【追悼・寺尾次郎さん】

今週6月6日に、字幕翻訳家の寺尾次郎さんがお亡くなりになりました。

東京フィルメックスとのご縁では、映画祭期間中は、会場にも何度もご来場され、ゲストや他の来場の映画関係者と交流されていた姿が印象的です。加えて光栄なことに、東京フィルメックスでは毎年必ず上映作品の字幕翻訳を寺尾さんにご担当いただいていました。昨年の第18回東京フィルメックスでは特別招待作品で上映されたジャ・ジャンクー、ウォルター・サレス等が<時間>をテーマに参加したオムニバス「時はどこへ?」が、寺尾さんに字幕をご担当いただいた最後の作品になってしまいました。
また、現在では東京フィルメックスでも恒例のイベントとなっている「字幕翻訳セミナー」。2009年に初めて開催した際、イベントの発起人で中国語通訳・翻訳家の樋口裕子さん、アテネ・フランセ文化センターの赤松さんと共同で講師を務められたのも寺尾さんでした。現場の制作者、翻訳者による貴重な証言を詰めかけた聴衆と共有いただき、貴重な機会となりました。
突然のお別れとなり驚きとともに深い悲しみで一杯ですが、寺尾さんの東京フィルメックスへの長年のご厚情に感謝申し上げるとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
東京フィルメックス一同

【お知らせ】木下グループが東京フィルメックスを支援

このたび、開催中のカンヌ映画祭にて5月9日、木下グループが国際映画祭

「東京フィルメックス」を支援することが発表されましたのでご報告いたします。

発表会には木下グループを代表してキノフィルムズの武部由美子社長と東京フィルメックスの市山尚三プログラム・ディレクターが出席し、現地の映画祭に参加中の国内外の映画・メディア関係者に向け、今年11月に開催する国際映画祭「第19回東京フィルメックス」が木下グループの特別協賛の支援を受けて開催されることを発表しました。

市山プログラム・ディレクターコメント

「東京フィルメックスの新たな出発に際し、木下グループのご支援を得られることになりました。東京フィルメックスは、引き続き、創造性溢れる新たな才能を紹介していきます。」

*第19回東京フィルメックスは、2018年11月17日(土)〜25日(日)、有楽町朝日ホールほかで開催いたします(予定)。

 

*フィルメックスでは皆様からのご寄付を受付しております。
特例認定NPOのフィルメックスへの寄付は、税制優遇の対象になります。

2.寄付をして支援する

 

「タレンツ・トーキョー 2018」参加者募集のお知らせ

「タレンツ・トーキョー」は、映画監督やプロデューサーを目指すアジアからの参加者に、世界で活躍するためのノウハウや国際的なネットワーク構築の機会を提供する事業で、世界的に実績のある「ベルリン国際映画祭」と提携して実施しています。

このたび、開催概要が決まり、5月15日(火曜)から参加者の募集を開始しますので、お知らせいたします。詳細は、以下のリンク(英文)をご参照下さい。

TALENTS TOKYO 2018 CALL FOR ENTRIESSUBMISSIONS OPEN FROM MAY 15 TO JUNE 15

第19回東京フィルメックス開催のお知らせ

第19回東京フィルメックス開催のお知らせ

「第19回東京フィルメックス/TOKYO FILMeX 2018」は下記の通り開催いたします。

期間:2018年11月17日土曜日〜11月25日日曜日(予定)
会場:有楽町朝日ホールほか(予定)

上映作品等の詳細は、2018年10月に発表いたします。

※ご支援のお願い
東京フィルメックスは、アジアの映画作家を育てる国際映画祭を主催するNPO法人です。映画祭等の事業の実施や団体の運営などのNPO活動に対して、皆様のご支援をお願いしております。
特例認定NPOの当会への寄付は、税制優遇の対象となります。
ご支援は「こちら」をクリックしてください。

 

 

第18回東京フィルメックス実施報告

2017年11月18日(土)から11月26日(日)の会期で「第18回東京フィルメックス」を開催いたしました。
開催にあたりまして、大変多くの方々からご支援、ご協力を賜りましたこと、厚く御礼申し上げます。また、多くの方にご来場いただきましたこと、重ねて御礼を申し上げます。詳細につきましては、以下のご報告をご覧ください。来年は11月17日(土)から25日(日)の会期で「第19回東京フィルメックス」の開催を予定しています。
今後とも変わらずのご支援、ご来場をいただきますこと、心よりお願い申し上げます。

