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応援団メッセージ
第4回東京フィルメックス
応援メッセージ フィルメックス瓦版


■東京フィルメックスへ、たくさんの方から応援メッセージをいただいています。
 この場を借りてお礼申し上げます。


伊勢谷友介宇治田隆史岡本喜八小栗康平黒沢清合津直枝是枝裕和崔 洋一SABU塩田明彦周防正行塚本晋也寺島進西川美和羽田澄子藤井謙二郎三原光尋アン・ソンギアミール・ナデリアン・ホイアピチャッポン・ウィーラセタクンババク・パヤミデレク・チウジャムシェド・ウスモノフドナルド・リチーエリカ・グレゴール、ウルリッヒ・グレゴールジェイコブ・ウォンキム・ギドクニン・インフィリップ・チアートニー・レインズ /(敬称略・順不同)




昨年はお世話になりました。世界の共通言語に成り得る映画。その可能性を今後も見守り、応援してください。僕もますますがんばります。
伊勢谷友介(映画監督、俳優/日本)


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東京フィルメックスは、アジアの若手作家にとって、とても意味のある、そして重要な道を切り開いてくれていると思います。
宇治田隆史(脚本、監督/日本)


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2001年、「血と砂」で観客賞をいただいたのは忘れがたい思い出。さらに刺激的な最新作で、是非ともまた東京フィルメックスに参加したいものです。ではでは、その時まで・・・。
岡本喜八(映画監督/日本)


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映画の作家性を排他的に狭めることなく、幅広い場へと導いていく映画祭、であってほしいと思います。
小栗康平(映画監督/日本)


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そうか!映画ってここまで何でもありだったんだ東京フィルメックスに出かけていつも思い知らされるのはそのことです。
黒沢清(映画監督/日本)


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「心ある・・・」が消えゆく昨今、「心ある映画祭=東京フィルメックス」は宝物です。
合津直枝(プロデューサー、映画監督/日本)


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海外の映画祭を巡りながら「こんな交流の場が日本にもあったら」といつも思っていました。その夢を実現してくれたのが<ここ>でした。
是枝裕和(映画監督/日本)


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結局、映画祭の魅力とはディレクターの個性だ。林 加奈子と市山尚三の異常なる映画への愛を僕たちはただただ享受していれば良いのだ。それが、映画という幸福なのだ。
崔洋一(映画監督/日本)


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信用できる映画祭、東京フィルメックス!今年も選りすぐりの作品に期待しています。
SABU(映画監督/日本)


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西から吹く風、東から吹く風、思いもよらぬ風が吹き抜けていく、世界で一番の映画の窓であることをこれからも強く期待しています。
塩田明彦(映画監督/日本)


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どんな映画との出会いを企んでいるのだろうか、と一映画ファンとして毎年楽しみにしています。今年も思う存分企んでください。
周防正行(映画監督/日本)


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本物の目で選ばれた、インディペンデントの王様が結集した映画祭。私の作品も昨年は呼んで頂いた。光栄!
塚本晋也(映画監督/日本)


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この映画祭を先導する両横綱、林 加奈子・市山尚三とは旧知の間柄。二人が推薦する映画は世界八大不思議。未だかつて一度もハズレた事がない。
寺島進(役者/日本)


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素晴らしい映画に出会えることもまた、とても楽しい人生の一幕だ。今年の冬も東京で、多くの人に素敵な出会いがありますように。
西川美和(映画『蛇イチゴ』監督/日本)


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東京フィルメックスには、他の映画祭にない内にこめられたパワーを感じます。力のある新鮮な作品が集められていて、楽しみです。
羽田澄子(記録映画作家/日本)


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映画への真剣さと同時に閉ざされてもいない雰囲気、不思議なバランスを保っているフィルメックスを今年も楽しみにしています。
藤井謙二郎(映画監督/日本)


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ここ数年、開催が近付くとドキドキしてくる。ここに行けば、誠実な映画と出逢え、多くのエネルギーを貰えるから。今年も期待大!
三原光尋(監督/日本)


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昨年、東京で素晴らしい時を過ごしたという思い出が鮮明に残っています。それは傑出した映画祭、東京フィルメックスのおかげであり、また私がそこに参加することができたからです。東京フィルメックスを通じ、私は新しい人々、新しい映画に出会いました。彼らは、本当に大きな喜びと忘れられない思い出を私に残してくれたのです。
東京フィルメックスは始まってまだ間もない映画祭ですが、これからもきっと多くの日本の人々と世界中の映画を愛する人々によって愛され続けるでしょう。 東京フィルメックスが、その新鮮さを失うことなく、より明るい未来をもたらす映画祭になっていくことを私は強く信じています。
アン・ソンギ(俳優/韓国)


