監督:ロベルト・ミネルヴィーニ( Roberto MINERVINI )
ロベルト・ミネルヴィーニは、イタリア出身でアメリカを拠点に活動する映画監督である。彼は、演出と観察的要素を組み合わせたナラティブ・ドキュメンタリーの分野で世界的に著名なオートゥールの一人と広く認識されている。2004年にニューヨーク市のニュースクールでメディア学の修士号を取得した後、アジアの大学でドキュメンタリー映画制作を教えていた。2007年にテキサスに移住し、そこで『The Passage』、『Low Tide』、『Stop the Pounding Heart』の3本の長編映画を監督した。これらの映画は「テキサス三部作」として知られ、アメリカ南部の農村地域を描いている。
その後、ルイジアナを舞台に『The Other Side』や『What You Gonna Do When the World’s on Fire?』といった2本の長編映画を監督し、アメリカ社会の政治的領域に焦点を当て、社会的不正に言及してる。
近年では、彼のプロダクション会社Pulpa Filmを通じて、他の先鋭的な映画製作者の作品もプロデュースしており、例えば、パヤル・カパディアの初のフィクション映画『All We Imagine as Light』やリサンドロ・アロンソの『Eureka』などを手がけていた。ロベルトの最新作『The Damned』は、彼にとって初のフィクション映画である。