上映作品

『ブルー・サン・パレス』★
Blue Sun Palace(藍色太陽宮)

特別招待作品

作品詳細

アメリカ / 2024 / 116分
監督:コンスタンス・ツァン( Constance TSANG )

ニューヨークのクイーンズの中国式マッサージ店に住み込みで働くエイミーとディディ。彼女たちはディディの幼い娘が叔母と暮らしているボルチモアで一緒にレストランを開くことを夢見ながら、強固な姉妹的関係を築いている。一方、ディディは建設作業員として働きながら台湾の家族に送金している中年男性のチュンと付き合い始めており、彼と一緒に暮らすことも望むようになる。しかし、予期せぬ暴力行為が旧正月に彼らの生活に侵入すると、彼らの夢は脆くも崩れ去り、痛ましい不在が残される……。本作が初長編監督作となるコンスタンス・ツァン監督は、撮影監督ノーム・リーの力を借りて、この長引く悲しみをざらついた質感と陰鬱な映像で美しく表現する。沈黙が何よりも雄弁に物語を語り、移民であることの孤独、そしてかつて故郷と呼んでいた場所から遠く離れた時に家族やコミュニティのような存在がどれだけの意味を持つかを静かに訴えかけている。カンヌ映画祭の批評家週間で上映され、フレンチ・タッチ賞を受賞した。

監督:コンスタンス・ツァン( Constance TSANG )

コンスタンス・ツァンは、ニューヨークを拠点に活動する中華系アメリカ人の脚本家、監督、教育者である。彼女は最近、コロンビア大学で脚本・監督のMFAを取得し、ロバート・ゴア・リフカインド・ランチ基金を受賞した。彼女の短編映画『BEAU』は、修士論文のショーケースで業界パネルから選ばれ、全米監督協会の第26回学生映画賞(東海岸アジア系アメリカ人カテゴリー)で審査員賞を受賞した。『BEAU』は、メトログラフ、パームスプリングス短編映画祭、アウトフェスト、ブルックリン映画祭、ロサンゼルス・アジア太平洋映画祭、メルボルン・クィア映画祭などで上映され、現在はVimeoのStaff Picksで視聴可能です。彼女の前作『CARNIVORE』は、2018年のAT&T Hello Labプロジェクトに選ばれた。この映画はDirect TVで初公開された後、Alterに買収された。彼女の作品は、スターライト・スターズ・コレクティブやトライベッカ映画祭から支援を受けており、『Blue Sun Palace』が彼女の初の長編映画となる。

上映スケジュール

11月26日(火)10:00 -

丸の内TOEI

11月30日(土)11:45 -

丸の内TOEI

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