雑誌「SAPIO」「ビジネスアスキー」にて映画紹介コーナー連載中!

隔週誌「SAPIO」と月刊誌「ビジネスアスキー」にて、東京フィルメックスのスタッフが映画紹介コーナーを担当しています。
ぜひ、お手にとってご覧ください。
★現在、発売中
「SAPIO」
9月9日発売号
  Vol.24『ナオキ』ショーン・マカリスター監督
「ビジネスアスキー」
8月24日発売号(10月号)
  『カムイ外伝』崔洋一監督
★8月に取り上げた作品
Vol.22『Clean(クリーン)』オリヴィエ・アサイヤス監督
Vol.23『グッド・バッド・ウィアード』キム・ジウン監督

第10回東京フィルメックス 映画祭ボランティア募集中!

■第10回東京フィルメックス 映画祭ボランティア募集中!■
第10回東京フィルメックスでは映画祭の運営を支えてくださる、
様々なボランティアスタッフを募集しています。【9/19締切】
映画を作る人・見る人の橋渡しとして、映画祭を盛り上げよう!
裏方は、実は地味で大変ですが、やりがいのある貴重な体験となるでしょう。
何事にも積極的に取り組んで、楽しい映画祭を一緒に作り上げましょう。
映画好きな方、イベント好きな方、何かやってみたい方、
やる気とお時間のある方のご応募を心よりお待ちしております!
【1】ボランティアの内容について
 –詳細は
A:運営班(事前広報や事務作業、会場運営業務)
B:ホスピタリティ班(来日ゲストのアテンド、ウィスパリングなど)
C:記録映像班(イベントの記録撮影、動画編集など)
D:広報デスク班(プレス受付など)
E:デイリーニュース班(WebデイリーニュースのQ&Aレポート執筆など)
※事前のミーティングや準備作業および映画祭期間中(11/21~29)に5日間
以上参加できる方。
【2】場所
会場(有楽町朝日ホール他)、東京フィルメックス事務局(赤坂)など
【3】支給
・交通費支給 ・開催中は時間帯によりお弁当支給
・公式カタログ1部 ・スタッフ証 ・スタッフTシャツ(予定)
・会期中に、上映作品の鑑賞が可能となる場合もあります。
(ただし、混雑する作品は不可。また、仕事優先となりますので、
 必ずしも希望作品を観賞する機会があるとは限りません)
【4】応募締切:9月19日(土)締切
※応募多数の場合は早めに締切とする場合もあります。
 メール選考のうえ、面接を受けて頂く方にはメールでご連絡します。
【5】応募方法
公式サイト
をご参照のうえ、ボランティア要項に従ってメールで応募して下さい。
【6】お問い合わせ
メールでへお願いいたします。
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特集上映、審査委員長、プレイベント決定のお知らせ

今年の2つの特集上映、プレイベント、審査委員長が決定いたしましたので、お知らせします。
なお、プログラムの詳細は9月中旬に発表予定です。
■特集上映
1.「ニッポン★モダン1930~もうひとつの映画黄金期」
特集上映「ニッポン★モダン1930~もうひとつの映画黄金期」
2.「ジャン=ピエール・メルヴィル特集~コードネームはメルヴィル」
特集上映「ジャン=ピエール・メルヴィル特集~コードネームはメルヴィル」
■プレイベント
「第10回記念 東京フィルメックスの軌跡~未来を切り拓く映画作家たち」
◎期間
 2009年10月31日(土)~11月6日(金)
◎会場
 シネマート六本木
ー過去の東京フィルメックス上映作品のうち、受賞作品を中心としてセレクト上映します。
プレイベント
■審査委員長決定!
いよいよ9月19日(土)より公開される、今年最大の話題作「カムイ外伝」。
その崔 洋一監督が今年のコンペティション部門審査委員長に決定しました。
審査委員長をお引き受けいただくにあたり、「どこにポイントをおいて選考されるか、どんな作品に出会ってみたいか」を語っていただきました。
審査委員長決定

