11/21(土)21:50 -丸の内ピカデリー
フランス / 2026 / 26分監督:ラッチャプーム・ブンバンチャーチョーク(Ratchapoom BOONBUNCHACHOKE)*No English subtitles (Japanese subtitles only)
2036年、ウイルスの流行で世界の牛がほぼ死に絶え、繁殖は人工授精に頼るしかない。タイで最後の種牛を所有する車椅子の農場主は、貧しい労働者ジョンが精液を搾り取る「儀式」に魅了され、その手に触れてほしいと切望する。
死んだ妻の魂が掃除機に憑依して蘇るという奇想天外な設定で労働搾取やクィア差別、政治的抑圧を指弾した『ユースフル・ゴースト』(2026)で鮮烈なデビューを飾ったラッチャプーム・ブンバンチャーチョーク。あえて短編に回帰した本作は、あの成功がビギナーズラックではなかったことを証明する。大胆な発想、不埒なユーモア、辛辣な批評眼はここでも健在。階級格差や権力の搾取構造をより私的で肉感的なスケールに置き換え、優雅な倒錯に満ちた独特の世界を展開する。ロカルノ映画祭でワールドプレミアされ、最優秀作家短編賞を受賞した。
監督:ラッチャプーム・ブンバンチャーチョーク(Ratchapoom BOONBUNCHACHOKE)
バンコクで生まれ育ち、チュラーロンコーン大学映画学科を卒業。タイの植民地主義の歴史を扱った短編3部作で注目される。タレンツ・トーキョーの修了生支援作でもある初長編『ユースフル・ゴースト』(2025)でカンヌ国際映画祭批評家週間のグランプリを受賞。
11/21(土)21:50 -
丸の内ピカデリー