2005年01月25日
第34回ロッテルダム国際映画祭開催
2005/1/26-2/6 開催
今回から、従来の<長編劇映画部門>と<フーベルト・バルズ・ファンド作品(Hubert Bals Fund)>を変更し、3つの新設部門に再編成された。それにより、ロッテルダム映画祭の目指す、若々しい革新的な映画製作への支援、国際的な視野、作家主義の擁護をプログラムとしてより明確に打ち出している。
監督特集としては、フランスのブノワ・ジャコー、ロシアのYevgeni Yufit、また地域での特集として、ロシアのオルタナティブ映画特集、また、東南アジアをとりあげ、マレーシア、シンガポール、インドネシアなどのインディペンデント映画を特集する。
日本からの映画としては、タイガーアワード・コンペティションに『ある朝、スープは』(高橋泉)、クロージング上映作品に『ハウルの動く城』(宮崎駿)のほか、昨年の東京フィルメックス・コンペティション作品『おそいひと』(柴田剛)も上映される。
また、昨年の東京フィルメックスでの特集で再評価の機運が高まった内田吐夢監督の作品が7本上映される。海外にて異なる視点で見られることによって、内田監督の作品がどのように受けとめられていくのか今後の展開が期待されるところである。
(終了後に映画祭レポートをお送りします。)
※日本映画およびアジア映画の上映作品リスト
●Cinema of the Future: Sturm und Drang (※新設部門)
『おそいひと』(柴田剛)
『青い車』(奥原浩志)
『母モニカ-for a film unfinished』(三好暁、宮岡秀行)
『Barbecue (Shao kao)」(GENG Jun 中国)
『The Green Hat』(Liu Fendou 中国)
『My Generation』(Noh Dong-Seok 韓国)
『かわいい』(Kim Soo-Huyn 韓国)
『20fingers』(Mania Akbari イラン)
『Smoke & Mirror』(Farinaz K. Javan イラン)
●Cinema of the World: Time & Tide (※新設部門)
『69 Sixty Nine』(李相日)
『世界』(ジャ・ジャンクー 中国・日・仏)
『Season of the Horse (Ji feng zhang de ma) 』(Ning Cai 中国)
『Night Scene (Ye jing)』(Cui Zi'en 中国
『Delamu』(ティエン・チュアンチュアン 中国・日)
『Kings of the Sky』(Deborah Stratman 米・中)
『Amu』(Shonali Bose インド)
『The Killing (Hanan)』(Makrand Deshpaande インド)
『Chased by Dreams (Swapner din) 』(Buddhadeb Dasgupta インド)
『亀も空を飛ぶ』(バフマン・ゴバディ イラン)
『終わらない物語』(ハッサン・イェクタパナー イラン)
『Beautiful City (Shahre ziba) 』(Asghar Farhadi イラン)
『Underexposure』(Oday Rasheed イラク・独)
●Maestros: Kings & Aces (※新設部門)
『珈琲時光』(ホウ・シャオシェン)
『ハウルの動く城』(宮崎駿)クロージング上映
『花とアリス』(岩井俊二)
『誰も知らない』(是枝裕和)
『2046』(ウォン・カーウァイ 香港)
『3-Iron』(キム・ギドク 韓国)
『サマリア』(キム・ギドク 韓国)
『女は男の未来である』(ホン・サンス 韓国)
●Rotterdammerung
『隣人13号』(井上靖雄)
『Casshern』(紀里谷和明)
『IZO』(三池崇史)
『Survive style 5+』(関口現)
『ヴィタール』(塚本晋也)
『美しい夜、残酷な朝』(三池崇史、フルーツ・チャン、パク・チャ
ヌク)
『死亡寫真』(オキサイド・パン 香港)
●Cinema Regained
『血槍富士』(内田吐夢)
『浪花の恋の物語』(内田吐夢)
『飢餓海峡』(内田吐夢)
『恋や恋なすな恋』(内田吐夢)
『酒と女と槍』(内田吐夢)
『たそがれ酒場』(内田吐夢)
『血槍富士』(内田吐夢)
『妖刀物語 花の吉原百人斬り』(内田吐夢)
『ピンクリボン』(藤井謙二郎)
『Electric Shadows (Meng ying tong nian)』(Xiao Jiang 中国)
●S.E.A. Eyes
マレーシア、シンガポール、タイ、インドネシアなどのインディペン
デント映画を特集(短編含めて全90本程度を上映)
『Good Bye』(ジェームス・リー マレーシア)
『Tokyo Magic Hour 』(アミール・ムハマド マレーシア)
『Tropical Malady』(アピチャッポン・ウィーラセタクン タイ)
など
ロッテルダム国際映画祭公式サイト:
http://www.filmfestivalrotterdam.com/
投稿者 FILMeX : 2005年01月25日 18:00