東京フィルメックスとは

ソン・ファン( SONG Fang / 中国 / 映画監督 )

宋方。中国江蘇省生まれ。ベルギーの国立演劇・映画学校INSASで映画演出を学んだ後、北京電影学院で映画監督修士課程を修了。卒業制作の短編『告別』(2008)がカンヌ映画祭シネフォンダシオン第2席に。初長編『記憶が私を見る』(2012)はロカルノ映画祭最優秀新人監督賞、東京フィルメックス審査員特別賞。日本で撮影した最新作『平静』(2020)はベルリン映画祭で国際アートシネマ連盟賞を受賞した。『ホウ・シャオシェンのレッド・バルーン』(2007)に映画監督志望の留学生役で出演。

ラモン・チュルヒャー( Ramon ZÜRCHER / スイス / 映画監督 )

1982年、スイス・ベルン州アーベルク生まれ。ベルン芸術アカデミーで視覚芸術の学位を取得、ベルリンのドイツ映画テレビアカデミー(DFFB)で映画演出を学ぶ。卒業制作の初長編『ストレンジ・リトル・キャット』(2013)はベルリン映画祭フォーラム部門に選出され、トロント、カンヌなどでも上映、ミンスク映画祭の新人作品審査員特別賞、ウィーン映画祭観客審査員賞などを受賞した。同作を製作した双子の兄弟のシルヴァン・チュルヒャーと製作会社チュヒャー・フィルムを2017年に設立。シルヴァンとの共同監督・共同脚本の長編2作『ガール・アンド・スパイダー』(2021)は、ベルリンのエンカウンターズ部門で監督賞と国際批評家連盟賞を獲得。再び単独監督した第3作『煙突の中の雀』(2024)はロカルノ映画祭コンペ部門でワールドプレミアされ、中国・平遥映画祭外国映画コンペ部門の作品賞、スイス映画賞の作品賞、脚本賞などを受賞した。現在は動物三部作とは方向性の異なる新作をシルヴァンとともに準備中。

マティアス・ピニェイロ( Matías PIÑEIRO / アルゼンチン / 映画監督 )

映画監督・脚本家。1982年、アルゼンチン・ブエノスアイレス生まれ。2011年よりニューヨーク在住。これまで、短編および長編映画がベルリン国際映画祭、トロント国際映画祭、ロカルノ国際映画祭、カンヌ国際映画祭、ニューヨーク映画祭で上映されている。作品は、シェイクスピア、サッフォー、D・F・サルミエント等の文学作品を題材にしている。ニューヨークのプラット・インスティテュートで映画を教えるほか、サン・セバスチャンのエリアス・ケレヘタ・ジン・エスコラの映画制作プログラムのコーディネーターも務めている。また、アンソロジー・フィルム・アーカイブなどで上映のプログラミングも手掛ける。現在はヘンリー・ジェイムズ作品の映画化とフランチェスコ・ペトラルカ作品を題材としたエッセイ・フィルムの企画を進めている。日本では、恵比寿映像祭2014でデビュー作の『盗まれた男』が上映されたのち、アテネ・フランセ文化センターとHappy Tentによるマティアス・ピニェイロ映画祭2014、2015、2017等で紹介されてきた。最新作の『You Burn Me』は2025年2月の恵比寿映像祭、11月の映画祭TAMA CINEMA FORUMでも上映。

観客賞

観客の投票により選出されます(対象作品はスケジュール確定後発表します)。

学生審査員賞

東京学生映画祭主催の「学生審査員賞」は3人の学生審査員がコンペティション部門の作品を対象に審査し、11月29日(土)の授賞式で最優秀作品を発表します。学生審査員の選任から、賞の運営までを東京学生映画祭の手で行います。

東京学生映画祭

熊谷萌花( KUMAGAI Moka )

愛知県立芸術大学
「バラのような君」
第36回東京学生映画祭 アニメーション部門入選

永山凜太郎( NAGAYAMA Rintaro )

映画美学校
「いえあおう」
第36回東京学生映画祭実写部門入選

Paula GEORGIEVNA

サイバー大学
東京学生映画祭ディレクター