東京フィルメックスニュース(10月10日号)

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特別招待作品

今年も映画の最先端を切り拓いてゆく、気鋭の監督たちのとびきりの新作と、優れた旧作のデジタルリマスター版をご紹介します。 いずれも強烈な作家性が発揮された、これらのバラエティ豊かな作品からは、映画の多彩さがうかがえるでしょう。 (日本語タイトル横の★=長編監督デビュー作)  
 


 

hotel by the river
『川沿いのホテル』 Hotel By The River 【オープニング作品】
韓国 / 2018 / 96分
監督:ホン・サンス(HONG Sang Soo)
漢江を望む閑静なホテルで、老詩人と二人の息子、傷心を癒すために宿泊した女性たちが繰り広げる何気ない会話の中に人生の機微、家族、老いといったテーマが投げかけられるホン・サンスの傑作。本年度ロカルノ映画祭で最優秀男優賞を受賞した。

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ash is purest white
『アッシュ・イズ・ピュアレスト・ホワイト』 Ash is Purest White 【クロージング作品】
中国・フランス / 2018 / 141分
監督:ジャ・ジャンクー(JIA Zhang-ke)
ヤクザな稼業で金を稼いでいるビンと、その愛人チャオ。裏社会に生きる男女の18年間にわたる関係を山西省、長江流域、さらに新疆にまで至る壮大なスケールで描いた作品。これまでのジャ・ジャンクー作品の集大成とも言える傑作。
© 2018 Xstream Pictures (Beijing) – MK Productions – ARTE France Cinéma
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tramway in jerusalem
『エルサレムの路面電車』 Tramway in Jerusalem
イスラエル、フランス / 2018 / 90分
監督:アモス・ギタイ(Amos GITAI)
様々な民族がモザイク状に混在して居住するエルサレムを東西に走る路面電車を舞台に、オムニバス風に緩やかにつながる幾つかのエピソードをコミカルに見せる作品。マチュー・アマルリックが外国人観光客の役で出演している。ヴェネチア映画祭で上映された。
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