事務局からのお知らせ

第8回東京フィルメックスが終了いたしました。

お陰さまで第8回東京フィルメックスも無事に会期を終えました。
皆様のご支援ならびにご協力に感謝を申し上げます。
12月6日付のメールマガジンで、コンペティション受賞結果、観客動員数ならびにゲスト登壇数、林 加奈子ディレクタ―よりの総括などの結果報告号を発行いたしました。
以下に転載いたします。
(アドレスを登録しているのに届かなかった方には、アドレスの誤登録や受信設定などに不具合が生じていることが考えられます。再度、メールマガジンの登録を行うことをおすすめいたします)


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    第8回東京フィルメックス/TOKYO FILMeX 2007
    ■□2007年11月17日(土)~11月25日(日)□■
          有楽町朝日ホール他にて
    □■□■□■□■www.filmex.jp□■□■□■□■
—————————————- 映画の未来へ —–
*このメールニュースは、東京フィルメックスの公式サイトから購読希望の
申込みをされた方、ならびに過去の東京フィルメックスへ来場された方の
うち、アンケートにご記入頂いた方へお送りしています。
配信停止をご希望される場合は、お手数ですが下記URLからお手続き下さい。
 https://filmex.jp/cgi-bin/mailnews/index.cgi
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みなさまのご支援、ご協力のおかげを持ちまして、第8回東京フィルメックス
は11月17日から25日の会期を終了致しました。重ねて御礼申し上げます。
ここに受賞結果ならびに入場者数などの報告をさせていただきます。
また、映画祭を終えての総括についてディレクターより報告いたします。
来年、第9回の開催に向けて引き続きの御支援のほどを賜りますよう、
よろしくお願い申し上げます。
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<Index>
 1、第8回東京フィルメックス・コンペティション受賞結果
 2、第8回東京フィルメックス観客動員、登壇ゲスト数報告
 3、林 加奈子ディレクターより第8回開催への総括
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第8回東京フィルメックスは、次のパートナーシップのご支援、ご協力を
持ちまして会期を終えました。ここにお礼を申し上げます。
         特定非営利活動法人東京フィルメックス実行委員会
共催:朝日新聞社/J-WAVE/テレビ朝日
   (特集上映 山本薩夫監督特集)東京国立近代美術館フィルムセンター
   (特集上映 日印交流記念事業 リッティク・ゴトク監督特集)
   国際交流基金
支援:文化庁国内映画祭支援
特別協賛:大阪ガス/明治乳業
協賛:アニエスベー/[イエローテイル]/エールフランス航空/Kodak/
   バンダイビジュアル
補助:日本自転車振興会 補助事業
助成:日本万国博覧会記念事業
認定:企業メセナ協議会助成認定
特別協力:三菱地所/NECディスプレイソリューションズ/
     丸の内元気文化プロジェクト
協力:アテネ・フランセ文化センター/インターソース/映画美学校/
   オフィス北野/cut/角川映画/関東製畳/キングレコード/
   慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構/シネカノン/
   松竹/ディスクガレージ/東映/東宝/独立プロ名画保存会/
   MARUNOUCHI CAFE/三井ガーデンホテル銀座プレミア/六郎工房
また、60名(社)を超えるサポーターズ会員の皆様のご支援、並びにパートナー
の代理店の皆様のご尽力にも記して感謝申し上げます。
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■□□□1,第8回東京フィルメックス・コンペティション受賞結果
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【第8回東京フィルメックス受賞結果】
11月17日(土)より11月25日(日)まで有楽町朝日ホールをメイン会場に
開催された第8回東京フィルメックスにおいて、以下のように審査結果が決定
いたしましたのでお知らせいたします。