第44回カルロヴィヴァリ国際映画祭レポート

第44回カルロヴィヴァリ国際映画祭レポート
<Another View — TOKYO FILMeX Presents>上映報告
チェコのカルロヴィヴァリ国際映画祭にて、Another View部門“東京フィルメックス・プレゼンツ”として、第9回東京フィルメックスの日本映画3本(『愛のむきだし』園子温監督、『ノン子36歳(家事手伝い)』熊切和嘉監督、『PASSION』濱口竜介監督)が上映されました。
各作品2回ずつ上映が行なわれ、いずれも満席となりました。学生を中心に若い観客層が多く、ストレートに映画を楽しんでいる反応の良さが見受けられました。セリフや画面に敏感にリアクションして、時折クスクス笑いも漏れ、作品が受け入れられている手応えを感じさせました。
熊切監督、濱口監督が映画祭に参加し、Q&Aを行いました。登場人物などについての素直な疑問や背景となっている日本社会に対する質問などが寄せられました。特に、『ノン子36歳(家事手伝い)』『PASSION』とも、キャラクターの設定として、安定した仕事を得ることが容易ではない若い世代が描かれていることについて、それまでの先入観とは違った日本の現状の一側面に触れたという驚きがあった様子で、「今の日本は本当にそうなのか?」という質問が出ました。
観客のノリの良さやリラックスした映画祭の雰囲気は、両監督にとっても新鮮な体験となった様子でした。日本から遠く離れたこの地でも素直に映画を楽しもうとする観客たちに出会ったことが刺激になり、今後の創作に向けてより一層の意欲をかき立てられていらっしゃいました。自作の上映やQ&Aを行なったのみならず、映画祭を堪能して、幅広いプログラムから様々な映画を見たり、地元名物の飲む温泉などを観光をしたり、充実した滞在となったことと思います。
また、両監督とも映画祭の中で見たお気に入りは、毎回本編前にかかる映画祭オフィシャル・トレーラーと語られていました。映画祭のトロフィーを題材にしての短編は、出演者も豪華で、完成度の高いコメディ仕立てになっているのも贅沢です。こうした映画祭側の粋な演出が、映画を楽しもうという雰囲気の盛り上げに一役買っています。
(報告者:森宗厚子)
※なお、キネマ旬報(8/22発売号)にて「カルロヴィヴァリ映画祭レポート記事」が掲載されます。
【カルロヴィヴァリ映画祭オフィシャル・トレーラー】
44th KVIFF Official Festival Trailer – Jiri Menzel
44th KVIFF Official Festival Trailer – Andy Garcia
※関連記事※
第44回カルロビバリ国際映画祭にて、東京フィルメックスで上映された日本映画3作品が上映されます
【概要】
第44回カルロヴィヴァリ国際映画祭(2009年7月3日~11日)
上映回数:464回
上映作品数:232作品
・劇映画:194本(長編181本/短編13本)
・ドキュメンタリー:38本(長編27本/短編11本)
IDパス登録者:1786人
内訳(監督:342人/映画業界:814人/プレス:628人)
映画祭パス:10,277枚
チケットの売り上げ数:131,293枚
カルロヴィヴァリ国際映画祭公式サイト(チェコ語、英語)
受賞結果のプレスリリース

雑誌「SAPIO」「ビジネスアスキー」にて映画紹介コーナー連載中!

隔週誌「SAPIO」と月刊誌「ビジネスアスキー」にて、東京フィルメックスのスタッフが映画紹介コーナーを担当しています。
ぜひ、お手にとってご覧ください。
★現在、発売中
「SAPIO」
8月5日発売号
  Vol.22『clean(クリーン)』オリヴィエ・アサイヤス監督
「ビジネスアスキー」
7月23日発売号(9月号)
  『ポー川のひかり』エルマンノ・オルミ監督
★7月に取り上げた作品
Vol.20『あんにょん由美香』松江哲明監督
Vol.21『未来の食卓』ジャン=ポール・ジョー監督

第10回東京フィルメックス公式サイトをリニューアルオープンしました。

今年のメインビジュアルも発表しております。
これまで映画祭が歩んできた10年の”軌跡”をカラフルに表現。道筋や流れをイメージして、10年間に紹介を続けてきた映画作家たちの勢いと同じく、ダイナミックに動きのある線で軌跡を描きました。同時に色とりどりの線は、映画作家たちの様々な作家性をも表しています。
10回目の祝祭性にぴったりの華やかさが演出されています。
サイト内の過去のアーカイブでは、デイリーニュースのテキストや動画などもご覧いただけます。
また、先行発表がある場合には、この公式サイトでお知らせしていきますので、どうぞブックマークをお願いいたします。事務局だよりや映画祭だよりなどは、RSSにも対応しています。
どうぞ第10回東京フィルメックスにご期待ください。

