11/25(水)16:25 -ヒューマントラストシネマ有楽町
11/29(日)09:55 -有楽町朝日ホールQ&A
ゲスト
リー・カンション(俳優・審査員)
台湾、チェコ / 2025 / 38分監督:ツァイ・ミンリャン 蔡明亮(TSAI Ming-liang)
秋のチェコ。東部の小さな町イフラヴァは、日暮れとともにひと気が消える。霧が漂う落ち葉の石畳を行者(リー・カンション)がゆっくりと歩く。その姿が、街の映画館のスクリーンに映し出される。無言の歩行を前に眠る客、途中で席を離れる客…。入れ子構造で新たな世界へ誘うシリーズ最新作。プラハ芸術アカデミーの学生たちがスタッフを務めた。金馬奨の最優秀短編ドキュメンタリー賞ノミネート作品。
「行者」シリーズは、唐代の僧・玄奘三蔵の姿と重ねられた行者(リー・カンション)が、様々な土地を極端に遅い速度で歩く様を追った連作映像。2012年に携帯電話会社の広告用に製作して以来、様々な映画祭や美術館などと協業しながら撮り継いできた。物語もセリフもなく、カメラは基本的に固定。音や光の変化だけが画面を動かす。 第11作の『微塵』はバスク地方特有の家並みや豊かな自然を多面的にとらえ、変わるものと変わらざるものを対比する。題名は「塵とは塵に非ず、ゆえに塵という」という金剛経の一節が由来。今年のヴェネチア国際映画祭 Venice Open部門でワールドプレミアされた。 『夜行』はチェコ最古の工業の町イフラヴァを舞台にした短編。イフラヴァ国際ドキュメンタリー映画祭の会期中にプラハ芸術アカデミーの学生たちとともに10日間で撮った。夢見るような街を慈しむとともに、映画へのオマージュにもなっている。11月22日発表の第63回金馬奨の最優秀短編ドキュメンタリー賞にノミネートされた。
監督:ツァイ・ミンリャン 蔡明亮(TSAI Ming-liang)
1957年、マレーシア生まれ。20歳で台湾に移住し、中国文化大学で映画と演劇を学ぶ。初長編『青春神話』(1992)で東京国際映画祭ヤングシネマ部門ブロンズ賞。第2作『愛情萬歳』(1994)がヴェネチア映画祭金獅子賞、第3作『河』(1996)がベルリン映画祭審査員グランプリを受賞し、国際的な評価を確立。ヴェネツィアの審査員大賞の第10作『郊遊 ピクニック』(2013)を最後に商業映画からの引退を宣言。2012年から続く『行者』シリーズなど、ミニマルな手法で独自の映像表現を追求する。
11/25(水)16:25 -
ヒューマントラストシネマ有楽町
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