上映作品 - 特集:ラモン・チュルヒャー

ガール・アンド・スパイダー
/ The Girl and the Spider

11月23日(日)21:10 -HTC

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スイス / 2021 / 98分 /
監督:ラモン・チュルヒャー(Ramon ZÜRCHER)
提供:JAIHO

主人公リザが友人マーラと同居していたアパートから引っ越す日の出来事を描く。荷造りを通して関係性の変化に向き合うことになるリザとマーラ。リザの母アストリッドが手伝いに訪れ、さらにアパートの新たな隣人やペットを含む多くの人や動物が集まってくる。夜にはささやかな送別パーティが開かれ、集まった人々の間に複雑に絡み合う感情や欲望が露わになる。視線や言葉の交錯、小さな出来事の積み重ねが、登場人物たちの錯綜する関係性や内面に秘められた情念を生々しく描き出す。本作は2021年のベルリン国際映画祭のエンカウンターズ部門にてワールドプレミア上映され、同部門の監督賞を受賞した(『Social Hygiene』のドゥニ・コテ監督と同時受賞)。

This film will be screened with Japanese subtitles only.

© Iris Janke

監督:ラモン・チュルヒャー(Ramon ZÜRCHER)

1982年、スイス・ベルン州アーベルク生まれ。ベルン芸術アカデミーで視覚芸術の学位を取得、ベルリンのドイツ映画テレビアカデミー(DFFB)で映画演出を学ぶ。卒業制作の初長編『ストレンジ・リトル・キャット』(2013)はベルリン映画祭フォーラム部門に選出され、トロント、カンヌなどでも上映、ミンスク映画祭の新人作品審査員特別賞、ウィーン映画祭観客審査員賞などを受賞した。同作を製作した双子の兄弟のシルヴァン・チュルヒャーと製作会社チュルヒャー・フィルムを2017年に設立。シルヴァンとの共同監督・共同脚本の長編2作目『ガール・アンド・スパイダー』(2021)は、ベルリンのエンカウンターズ部門で監督賞と国際批評家連盟賞を獲得。再び単独監督した第3作『煙突の中の雀』(2024)はロカルノ映画祭コンペ部門でワールドプレミアされ、中国・平遥映画祭外国映画コンペ部門の作品賞、スイス映画賞の作品賞、脚本賞などを受賞した。現在は動物三部作とは方向性の異なる新作をシルヴァンとともに準備中。

上映スケジュール

11月23日(日)21:10 -

ヒューマントラストシネマ有楽町

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