第19回東京フィルメックス ゲストイベント一覧

※朝日=有楽町朝日ホール、日比谷12=TOHOシネマズ 日比谷SCR12(東宝宝塚ビル地下)、スバル座=有楽町スバル座
※舞台挨拶は作品の上映前、Q&Aは作品の上映後に行います。
※10/30現在の予定のため、変更などがある場合がありますので、あらかじめご了承下さい。
※会期中に開催するスクエアでのイベントについては追って、内容が決まり次第、公式サイトでお知らせします。

日付 開演
時間
タイトル 種別 ゲスト 会場
11/17 12:20 「素敵なダイナマイトスキャンダル」 Q&A(20分) 冨永昌敬(映画監督) 日本 スバル座
15:50 「僕はイエス様が嫌い」 舞台挨拶 (約10分) 佐藤結良、大熊理樹、チャド・マレーン、佐伯日菜子(以上、出演俳優)
※奥山大史(映画監督)の舞台挨拶登壇とQ&Aはキャンセルとなりました。
日本 スバル座
18:30 「コンプリシティ」 舞台挨拶 藤竜也、赤坂沙世(以上、出演俳優)、近浦啓(映画監督) 日本 スバル座
Q&A(20分) 近浦啓(映画監督)
19:00 開会式 セレモニー(数分) ウェイン・ワン 日比谷12
ほか、到着している審査員  
「川沿いのホテル」 Q&A(20分) キ・ジュボン(主演俳優) 韓国
21:50 「草の葉」 舞台挨拶 キ・ジュボン(出演俳優) 韓国 日比谷12
11/18 14:30 「期待」 Q&A(20分) アミール・ナデリ(映画監督) 朝日
15:50 「空の瞳とカタツムリ」 舞台挨拶 (約10分) 縄田 かのん 中神 円 三浦 貴大 藤原 隆介(以上、出演俳優)
荒井美早(脚本家)、斎藤久志(映画監督)
日本 スバル座
Q&A(20分) 斎藤久志(映画監督)
19:10 「共想」 舞台挨拶 (約10分) 矢﨑初音、柗下仁美、櫻井保幸、大杉樹里杏、播磨誌織、村上春奈(以上、出演俳優)
篠崎誠(映画監督)
日本 スバル座
Q&A(20分) 篠崎誠(映画監督)
21:15 「名前のない墓」 Q&A(20分) リティ・パン(映画監督) カンボジア・フランス 日比谷12
11/19 15:20 「マンタレイ」 Q&A(20分) プッティポン・アルンペン(映画監督) タイ 朝日
18:40 「幻土(げんど)」 Q&A(20分) ヨー・シュウホァ(映画監督) シンガポール 朝日
浦田秀穂(撮影監督) 日本
11/20 12:30 「幸福城市」 Q&A(20分) ホー・ウィディン(映画監督) 台湾 朝日
15:50 「轢き殺された羊」 Q&A(20分) ペマツェテン(映画監督) 中国 朝日
18:50 「マジック・ランタン」 Q&A(20分) アミール・ナデリ(映画監督) 朝日
11/21 15:00 「シベル」 Q&A(20分) チャーラ・ゼンジルジ、ギヨーム・ジョヴァネッティ(映画監督) トルコ、フランス 朝日
18:20 「夜明け」 Q&A(20分) 広瀬奈々子(映画監督) 日本 朝日
11/22 15:20 「自由行」 Q&A(20分) イン・リャン(映画監督) 中国 朝日
18:40 「8人の女と1つの舞台」 Q&A(20分) スタンリー・クワン(映画監督) 香港・中国 朝日
21:15 「ロングデイズ・ジャーニー、イントゥ・ナイト(仮題)」 Q&A(20分) シャン・ゾーロン(プロデューサー) 中国 日比谷12
11/23 9:50 「ハーモニカ」 Q&A(20分) アミール・ナデリ(映画監督) 朝日
12:30 「アイカ(原題)」 Q&A(20分) セルゲイ・ドヴォルツェヴォイ(映画監督) カザフスタン 朝日
15:10 「華氏451 (2018)」 Q&A(20分) アミール・ナデリ(映画監督) 朝日
18:20 「エルサレムの路面電車」「ガザの友人への手紙」 Q&A(20分) アモス・ギタイ(映画監督) イスラエル 朝日
11/24 12:30 「盆唄」 Q&A(20分) 中江裕司(映画監督) 日本 朝日
岩根愛(写真家、企画・アソシエイトプロデューサー)
17:20 授賞式 セレモニー(40分) ウェイン・ワン(審査委員長/映画監督) 朝日
モーリー・スリヤ(映画監督) インドネシア
エドツワキ(イラストレーター、アートディレクター) 日本
ジーン・ノ(ジャーナリスト) 韓国
西澤彰弘 (東京テアトル株式会社・映画興行部長) 日本
学生審査員3名 日本
受賞者※予定  
11/25 13:40 「プラネティスト」 Q&A(20分) 豊田利晃(映画監督) 日本 朝日

