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第15回東京フィルメックス
オープニング作品『野火』(塚本晋也監督)に決定
第15回東京フィルメックスのオープニング作品が塚本晋也監督『野火』に決定いたしました。
『野火』は大岡昇平の同名の戦争文学の映画化で、9月6日まで開催された第71回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門にて、日本から唯一上映されました。本作は第二次世界大戦末期、フィリピンに攻め込んだ日本兵の彷徨を、田村一等兵の視点で描いています。塚本監督は、この企画を20年もの間にわたり構想し続け、ついに完成させました。「鮮やかな狂気と血に彩られ、戦争が地獄であることを思い出させる」(英・ガーディアン電子版)など、海外の評論家も絶賛しています。
ヴェネチア以降も、14日まで開催中のトロント映画祭WAVELENGTHS部門や、10月の釜山国際映画祭での上映も決定しており、世界中の映画ファンからも高く注目されています。
その『野火』が今年の東京フィルメックスのオープニング作品として、日本凱旋上映いたします。日本での劇場公開は2015年となるため、いちはやく鑑賞できる貴重な機会です。
『野火』(2014年/87分)
英題:Fires on the Plain
監督・脚本・編集・撮影・製作・出演:塚本晋也
原作:大岡昇平『野火』(新潮文庫)
出演:塚本晋也、リリー・フランキー、中村達也
配給:海獣シアター *2015年劇場公開予定
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