世界の映画祭だより



2004年11月12日
【第5回東京フィルメックス ディレクターズ・トーク】

■新しいチャレンジの10本が揃ったコンペティション

林:一番大事なのは、東京フィルメックス・コンペティションというのはアジアの新進作家の10本ということになっていますよね。実際今年もそうなんだけど、事実、カンヌに出て賞をとったり、サン・セバスチャンでグランプリをとったり、ロカルノで賞をとった作品だったり、結果的に2004年の世界の映画の動向を如実に物語る10本を選んでいた、ということですね。私たちが選んだ後に他の映画祭での受賞が決まったものもあるんですが。国のバランス的にはイランのものが3本、韓国、中国のものが1本だけだったりとかいったことはあるんだけれども、この10本を観れば今の世界の動きは間違いなく見える。

市山:そうですね。

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投稿者 FILMeX : 18:00



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