2006年09月25日
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なお、発信したメールマガジンの内容は、この記事の下に貼付してありますので、ご参照ください。
先頃閉幕した第63回ベネチア映画祭(8/30-9/9)のコンペティション部門において、中国のジャ・ジャンクー監督「三峽好人(原題)」が、9日の授賞式で最高賞にあたる金獅子賞を獲得いたしました。同作品は、11月17日から26日の日程で開催される「第7回東京フィルメックス」でのオープニング作品としてプレミア上映が決定しています。
「三峽好人(原題)」は、中国映画の新世代を担うジャ・ジャンクーの長編劇映画5作目となる作品です。三峽ダムの底に沈む街の風景とその周りで生活する人々を背景として描き、離別した妻子に16年ぶりに会うために街にやってきた男と、2年間音信不通になっている夫を探し求めにきた女のそれぞれの物語です。映画祭開催期間中のサプライズ・フィルムとしてコンペティション部門への参加が発表され、世界の注目を集めました。
審査員は委員長のカトリーヌ・ドヌーヴを始めとして、韓国のパク・チャヌク監督など7名からなる国際的に活躍する映画人が務めました。
ジャ・ジャンクー監督の作品は第2作「プラットホーム」(第1回,2000年)、第3作「青の稲妻」(第3回,2002年)に続いての上映となります。