国際批評フォーラム「映画批評の現在と未来を考える」開催

参加者&投稿者、募集中!

国際批評フォーラム「映画批評の現在と未来を考える」

東京フィルメックスでは、これまでに現代における映画と社会の関わりを探ってきました。今年は、先ず新聞の映画記者にお集りいただき、日本の映画批評の現在地を検証します。次に、海外の識者としてフランスから映画評論家でカンヌ映画祭批評家週間ディレクターのシャルル・テッソン氏を招き、講演を行ないます。そして今年も昨年同様、第19回東京フィルメックスの上映作品を鑑賞後、書かれた批評を一般から公募します。映画祭の最終日には、ふりかえりを行い、講師から講評していただきます。優れた批評は、映画祭期間終了後に、公式サイトで公表し、この国際批評フォーラムのレポート掲載と併せて、批評について考える機会を広げることも目指します。

第1回「ラウンドテーブル:映画担当新聞記者と語る」
日時:11/18(日)12:00-14:00
場所:有楽町朝日スクエア
登壇者: 藤井克郎(産経新聞)、石飛徳樹(朝日新聞)、勝田友巳(毎日新聞)、古賀重樹(日本経済新聞)、恩田泰子(読売新聞)

第2回「シャルル・テッソンによる基調講演」
日時:11月22日(木)18:30-20:00
場所:有楽町朝日スクエア
※日本語通訳付:
講演:シャルル・テッソン(フランス、映画評論家、カンヌ映画祭批評家週間ディレクター)*Charles TESSON

第3回「ふりかえりと合評会」
日時:11月25日(日)12:20-13:20
場所:有楽町朝日スクエア
登壇者:古賀重樹(日本経済新聞)、齋藤敦子(字幕翻訳家・映画評論家)

この国際フォーラムの一環として、第19回東京フィルメックスの上映作品を鑑賞して書かれた批評を一般から公募します。11月18日(日)と11月22日(木)に開催された国際批評フォーラムを受けて、フィードバックを実施します。一般から応募のあった批評の中から、映画祭事務局が事前選考を行ない、最終選考に進出した批評について講師2名に講評を述べていただきます。
優れた批評は、映画祭期間終了後に公式サイトで公表し、この国際批評フォーラムのレポート掲載と合わせて、広く批評について考える機会を広げることも目的とします。

◎批評投稿規定

対象作品:第19回東京フィルメックス上映作品(部門は不問)

内容:日本語であれば批評の形式は自由です(複数の上映作品や、映画祭上映作品以外と関連させて批評してもかまいません)。
文字数:2,000字以内

以下の必要事項を記入した上で、Word形式の原稿ファイルをEメールに添付し、メール本文にも同じ原稿を貼付して送信ください。
尚、提出された原稿の修正や変更・差替えはお受け出来かねますので、ご容赦ください。
————————
・必要記入事項
1、氏名:
2、ペンネーム(希望する場合):
3、メールアドレス:
4、25日(日)12時20分から開催されるフィードバックに参加可能か:出席/欠席/未定
5、映画祭の公式サイトへの掲載になった場合:同意する/同意しない

送信先:info@filmex.jp

投稿締切:2018年11月22日(木・祝)23:59

第19回東京フィルメックス 連携企画「インディペンデント映画と公的支援~日本の映画行政について考える~」

今年、映画「万引き家族」(是枝裕和監督)がカンヌ国際映画祭で最高賞を受賞しました。受賞直後から、万引きと貧困を題材にした内容が日本のネガティブなイメージを拡散すると懸念した層から、この作品が文化庁の助成を受けていることへの批判が上がり、公権力と文化助成の関係、その正当性について様々な議論が巻き起こりました。

そもそも、なぜ映画への公的支援があるのでしょうか。映画の多様性を守るため? でも私たちの税金を使う根拠は? 国に頼らないと作れない映画ってどうなの―?

