上映作品

『ザ・ゲスイドウズ』
The GESUIDOUZ

特別招待作品

© 2024「ザ・ゲスイドウズ」製作委員会

作品詳細

日本 / 2024 / 93分
監督:宇賀那健一( UGANA Kenichi )
配給:ライツキューブ

26歳になったばかりのハナコは鳴かず飛ばずのバンド「ザ・ゲスイドウズ」でボーカルを務める。一向に売れる気配のない彼らの体たらくを見かねたマネージャーは、厄介払いを兼ねて、移住支援制度を活用して彼らを田舎へ強制移住させようとする。27歳で早逝したロック・レジェンド達に自らを重ねつつ、ハナコは27歳で死ぬこととグラストンベリー・フェスティバルへの出演を自らに誓い、何もない田舎で新しい曲を書こうとするが……。パンク音楽とホラー映画にオマージュを捧げる本作は、アキ・カウリスマキ監督の「レニングラード・カウボーイズ」シリーズを彷彿とさせる、とぼけた物語展開が魅力のファンタスティック・ロック・ムービー。だが、この作品が私たち観客の心を最終的に震わせるのだとすれば、それはジャンルを問わず、あらゆるポップ・カルチャーの持つある種の本質をこの作品が正確に突いているからだろう。大衆文化における「しょうもないもの」に人生を変えられた経験を持つ全ての人に観てもらいたい作品だ。トロント国際映画祭のミッドナイト・マッドネス部門でワールドプレミア上映された。

© 2024「ザ・ゲスイドウズ」製作委員会

監督:宇賀那健一( UGANA Kenichi )

1984年生まれ、東京都出身。ファンタジーでパンキッシュな作風がトロント国際映画祭、シッチェス映画祭、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭、ポルト国際映画祭、スラムダンス映画祭、ファンタスティック映画祭、モントリオール・ヌーヴォー・シネマ映画祭、トリノ映画祭など数々の国際映画祭で評判を呼ぶ。代表作は『悪魔がはらわたでいけにえで私』『異物-完全版-』『転がるビー玉』等。最新作として初の国際共同製作のオールNYロケのロマンスコメディが撮影済み、今冬に台湾と日本で撮影を行う国際共同製作のホラー映画が控える。

上映スケジュール

11月24日(日)16:10 -

丸の内TOEI

ゲスト

夏子(出演)、鈴木祐介(エグゼクティブプロデューサー)、遠藤雄弥(出演)

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