「特集上映〜ガイ・マディン」ガイ・マディン監督 単独インタビュー
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今回の東京フィルメックスで、“世界で一番奇妙な映画”というタイトルでトークイベントが設けられたカナダの異才ガイ・マディンだが、彼の作る映画は、まさにイベント名どおりの不可思議さ。狂気と幻想、夢と現実が交錯するドラマをサイレント映画の形式にはめこみ、誰にも真似のできない世界を作り出すのがマディン作品である。東京フィルメックスでは特集企画として、「世界で一番悲しい音楽」「臆病者はひざまずく」「ドラキュラ/乙女の日記より」という最近の長編3本と、「シー・ボーイ・スラップ・パーティー」「ソンブラ・ドロロサ」という短編2編(「臆病者はひざまずく」に併映)を上映し、なかば伝説と化していたこの異才の才気を余すことなく紹介した。長年、日本公開作が途絶えていただけに、今回の上映で、その世界に圧倒された方も多いのではないだろうか。
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