●東京フィルメックス・コンペティション 受賞結果
○最優秀作品賞
 「テヒリーム」
  監督:ラファエル・ナジャリ/イスラエル
  副賞として賞金100万円が監督に授与されます。
受賞理由;
  イスラエルに暮らす一般的な家庭に起こった父親の謎の失踪が、今日の世
  界が抱える普遍的な問題である「方向性の欠如」を浮き彫りにする。この
  物語を、人々が抱える問題として捉えるか、私的な物語として捉えるか、
  それとも今日のイスラエル社会の反映として捉えるかは、一人一人の手に
  委ねられる。国や宗教を超越し、独自な表現方法で語られている国際的な
  映画作品である。
ナジャリ監督受賞コメント;
  このような映画を作ることは非常に困難を極めましたので、制作会社、スタッ
  フ及び観客の皆さん、僕を信じてくれた友人たち、全ての人に感謝したいと
  思います。
    ***********************************
○審査員特別賞『コダック VISION アワード』
 「アイ・イン・ザ・スカイ」(原題)監督:ヤウ・ナイホイ/香港
    *配給:ツイン、博報堂DYメディアパートナーズ
  副賞としてコダック株式会社より8,000米ドル相当の生フィルムが監督に授
  与されます。
受賞理由;
  ヤウ・ナイホイ監督の演出力は、アジアの商業映画の中でも群を抜いている。
  キャラクター間の緊張を持続させる精巧なシナリオのリズムとテンポで、最
  後まで観客の目を離させない才能に、この賞を与える。
ヤウ監督受賞コメント;
  東京フィルメックスにお礼申し上げます。今回の受賞は『アイ・イン・ザ・
  スカイ』にとって初めての映画賞ですので、とても感慨深く思っております。
  この機会を借りて、制作に関わった全ての皆さんにお礼申し上げます。また、
  ジョニー・トーを始め、この映画のデリケートなテーマについてアドバイス
  をいただきました特別な友人達にも感謝いたします。『アイ・イン・ザ・ス
  カイ』の制作は映画撮影の困難に立ち向かう勇気をくれました。今回の受賞
  はこれからの映画制作において非常に大きな自信となります、どうもありが
  とうございました。新作をお見せすることができる機会を楽しみにしており
  ます。それでは、脚本書きに戻りますので、失礼します。
    ***********************************
○第8回東京フィルメックス・コンペティション審査員:
  イ・チャンドン(審査委員長/韓国/映画監督)
  ドロテー・ヴェナー(ドイツ/映画作家、ジャーナリスト、
    ベルリン映画祭<タレント・キャンパス>ディレクター)
  クリスチャン・ジュンヌ(フランス/カンヌ映画祭代表補佐)
  行定 勲(日本/映画監督)
  山崎 裕(日本/撮影監督)
    ************************************
○アニエスベー・アワード
 「Exiled 放・逐」監督:ジョニー・トー
      *提供:キングレコード
  副賞として株式会社アニエスベーサンライズより
  賞金20万円が監督に授与されます。
トー監督受賞コメント:
  今回は観客賞に選んでいただき、ありがとうございました。フィルメックス
  という、心から映画を愛している皆様から『Exiled 放・逐』への評価をい
  ただき、心からお礼申し上げます。
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□■□□2,第7回東京フィルメックス観客動員、登壇ゲスト数報告
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●総合入場者数 18,627人(前年=16,252人)*前年比=15%増
○劇場観客動員数(実数) 16,439人(前年=15,007人)
                 (上映作品数=37本、全64回上映)
 <内訳>
メイン会場(東京国際フォーラムホールC、有楽町朝日ホール)
               11,071人 (8日間 28回上映)
 フィルムセンター大ホール  3,543人 (8日間 24回上映)
  シネカノン有楽町1丁目  1,366人 (8日間  8回上映)
アテネ・フランセ文化センター  459人 (2日間  4回上映)
○サイドイベント(トークショー、インダストリー試写など)
              2,188人
●登壇ゲスト数 計67名
 <内訳> コンペティション 13名
