Tangsir
イラン / 1973年 / 114分
監督:アミール・ナデリ(Amir NADERI)
サデク・チュバクの同名小説を映画化したナデリの監督第3作。舞台はイラン南西部のブシェーフル地方。慎ましい生活を送りつつ蓄財を勧めていたザール・モハメッドは、狡猾な商人たちの企みによってその全ての財産を奪われる。ザール・モハメッドは財産を取り戻すために不正を暴こうとするが、法律家や聖職者たちと結託した商人たちの前には無力でしかなかった。かくして全ての希望を失ったザール・モハメッドはライフルを手にし、自分を陥れた者たちを次々と殺害する……。鮮烈なバイオレンス描写が全編に炸裂する傑作。『ゲイサー』(69)でトップ・スターとなったベヘルーズ・ヴォスーギが怒りに燃える主人公を演じ、公開当時大ヒットを記録したという。
※日本初上映、日本語字幕のみ
1945年、イランのアバダン生まれ。アッバス・キアロスタミやモフセン・マフマルバフらとともにイラン映画が国際的に脚光をあびるきっかけをつくった。テヘランでスチール・カメラマンとして活動後、「Khoda Hafez Rafig (Good Bye Friend)」(71)で映画監督デビュー。『ハーモニカ』(74)以降は主に児童青少年知育協会をベースに活動する。『駆ける少年』(86)、『水、風、砂』(89)は両作ともナント三大陸映画祭グランプリを受賞、世界的にも高く評価された。その後アメリカに移住、現在はニューヨークを拠点に活躍している。日本でも劇場公開された『マンハッタン・バイ・ナンバーズ』(93)、カンヌやサンダンスで上映された「A, B, C ... Manhattan」(97)、『マラソン』(02)はニューヨーク三部作として高い評価を得ている。東京フィルメックスでは『マラソン』の他、『サウンド・バリア』(05)、『ベガス』(08)、『CUT』(11)、「山<モンテ>」(16)を上映。『CUT』は日本、「山<モンテ>」はイタリアで撮影された。監督最新作「マジック・ランタン」(18)はヴェネチア映画祭で上映された。
11/25『タングスィール』Q&A
2018.11.25
11/25『タングスィール』 Q&A
有楽町朝日ホール
アミール・ナデリ(監督)
市山 尚三 (東京フィルメックス ディレクター)
ショーレ・ゴルパリアン(通訳)
イラン / 1973年 / 114分
監督:アミール・ナデリ(Amir NADERI)
Tangsir
Iran / 1973 / 114 min.
Director: Amir NADERI
11/25『タングスィール』舞台挨拶
2018.11.25
11/25『タングスィール』 舞台挨拶
有楽町朝日ホール
アミール・ナデリ(監督)
市山 尚三 (東京フィルメックス ディレクター)
ショーレ・ゴルパリアン(通訳)
イラン / 1973年 / 114分
監督:アミール・ナデリ(Amir NADERI)
Tangsir
Iran / 1973 / 114 min.
Director: Amir NADERI