1949年生まれ。大島渚監督などの助監督を経て、83年『十階のモスキート』で劇場映画監督デビュー。同作は国内の数々の映画賞を受賞したほか、ベネチア国際映画祭にも出品され話題となった。その後、93年『月はどっちに出ている』で報知映画賞や日刊スポーツ映画大賞など53にわたる映画賞を独占したことで一躍脚光を浴びる。近年でも『刑務所の中』(02)でブルーリボン賞監督賞などを受賞した他、『血と骨』(04)では日本アカデミー賞最優秀監督賞ほか多数の賞を受賞。2007年には韓国映画『壽』(ス)を監督。また、盲導犬と人々のふれ合いを描いた『クイール』(04)は大ヒットを記録した。その他の主な監督作は『マークスの山』(95)、『犬、走る。DOG RACE』(98)、『豚の報い』(99)など。最新作は『カムイ外伝』(09)。現在、日本映画監督協会理事長、宝塚造形芸術大学教授。 |
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