監督:濱口竜介 ( HAMAGUCHI Ryusuke )
1978年、神奈川県生まれ。2008年、東京藝術大学大学院映像研究科の修了制作「PASSION」がサン・セバスチャン映画祭や東京フィルメックスに出品され話題に。その後は「THE DEPTHS』(10)『なみのおと」「なみのこえ」「うたうひと (11~13/共同監督: 酒井耕)、 「親密さ」(12)などを監督。15年、演技経験のない4人の女性を主演に起用した「ハッピーアワー」が、ロカルノ、ナント、シンガポールほか国際映画祭で主要賞を受賞。商業映画デビュー作「寝ても覚めても(18)がカンヌ映画祭コンペティション部門に選出され、共同脚本を手掛けた黒沢清監督作「スパイの妻<劇場版>』(20)はヴェネチア映画祭銀獅子賞(監督賞)を受賞した。2021年は「偶然と想像」が第71回ベルリン映画祭にて銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞、「ドライブ・マイ・カー」は第74回 カンヌ映画祭で脚本賞など4冠に輝き、米アカデミー賞でも作品賞、監督賞、脚色賞にノミネートされ、国際長編映画賞を受賞した。2023年は最新作「悪は存在しない」でヴェネチア映画祭の銀獅子賞 (審査員大賞)、国際批評家連盟賞を受賞している。