フランスや韓国など諸外国の映画人に聞くと、映画への公的支援を獲得するために連帯して闘ってきた歴史があると言います。一方、日本では、映画への公的支援、とくにインディペンデント映画への支援については、これまでその必要性が深く議論、認知されてきませんでした。

このシンポジウムでは、第19回東京フィルメックス出品監督や審査員も交え、アジア諸国の実情と比較しながら、日本におけるインディペンデント映画と公的支援について考えます。映画製作に携わる人から、観る人、そして納税者まで、あらゆる立場から意見を出し合いながら、今後の映画行政の可能性、そして映画文化の公共性を探ります。

●Part.1 アジアの実情を知る 10:30-11:20

【ゲスト】
モーリー・スリヤ(Mouly SURYA/Indonesia)
[映画監督]
1980年生まれ。オーストラリアの大学でメディア芸術、文学、映画を学ぶ。監督デビュー作『フィクション。』(2008)に続く第2作『愛を語る時に、語らないこと』(13)はサンダンス、カルロヴィヴァリなど多くの国際映画祭に選ばれ、ロッテルダム映画祭でNETPAC賞受賞。第3作『殺人者マルリナ』(17)はカンヌ映画祭監督週間で上映後、世界の映画祭へ。第18回東京フィルメックスでは最優秀作品賞を受賞。本年東京フィルメックスの審査員。

ドゥウィ・スジャンティ・ヌグラヘニ(Dwi Sujanti Nugraheni/Indonesia)
[映画監督]
ジョグジャカルタ出身。ガジャ・マダ大学で政治学を専攻。地元NGO、国際NGOなどで働いた後、映画製作を始める。2003年以降、ジョグジャカルタ・ドキュメンタリー映画祭の運営に携わる。2007年には米国ケンタッキー州のコミュニティ・メディアセンター、2009年にはニューヨーク市の映画配給会社ウィメン・メーク・ムービーズにインターンとして勤務。初長編『デノクとガレン』(2012)が山形国際ドキュメンタリー映画祭2013アジア千波万波で上映。

【聞き手】
市山尚三(Shozo Ichiyama)
[映画プロデューサー/東京フィルメックス ディレクター]

●Part.2 日本の実情を考える 11:30-12:30

【ゲスト】
諏訪敦彦(Nobuhiro Suwa)
[映画監督/東京藝術大学大学院映像研究科教授]
東京造形大学在学中にインディペンデント映画の制作にかかわる。卒業後、テレビドキュメンタリーの演出を経て、97年に「2/デュオ」を発表し、ロッテルダム国際映画祭最優秀アジア映画賞受賞。「M/OTHER」でカンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞受賞。その他の主な作品に「H Story」「パリ・ジュテーム」(オムニバス)「不完全なふたり」「ユキとニナ」など。2018年ジャン=ピエール・レオー主演の新作「ライオンは今夜死ぬ」が公開された。

荒木啓子(Keiko Araki)
[ぴあフィルムフェスティバル ディレクター]
1990年PFF参加。1992年よりPFF初の総合ディレクターを務める。コンペティション「PFFアワード」を通して若き映画人の輩出や育成を積極的に行うと同時に、招待作品部門ではダグラス・サーク、ミヒャエル・ハネケのアジア初特集など、映画の過去と未来を伝える企画を実施。近年ではPFF関連作品のみならず、日本のインディペンデント映画の海外紹介にも力を入れ、日本映画の魅力を伝える活動を幅広く展開している。

近浦 啓(Kei Chikaura)
[映画監督]
2013年、短編映画「Empty House」で映画監督としてキャリアをスタート。第2作短編映画「なごり柿」は、クレルモン=フェラン国際短編映画祭に入選。第3作短編映画 「SIGNATURE」は、ロカルノ国際映画祭の短編コンペティション部門にノミネートされる。 長編デビュー作品となる「COMPLICITY」は、第43回トロント国際映画祭でワールドプレミア上映された。同作品は、第19回東京フィルメックス特別招待作品に選ばれた。

