国指定文化財庭園の活用・ブランディングを行う。日本造園学会賞、グッドデザイン賞受賞。2022年より再生可能エネルギー事業会社にて広報・ブランディングを担当。2023年に岩手県遠野市に移住。近年の映像作品に『庭をめぐる対話』がある。

監督:草野なつか

1985年、神奈川県⼤和市出⾝。東海大学文学部文芸創作学科卒業後、2014 年 『螺旋銀河』で⻑編映画監督デビュー。⻑編監督2作⽬となる『王国(あるいはその家について)』はロッテルダム国際映画祭、山形国際ドキュメンタリー映画祭などで上映されたほか、英国映画協会が選ぶ「1925〜2019 年、それぞれの年の優れた⽇本映画」の 2019 年で選ばれるなど、期待の俊英として注⽬を集めている。

監督:遠藤幹大

1985年、三重県生まれ。京都造形芸術大学映像・舞台芸術学科卒業。2013年、東京藝術大学大学院映像研究科監督領域を修了。同大学院の修了制作として制作した長編映画『友達』(2013年)が国内外の多数の映画祭で上映される。主な映画作品に『ジャンヌの声』(2014年)、『燃えさしの時間について』(2017年)がある。

上映スケジュール

11月19日(日)18:30 -

ヒューマントラストシネマ有楽町

チケットを購入する

note