上映作品 - 特集:ラモン・チュルヒャー

ストレンジ・リトル・キャット
/ The Strange Little Cat

11月22日(土)21:10 -HTC

ゲスト

ラモン・チュルヒャー(監督)

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©Alex Hasskerl

ドイツ / 2013 / 72分 /
監督:ラモン・チュルヒャー(Ramon ZÜRCHER)
提供:JAIHO

ベルリンに住むある家族の平凡な1日の出来事を綴った群像劇。ある週末、一家のもとに、祖母を囲み夕食を共にするために親戚が集まってくる。母親は食事の準備に追われ、子どもたちは無邪気に遊びまわり、各々が思い思いの時間を過ごしている。本作は、そうした何気ない家庭の風景に潜む不穏な一面を、断片的なエピソードと独特な視点であぶり出す描き出す。登場人物たちの間の何気ないやり取り、ふとした仕草、生活音、そして家の中をさまよう1匹の猫。家族という共同体の内側にカメラが据えられ、その親密さと同時に、他者には踏み込めない個々の断絶や均衡の変化が映し出されていく。本作は2013年のベルリン国際映画祭のフォーラム部門にてワールドプレミア上映された。

This film will be screened with Japanese subtitles only.

© Iris Janke

監督:ラモン・チュルヒャー(Ramon ZÜRCHER)

1982年、スイス・ベルン州アーベルク生まれ。ベルン芸術アカデミーで視覚芸術の学位を取得、ベルリンのドイツ映画テレビアカデミー(DFFB)で映画演出を学ぶ。卒業制作の初長編『ストレンジ・リトル・キャット』(2013)はベルリン映画祭フォーラム部門に選出され、トロント、カンヌなどでも上映、ミンスク映画祭の新人作品審査員特別賞、ウィーン映画祭観客審査員賞などを受賞した。同作を製作した双子の兄弟のシルヴァン・チュルヒャーと製作会社チュルヒャー・フィルムを2017年に設立。シルヴァンとの共同監督・共同脚本の長編2作目『ガール・アンド・スパイダー』(2021)は、ベルリンのエンカウンターズ部門で監督賞と国際批評家連盟賞を獲得。再び単独監督した第3作『煙突の中の雀』(2024)はロカルノ映画祭コンペ部門でワールドプレミアされ、中国・平遥映画祭外国映画コンペ部門の作品賞、スイス映画賞の作品賞、脚本賞などを受賞した。現在は動物三部作とは方向性の異なる新作をシルヴァンとともに準備中。

上映スケジュール

11月22日(土)21:10 -

ヒューマントラストシネマ有楽町

ゲスト

ユン・ガウン(監督)、ソ・スビン(主演)

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