監督:ラモン・チュルヒャー(Ramon ZÜRCHER)
1982年、スイス・ベルン州アーベルク生まれ。ベルン芸術アカデミーで視覚芸術の学位を取得、ベルリンのドイツ映画テレビアカデミー(DFFB)で映画演出を学ぶ。卒業制作の初長編『ストレンジ・リトル・キャット』(2013)はベルリン映画祭フォーラム部門に選出され、トロント、カンヌなどでも上映、ミンスク映画祭の新人作品審査員特別賞、ウィーン映画祭観客審査員賞などを受賞した。同作を製作した双子の兄弟のシルヴァン・チュルヒャーと製作会社チュルヒャー・フィルムを2017年に設立。シルヴァンとの共同監督・共同脚本の長編2作目『ガール・アンド・スパイダー』(2021)は、ベルリンのエンカウンターズ部門で監督賞と国際批評家連盟賞を獲得。再び単独監督した第3作『煙突の中の雀』(2024)はロカルノ映画祭コンペ部門でワールドプレミアされ、中国・平遥映画祭外国映画コンペ部門の作品賞、スイス映画賞の作品賞、脚本賞などを受賞した。現在は動物三部作とは方向性の異なる新作をシルヴァンとともに準備中。