【聞き手】
深田晃司(Koji Fukada)
[映画監督/独立映画鍋 共同代表]

●Part.3 会場を交えてディスカッション 12:30-13:30

Part.1、2の登壇者全員のディスカッションと参加者のQ&Aを行います。
【総合司会】
土屋 豊(Yutaka Tsuchiya)
[映画監督/独立映画鍋共同代表]

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日 時:11月18日(日)10:00開場 10:30開始(13:30終了予定)
会 場:ビジョンセンター東京有楽町 C・D合同ルーム
東京都中央区銀座1-6-2 銀座Aビル3階
東京メトロ有楽町線 銀座一丁目駅(6番出口)から徒歩1分
料 金:一 般 1000円/映画鍋会員 500円
※予約不要・先着順/混雑状況によっては、立ち見や入場をお断りする場合もございます事を予めご了承下さい。

お問い合わせ:特定非営利活動法人独立映画鍋
070-5664-8490(11:00~18:00) info@eiganabe.net

ナデリ監督×入江悠監督 スペシャル対談トークショー

■日時:11月19日(月)開場17:10/トークショー開始17:30
■会場:有楽町朝日ホール スクエアB (東京都千代田区有楽町2-5-1有楽町マリオン11F)
■登壇者:アミール・ナデリ監督、入江悠監督
■入場無料 当日、先着順での入場となります。定員に達し次第、締め切りとなります。

1月17日(土)から25日(日)まで開催される第19回東京フィルメックスにて、特集上映が予定されているアミール・ナデリ監督。これを記念してスペシャル対談トークショーを行います。対談相手には、『SR サイタマノラッパー』『22年目の告白 私が殺人犯です』『ビジランテ』などを監督し、11月23日(金)から新作『ギャングース』の公開を控える入江悠監督。『ギャングース』を鑑賞されたナデリ監督が本作を気に入った経緯からこの対談トークショーが決定しました。このお2人での対談トークショーは初めての顔合わせとなります。お互いの作品の話から映画作りについてたっぷりと語って頂きます

【アミール・ナデリ Amir NADERI】
1945年、イランのアバダン生まれ。アッバス・キアロスタミやモフセン・マフマルバフらとともにイラン映画が国際的に脚光をあびるきっかけをつくった。テヘランでスチール・カメラマンとして活動後、「Khoda Hafez Rafig (Good Bye Friend)」(71)で映画監督デビュー。『ハーモニカ』(74)以降は主に児童青少年知育協会をベースに活動する。『駆ける少年』(86)、『水、風、砂』(89)は両作ともナント三大陸映画祭グランプリを受賞、世界的にも高く評価された。その後アメリカに移住、現在はニューヨークを拠点に活躍している。日本でも劇場公開された『マンハッタン・バイ・ナンバーズ』(93)、カンヌやサンダンスで上映された「A, B, C ... Manhattan」(97)、『マラソン』(02)はニューヨーク三部作として高い評価を得ている。東京フィルメックスでは『マラソン』の他、『サウンド・バリア』(05)、『ベガス』(08)、『CUT』(11)、「山<モンテ>」(16)を上映。『CUT』は日本、「山<モンテ>」はイタリアで撮影された。監督最新作「マジック・ランタン」(18)はヴェネチア映画祭で上映された。

【入江悠 Irie YU】
1979年、神奈川県生まれ、埼玉県育ち。03年、日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。自主制作による『SR サイタマノラッパー』(09)が大きな話題を呼び、ゆうばり国際ファンタスティック映画オフシアター・コンペティション部門グランプリ、第50回映画監督協会新人賞など多数受賞。その後、同シリーズ『SR サイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム』(10) 、『SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』(12)を制作。『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』(11) で高崎映画祭新進監督賞受賞。その他に、『日々ロック』(14)、『ジョーカー・ゲーム』(15)、『太陽』(17) 、『22年目の告白-私が殺人犯です-』(17)、『ビジランテ』(17)など話題作を次々と手掛けている。最新作『ギャングース』は23日公開。