1932年5月25日、リオデジャネイロに生まれる。大学在学中にシネクラブを組織し、映画の上映、批評、自主製作活動を行なう。59年に2本の短編ドキュメンタリーを発表した後、シネマ・ノーヴォの象徴的作品として知られるオムニバス映画『Favela Five Times』(61)の一篇、『キャットスキン』を監督。長編劇映画第1作『The Priest and the Girl』(65)を経て、第2作『マクナイーマ』(69)は批評、興行面ともに成功をおさめる。その後も劇映画、ドキュメンタリーの双方で活動するが、88年9月10日、56歳の若さで癌のため死去。生涯に5本の長編劇映画、2本の短編劇映画、7本の短編ドキュメンタリーを残した。2006年にはヴェネチア映画祭でデジタル復元版による回顧特集が組まれた。 |