第62回カンヌ国際映画祭レポート


カンヌから「映画の未来」を見据える
スターが集う華やかさの一方で若い才能を支援する多くの企画
◆作品上映が最大の支援
 第62回カンヌ国際映画祭が先月開催された。メインのコンペ部門では常連が顔をそろえ、ミヒャエル・ハネケの『ザ・ホワイト・リボン』がパルム・ドール(最高賞)に輝いた。「例年よりも作品の水準が高い」という評判の中で、ベテランが実力通りの貫禄を見せ、気鋭の若手たちは意欲的な作品を発表して確かな一歩を踏み出した。そこには、未来を担う映画作家を積極的に支援する映画祭の姿勢がはっきりと見えた。
 当然ながら、作品を上映することが映画祭による最大の支援だ。もっとも注目を集めるコンペの他にも”ある視点”や”監督週間””批評家週間”など多くの部門があり、そこに並んだ作品にはきらめく可能性が秘められている。
 中でも注目は、1998年に創設されたシネフォンダシオン部門だ。カンヌの総代表ジル・ジャコブの肝いりで始められ、当初は学生による短編映画を上映する部門だった。映画学校から推薦された作品を上映し、審査を行い、一席を獲得した監督には長編1作目がカンヌの公式部門で上映されることが約束される。
 2000年からは新たに<レジデンス>が始まった。選抜された監督がパリに4か月半にわたり滞在、そこで企画開発や脚本執筆に取り組む。これは映画よりも美術の分野で広く定着している手法だ。今年のカンヌで「インディペンデンシア」「マニラ」の二本が上映されたフィリピンの異才ラヤ・マルティンもレジデンス出身だ。
 <アテリア>という企画マーケットも05年より開始。監督たちにプレゼンテーションの場が与えられ、製作会社や出資者とのマッチングを行う。今年の上映作品では、コンペの「顔」(ツァイ・ミンリャン/台湾)、ある視点のポルトガル映画「男らしく死ぬために」などが、2年前のアテリアに選ばれた企画だった。
◆花開く若い作家たち
 創設から12年を経て、これら3つの軸が有機的に機能し、一定の成果を挙げ始めている。その一例が近年勢いが目覚ましいルーマニア出身のコルネリウ・ポルンボイウだ。04年に短編がシネフォンダシオンで上映されて二席を獲得。翌05年にはレジデンスに選抜され、06年のデビュー作でカメラドールに輝いた。そして、2作目の「警察、形容詞」は今年のある視点で上映されて審査員賞、とまさにシンデレラストーリーを地で行く。「警察、形容詞」は官僚主義への痛烈な批判を、カメラの長回しや、繰り返しの演出によってユーモアでうまく包み込むことに成功した、特異な作品だ。
 もちろん、シネフォンダシオンはあくまでも「きっかけ」や「場」であり、それを活かすのは作り手次第だ。しかし、世界中から映画の目利きが集まるカンヌにおいて、スポットライトがあたるステージが用意されている魅力は何物にも替え難い。
 スターがレッドカーペットを上った先の、同じ建物の中でジーンズ姿の学生が、上映前にたどたどしい英語でスピーチをしている。数年後にはタキシード姿で、隣の会場に立っているかもしれない。一方で、この部門での日本映画の長い不在について考える。製作環境に恵まれた国だから、あまり気にされないのだろうか。
 だが、ここには資金だけではない、もっと多義的なチャンスが転がっている。そして、映画祭は「映画の未来」を見据えて彼らを待っている。
(報告者:岡崎 匡)

アルバイト募集を締め切りました。

映画祭事務局のアルバイト募集を締め切りました。
たくさんのご応募をいただきまして、有難うございました。
お送りいただいた方には、書類選考の上、順次ご連絡をいたしますので、いましばらくお待ちください。
ボランティアスタッフは、引き続き募集しております。
どうぞ奮ってご参加ください。