監督:ニコール・ミドリ・ウッドフォード ( Nicole Midori WOODFORD )
シンガポール出身、監督・脚本家。ベルリナーレ・タレンツ、アジアン・フィルム・アカデミー、トリノ・フィルム・ラボ、タレンツ・トーキョーを修了。監督した短編作品はこれまで釜山映画祭、クレルモン=フェラン短編映画祭、シンガポール映画祭など多くの映画祭で上映された。シンガポール・日本合作である長編初監督作『Last Shadow at First Light(英題)』はトリノ・フィルム・ラボ、タレンツ・トーキョー、SEAFICに選出され、2023年のサンセバスチャン映画祭新人監督部門に選出された。
2020年には映画制作の実績に対して名誉あるヤングアーティスト賞を受賞。また、エリック・クーが製作を務め、高く評価されたHBOアジアのテレビシリーズ『フォークロア』セカンドシーズンの監督・脚本を務めた一人。これまでの作品におけるトラウマの探求は個人的な暴力から「トラウマを受けた背景」まで多岐に広がる。制作のプロセスは物理的な空間に自身を没頭させ、真実と記憶を呼び起こすために俳優との即興的な出会いをトレースする。