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昨年、私は東京フィルメックスに審査員の一人として参加することができ、とても光栄だった。その忘れがたい機会に、私は新しいアジア映画、とりわけ多くの日本映画を観ることができた。その中には際だって新鮮な、今後の活躍が期待できる映画も何本かあった。
私はこれまでのキャリアにおいて、多くの国際映画祭で審査員を務めてきたが、東京フィルメックスでの経験は特に実りの多いものだった。私と日本映画との出会いは最近のことではない。人生を通じ、常に日本映画、そして日本の豊かで多様な歴史の魅力に惹きつけられてきた。どこに住んでいようと、日本映画の巨匠達について詳細に学ぶ機会を持つように努め、事実、溝口健二、黒澤明、小津安二郎、新藤兼人、小林正樹、大島渚、市川崑を始めとする巨匠達の映画は、私自身の映画に深い影響を与えている。例えば「駆ける少年」(1984)、「水、風、砂」(1985)、そして一番最近では、モノクロ撮影の新作「マラソン」(2002)などのラストシーンをご覧になれば分かるだろう。それらは全て、日本映画へのオマージュなのだ。
私の考えでは、ワイドスクリーンやその他のテクニックも含め、動きに合わせたカメラワーク、物語の叙述、編集、音と静寂、モノクロとカラーの使い分けなどの革新的な手法を始めとする、映画製作上重要な手法のその多様さにおいて、日本映画は他に類を見ず、世界の映画に影響を与え続けている。今日、例えばロベール・ブレッソン、エルマンノ・オルミといった人々に代表される、ミニマリスト・シネマと言う名で我々が認知して世界的に歓迎されているもののルーツを辿れば全て、小津安二郎や新藤兼人などの日本の巨匠達に行き着くこととなる。
今日、東京フィルメックスは、非常に若い日本の映画作家たちの作品を観ることのできる、これまでにない機会を我々に与えてくれる。私にとって昨年の体験は非常に楽しいものだった。私は最近の、とても才能に恵まれ、独自性をもった映画作家たち(彼らの上に日本の巨匠達の存在が影をおとしているのが私には見える)は、現代の日本社会を鋭く描写し、また彼らによってこそ、日本映画は再び世界における重要度を増してきているのだと信じている。たった9作品がコンペティションに、また何本かが他の部門に選ばれていただけにも関わらず、昨年の東京フィルメックスに集った映画好きの若者の波は、映画を真に愛する者は熱狂的にこのような機会を歓迎するのだ、ということをはっきりと証明していた。未来の日本の映画作家たちはこの観客達の中にいると私は確信している。この試みにおいて、東京フィルメックスは開拓者なのだ。
カット。
ニューヨーク、2003
アミール・ナデリ(映画監督)


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昨年(2002年12月)私は東京フィルメックスに審査員として招待され、大変光栄でした。香港映画界で20年以上も仕事している監督として、この体験は多くのことを私に教えてくれたと思います。気がつけばこれまで観た映画よりも、東京フィルメックスで観た映画からより多くのことを引用している自分がいます。つまり、そこで私たちはアジアに限らず、世界中の映画製作の最先端かつ示唆に富む潮流を体感することができるのです。
アン・ホイ(映画監督/香港)


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私にとって良い映画祭とは、映画の作り手が刺激を受け、観客と親密に対話し、共に映画の未来を垣間見ることのできる映画祭です。東京フィルメックスはその中でも最高の映画祭のひとつでしょう。
アピチャッポン“ジョー”ウィーラセタクン(映画監督/タイ)


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新たな挑戦が、面白く、没頭する価値のあるものとなるには、そこに矛盾がなければならない。なぜなら、矛盾とは人生の避けがたい一部だからだ。どうすればルーツを失うことなく、新しい豊かな創造力を花開かせることができるか。どうすれば主体性の喪失に苦しむことなく進化し続けることができるか。文化的遺産に恵まれた日本のような国で、それは間違いなく大きな挑戦だろう。一般的には安易な方法が定着しているように思われる。人々は現状維持、つまり古ぼけた時代遅れの方法に固執するか、もしくは自らの個性の本質を完全に放棄し、主体性の喪失を前に全面降伏するかのどちらかだろう。
東京フィルメックスがそのような安易な方法をとらなかった、ということは明らかだ。東京フィルメックスはその方向性における効果的なやり方を私に縮図的に示してくれ、それだからこそ私にとって最も魅力あるものなのだ。私の「一票のラブレター」(映画祭上映時タイトル「票の重み」)が初期の東京フィルメックスの一作品であったことを誇りに思う。私の東京フィルメックスへの第一印象は確かに矛盾したものだった。フィルメックスは、他の、特に欧米の映画祭の安易な模倣に陥ってはいないのだが、しかし、確実に、それらに匹敵するものにもなっているのだ。東京フィルメックスには独自性がある。その独自性は疑いなく日本的なものなのだが、最大の魅力はそれが若い日本、日本の未来を体現しているということだ。それは現在の日本、変容しつつある日本であり、過去の日本ではない。つまり新しい世代の展望である。東京フィルメックスを訪れることで、彼らがどこから来たのかを知ることはできるが、彼らがどこに向かっているのかを知ることはできない。この事こそが映画の世界を最もエキサイティングにし、映画体験を最も豊かにしてくれているのではないだろうか?
2003年夏
ババク・パヤミ(映画監督/イラン)


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規模は小さくとも、心は広く
寒空の下でも、ハートは暖かく
シンプルだけれども上質で、短期間とはいえ忘れがたい! 
デレク・チウ(映画監督/香港)


