特集上映
ブラジルの独創的な映画作家ジョアキン・ペドロ・デ・アンドラーデ監督(1932-1988)を特集します。2008年は日本人がブラジルに移民してから100周年記念にあたり、友好の気運が高まっています。日本では、なかなか触れる機会が多くないブラジル映画の中でも、アンドラーデ監督作品を日本初上映します。

※プログラムとしては、3プログラム(5作品上映)
 ●『マクナイーマ』
 ●『夫婦間戦争』(※併映『キャットスキン』)
 ●『ガリンシャ』(※併映『シネマ・ノーヴォ』)
 となります。

現在、国際情報誌「SAPIO」で連載中の「THE WORLD FILMeX 映画を見れば世界がわかる」では、10/8発売号で「マクナイーマ」を林 加奈子ディレクターがご紹介しました。今回、その記事PDFをSAPIO誌のご厚意により転載させていただきましたので、ぜひ鑑賞のガイドにお役立てください。
(なお、コンペ部門特別招待作品は市山尚三プログラム・ディレクターが、蔵原惟繕監督特集はスタッフがご紹介しておりますので、そちらもあわせてご覧ください)
「SAPIO」連載「マクナイーマ」by 林 加奈子ディレクター(PDF)

※ジョアキン・ペドロ・デ・アンドラーデ作品のデジタル修復作業の経緯や、他の作品の資料について、駐日ブラジル大使館から翻訳の協力をいただきました。
アンドラーデ監督資料(PDF)

<ジョアキン・ペドロ・デ・アンドラーデ プロフィール>
1932年5月25日、リオデジャネイロに生まれる。大学在学中にシネクラブを組織し、映画の上映、批評、自主製作活動を行なう。59年に2本の短編ドキュメンタリーを発表した後、シネマ・ノーヴォの象徴的作品として知られるオムニバス映画『Favela Five Times』(61)の一篇、『キャットスキン』を監督。長編劇映画第1作『The Priest and the Girl』(65)を経て、第2作『マクナイーマ』(69)は批評、興行面ともに成功をおさめる。その後も劇映画、ドキュメンタリーの双方で活動するが、88年9月10日、56歳の若さで癌のため死去。生涯に5本の長編劇映画、2本の短編劇映画、7本の短編ドキュメンタリーを残した。2006年にはヴェネチア映画祭でデジタル復元版による回顧特集が組まれた。
[A]=有楽町朝日ホールでの上映/[C]=シネカノン有楽町1丁目での上映/[AF]=アテネ・フランセ文化センターでの上映
マクナイーマ Macunaima ▼作品詳細
マクナイーマ Macunaima 1969/105分

上映日時:22(土)14:00 [A]/12.6(土)18:00 [AF]
up
ガリンシャ - Garrincha, Joy of the People ▼作品詳細
ガリンシャ - Garrincha, Joy of the People 1963/58分

※併映「シネマ・ノーヴォ」

上映日時:28 (金) 14:10 [A]/12.6(土)13:30 [AF]
up
シネマ・ノーヴォ - Cinema Novo ▼作品詳細
シネマ・ノーヴォ - Cinema Novo 1967/30分

※併映「ガリンシャ」

上映日時:28 (金) 14:10 [A]/12.6(土)13:30 [AF]
up
夫婦間戦争 - Conjugal Warfare ▼作品詳細
夫婦間戦争 - Conjugal Warfare 1975/88分

※併映「キャットスキン」

上映日時:22(土) 21:15 [C]/12.6(土) 15:40 [AF]
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キャットスキン - Cat Skin ▼作品詳細
キャットスキン - Cat Skin 1960/13分

※併映「夫婦間戦争」

上映日時:22(土) 21:15 [C]/12.6(土) 15:40 [AF]
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