上映作品 - 特別招待作品

獣たちの熱い夜 ある帰還兵の記録 / The Story of Woo Viet

11/23(月)16:05 -有楽町朝日ホール

11/28(土)21:15 -ヒューマントラストシネマ有楽町

香港 / 1981 / 92分
監督:アン・ホイ 許鞍華(Ann HUI)
*No English subtitles (Japanese subtitles only)

南ベトナムから香港に密航した元兵士ウー(チョウ・ユンファ)は、難民キャンプを脱走し、偽造旅券で渡米を目指す。その途上で出会った同じ境遇の女性サム・チン(チェリー・チャン)がマニラで人身売買組織に拘束される。彼女を救うため、ウーは裏社会に身を投じる。香港ニューウェーブの傑作サスペンスを4K修復版で上映。

来年で80歳になるアン・ホイ監督の初期の代表作。テレビドラマ『來客』(1978)から映画『Boat People』(1982)に至る「ベトナム三部作」の第2作にあたる。愛する人を救うため殺し屋となる元兵士の葛藤を当時25歳のチョウ・ユンファが好演。アクション指導をチン・シウトン、助監督をスタンリー・クワンが務める。本作の製作にあたり、監督と脚本のアルフレッド・チョンは香港の難民キャンプやマニラの中華街を訪ね、難民たちの生活空間に身を置いて越境者の体験を聴き取った。ギャング映画の骨法を備えた活劇に、主人公の内面を伝える手紙の朗読を重ねた多層的な語りは、ベトナム難民の心情を伝えるとともに、混乱を逃れ英国の植民地に流れ着いた香港人の歴史も映し出す。第1回香港電影金像獎の最優秀脚本賞受賞作。ヴェネツィア映画祭でワールドプレミアされた香港の美術館「M+」による4K修復版を上映する。

監督:アン・ホイ 許鞍華(Ann HUI)

1947年、中国遼寧省生まれ。幼少期に香港へ移住、香港大学卒業後に英国で映画を学ぶ。帰国後はキン・フーの助監督やテレビ番組の演出を経て、『瘋劫』(1979)で映画監督デビュー。難民、介護、ジェンダーなどの社会問題に敏感に反応しながら多彩な娯楽作を発表。『女人、四十』(1995)と『桃さんのしあわせ』(2011)は香港電影金像奨で作品賞など主要5部門を独占する「グランドスラム」を達成。2020年にヴェネツィア国際映画祭で名誉金獅子賞、今年の釜山映画祭で女性の地位向上への貢献を讃えるカメリア賞を受賞した。

上映スケジュール

11/23(月)16:05 -

有楽町朝日ホール

11/28(土)21:15 -

ヒューマントラストシネマ有楽町