東京フィルメックス事務局


第18回東京フィルメックス 実施報告

詳細は以下からPDFをダウンロードしてご覧ください。

第18回東京フィルメックス実施報告

◎総合入場者数 12,113人
(前年=13,163人)

…日劇3でのレイトショーへの平均入場者数は22%増、昨年から導入したU-25割は13.6%増を記録し、観客層の入れ替わりが感じられた。ただし、メイン会場の朝日ホールは平均入場者数が3.3%減となり、総合入場者数は約1,000人減(8%減)となった。

◎劇場観客動員数(実数)    10,861人 (前年=11,977人)
 上映作品本数=25本       (前年上映作品本数=22本)

◎サイド・イベント       1,192人 (前年=1,186人)
(タレンツ・トーキョー、スクエア・イベント、フォーラムなど)

◎上映作品本数         (全25作品)

 コンペティション      9作品
 特別招待作品        8作品
 特別招待作品 フィルメックス・クラシック 2作品
 特集上映 ジャック・ターナー 2作品

 映画の時間プラス      4作品

◎登壇ゲスト数(のべ)     計63名

 コンペティション   10名
 特別招待作品     12名
 特集上映         2名
 タレンツ・トーキョー 23名
 審査員          5名

 フォーラム、トークショー 11名

◎受賞結果

・最優秀作品賞(2作同時受賞)

『殺人者マルリナ』(2017年/インドネシア、フランス、マレーシア、タイ)
監督:モーリー・スリヤ『見えるもの、見えざるもの』(2017年/インドネシア、オランダ、オーストラリア、カタール)
監督:カミラ・アンディニ※本年度の審査員特別賞は対象なし

・観客賞
『ニッポン国VS泉南石綿村』(2017年/日本)
監督:原一男

・学生審査員賞
『泳ぎすぎた夜』 (2017年/日本、フランス)
監督:ダミアン・マニヴェル、五十嵐耕平

・Filmarks賞
『泳ぎすぎた夜』 (2017年/日本、フランス)
監督:ダミアン・マニヴェル、五十嵐耕平

・タレンツ・トーキョー・アワード2017
「I wish I could HIBERNATE」(モンゴル)
ピュレヴダッシュ・ゾルジャーガル
・スペシャル・メンション
「Doi Boy」(タイ)
スパッチャ・ティプセナ

※授賞理由などの詳細は、「賞・審査員」ページをご覧ください。
「賞・審査員」

※タレンツ・トーキョー・アワード2017については、TT公式サイトをご覧ください。

国際批評フォーラム・フィードバック(合評会と振り返り)

11月26日(日)、有楽町朝日スクエアBで国際批評フォーラム・フィードバックが行なわれた。これは、11月19日(日)に行われた国際批評フォーラムを受けて、今回のフィルメックス上映作品に関する批評を一般から公募。映画祭事務局が選んだ批評に対して講師2名が講評するというもの。映画批評に関心を寄せる観客を前に、経験豊富なプロの視点から、様々な意見が寄せられた。
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授賞式

11月18日(土)から9日間にわたって開催された第18回東京フィルメックスの授賞式が、会期を1日残した11月25日(土)、有楽町朝日ホールで行われ、最優秀作品賞以下、各賞が発表された。今年はサプライズな展開もあり、これまでにないセレモニーとなった。
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『東京ヴァンパイアホテル 映画版』園子温監督Q&A

11月23日(木)、有楽町朝日ホールで特別招待作品の『東京ヴァンパイアホテル 映画版』が上映された。本作は、東京にあるホテル・レクイエムを舞台に、ヴァンパイア同士の生き残りを賭けた壮絶な戦いを描いた血まみれのハードバイオレンス。amazonプライムの配信用に制作された連続ドラマを劇場用に再編集した作品だ。上映後には園子温監督に加えて、サプライズゲストとして出演者の満島真之介さん、冨手麻妙さんが登壇。客席からの質問に答えてくれた。
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オープン・キャンパス「世界の映画祭を活用する広報戦略」

11月23日(木・祝)、有楽町朝日ホール11階スクエアBにて、「世界の映画祭を活用する広報戦略」と題したレクチャーが開催された。映画人材育成プロジェクト「タレンツ・トーキョー2017」の一環で、オープン・キャンパスとして一般公開されたもの。講師は、国際映画祭で活躍するコミュニケーション・ストラテジスト、フィルム・プレス・プラス代表のリチャード・ローマンドさんが務めた。
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