監督:キーラ・ムラートワ(Kira MURATOVA)
1934 年ルーマニア生まれ。幼少期は外国映画の検閲を担当する官僚の母によって育てられる。「雪どけ」の世代として全ソ国立映画大学で映画を学ぶ。卒業後オデーサのスタジオに就任し、生涯オデーサで半世紀近くにわたり映画を制作した。初期の代表作『長い見送り』(1971)は検閲により上映を禁じられ、その後もたびたびソヴィエト政府から苛烈な抑圧を受けたが、ペレストロイカ期には超大作『無気力症シンドローム』(1989)で第 40 回ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞。ソヴィエト崩壊以降もウクライナ国民としてオデーサで映画製作を続け、ウクライナ国民栄誉賞などを受賞。2018 年にオデーサで逝去。