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東京フィルメックスは「右肩の天使」に二度目の命を与えてくれた。説明しよう。「右肩の天使」のワールドプレミアは2002年のカンヌ映画祭、「ある視点部門」であった。しかし製作面での問題により、映画は未完成のまま、カンヌ映画祭の直後に”お蔵入り”となったのだ。私は「もう二度とこの映画が公開されることはないかもしれない」とさえ思っていた。しかし東京フィルメックスは「右肩の天使」を選び、そこでの上映を強く主張した。彼らの真摯な態度、丁寧で度重なる要請は強力なサポートとなり、最終的に私は映画を完成させることができ、映画は再び息を吹き返した。普段は家にいる方が好きなのだが、私は東京に行くことをとても楽しみにし、また映画の二度目の、そして完成形でのプレミア上映をすることができうれしかった。東京フィルメックスがこれからも輝き続け、沢山の映画に生を与え続けることを望む。
ジャムシェド・ウスモノフ(映画監督/タジキスタン)


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東京フィルメックスはアジア映画にとって、東京で一番の映画祭でしょう。ここでは、貴重な古い映画や、また素晴らしい新作映画を見ることができ、そしてさらに、アジアで最も優秀な才能が集うのもここなのです。
ドナルド・リチー(映画史家/日本)


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東京フィルメックスはアジア、また全世界において、最もダイナミックで革新的な、新しい映画祭の一つです。
東京フィルメックスは毎年、アジアの国々から厳選された映画と独自性のあるレトロスペクティブといったプログラムを、観客参加型のトークセッション、セミナー、ディスカッションと共に提供しています。ディスカッションの多くが映画上映終了後の映画館で行われますが、それはとても効果的な慣例といえるでしょう。東京フィルメックスは外国からの訪問者にとって参加する意義のあるものです。なぜならここでは真の発見が生まれうるからです。また同時に、映画を愛する東京の観客達にとってもエキサイティングなイベントであります。なぜならこの映画祭以外では日本のスクリーンで上映される機会はないと思われる新たな映画を観ることができるからです。
東京フィルメックスは東京でもっとも素晴らしい映画イベントではないでしょうか。
その最大の魅力は、プログラムに一貫性があり、全上映作品を観ることができるところです。現行の多くの映画祭のように過剰な映画上映はなされていないのです。
東京フィルメックスの雰囲気はフレンドリーかつ、フレッシュで、エキサイティング、私たちを若返らせてくれ、かつその運営も素晴らしいものです。
東京フィルメックスの素敵な未来を願って!
ベルリン、2003年8月28日
エリカ・グレゴール、ウルリッヒ・グレゴール(前ベルリン国際映画祭フォーラム部門ディレクター)


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東京フィルメックスは私にとって「スモール・イズ・ビューティフル」の哲学を実践しているよい例である。つまり、小規模で質の高い、批評精神に満ちた、素晴らしいセレクションの映画を上映する親しみ深いイベントなのである。全上映作品を観ることができ、一人一人が、それぞれの映画について周りの映画好きの人と話し合うことのできる、真のシネアスト達の映画祭なのだ。ニルキ・タピオヴァーラ、岡本喜八、60年代ロシア映画などこれまでの特集上映もまた、驚嘆に値する。
ジェイコブ・ウォン(香港国際映画祭アジア部門プログラマー)


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東京フィルメックスには、一昨年の「受取人不明」の際に参加しました。とても斬新でフレッシュな作品の揃っている国際映画祭だという印象を受けました。それはヘルシーで新鮮な魚が集まっているという点で、私には来日時に立ち寄ってみた築地の魚市場のイメージと重なります。今年、また審査員として参加できることを大変うれしく、楽しみにしています。
キム・ギドク(映画監督/韓国)


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東京フィルメックスが、生まれたままの独創的な若さ、活動的かつ親しみ深い精神を保ち続けることを祈っています。
ニン・イン(映画監督/中国)


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Xは場所を刻む。TOKYO FILMeXはアジアのニューシネマが集う場所を刻む。
フィリップ・チアー(シンガポール国際映画祭ディレクター)


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東京フィルメックスは私の大好きな日本の映画祭であり、変貌を遂げつつある日本の映画文化に最も貢献しているだろう。東京フィルメックスは厳選された映画による、程よい規模のプログラムを上映し、さらにゲスト達は皆、対話を交わすのに値する人々である。フレンドリーで形式ばらずに運営されているので、映画は観やすく、ディスカッションは参加しやすく、また訪れる人々に出会いやすくなっている。参加しやすいということは、どんな映画祭においても大変重要な要素である。というのも実に多くの映画祭が組織だっておらず、官僚的で、エリート指向であるからだ。東京フィルメックスは日本、そしてアジアから新しい映画を発信していく上で素晴らしい貢献をしている。特に東アジアでは、世界の中でも興味深く革新的な映画が生み出され続けており、その発信は映画祭がなしうるまさにもっとも重要な貢献なのである。
トニー・レインズ(映画評論家/ロンドン)


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