      特別招待作品    8名
      特集上映      4名
      審査員       5名
      トークショー   37名
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□□■□3,林 加奈子ディレクターより第8回開催への総括
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みなさまのご支援、ご協力を持ちまして、第8回東京フィルメックスは、11月
17日から25日の9日間に亘る会期を無事に終了致しました。重ねてお礼申し
上げます。集計としては動員総数が18,627人となり、前年に比べて15%増を記録
しました。映画への熱い期待を持ったお客様に集まっていただける、よい雰囲気
の中での上映を重ねることが出来ました。
今年の観客動員の傾向としては、アンケート調査や集計から振り返りますと、初
めてご来場した方や当日券の売り上げも多く、ご招待券を活用していただいた方
よりも、意識を持ってご来場くださった方が如実に増えていました。これは質疑
応答の際にも明らかでしたが、上映後にもほとんどのお客様はそのままお席に残っ
て熱心に監督からの話を聞いてくださっていました。加えてご質問の鋭さと深さ。
監督たちは充実したやりとりに大変お喜びで、観客のみなさまから次回作への活
力をもらえたと口々にご満足をいただいていました。
「映画の未来へ」というコンセプトに沿って、今回初めて学生割引を導入してみ
ましたが、実際大いにご活用いただき、これまでよりも若い観客が会場に多く見
受けられました。既にシネフィルのみなさまはもちろん、これからのシネフィル
にも幅広く東京フィルメックスのプログラムをご紹介して行きたいという切望が
届いた実感を胸にしております。
初日に東京国際フォーラムホールCで欲張って決行しました2回の上映が大いに賑
わい、東京国立近代美術館フィルムセンターでの上映も243人増、座席指定を今年
初めて導入したシネカノン有楽町1丁目でのレイトショーは29人増、メイン会場
の有楽町朝日ホールでも週末を中心に増加が見られました。昨年に引き続きの4
会場すべてにおいて、前年を上回る動員を記録した事になります。また、2日間
追加上映として新しく会場に加わったアテネ・フランセ文化センターでのリッティ
ク・ゴトク特集でも、映画祭の熱気を持ち越した若いお客様で賑わい、大変な盛
況となりました。
映画上映のみならず、今年はトークイベントにも力を尽くしました。有楽町朝日
ホールスクエアBでの、上映の幕間に組み込んだトークイベントもさることながら、
MARUNOUCHI CAFE で連日「それぞれのシネマ」と題して文学、音楽、美術、など
幅広い文化のオピニオンリーダーにトークをお願いし、温かな雰囲気の中で映画
の楽しみ方を紐解いていただけるきっかけ作りを演出できました。映画教育や映
画祭の可能性なども含めて活発なトークイベントに熱心にご参加くださったみな
さまにも深く感謝申し上げます。
広報面では審査委員長のイ・チャンドン監督はもちろん、ジェイシー・チェン、
ハナ・マフマルバフ、アンジェラ・マオといったマスコミの注目度の高いゲスト
への取材申し込みが多く、テレビ地上波からのリクエストが激増しました。開催
前の動きよりも期間中に取材が急増したのは、作品をご覧になったプレスの心を
動かした模様です。やはり映画祭の命は質の高いプログラムです。よい映画を応
援すべく開催している東京フィルメックスですが、現実には良い映画に支えてい
ただいていることを実感する日々となりました。
受賞結果としては、最優秀作品賞にイスラエルの「テヒリーム」(ラファエル・
ナジャリ監督)、審査員特賞コダック VISION アワードには香港の「アイ・イ
ン・ザ・スカイ(原題)」(ヤウ・ナイホイ監督)が決まり、イ・チャンドン委
員長を初めとする審査員の方からもコンペ部門の質の高さについて言及いただき
ました。「映画の未来へ」を合言葉に10本のコンペ作品を上映しましたが、イ・
チャンドン監督からも「どれも非常に完成度が高く、映画の『品格』というもの
を強く感じた。このような作品を選んだ東京フィルメックスの妥協を知らないそ
の精神に感謝する」との総評をいただけ、身の引き締まる思いでございます。
アニエスベー・アワードは結果としては「Exiled 放・逐(原題)」に決まりまし
たが、今年は全体的に高得点の作品が多く、「接吻」「アイ・イン・ザ・スカイ」
「ドラマー」「それぞれのシネマ」などなどが高い得点で競っていて、如実に観
客のみなさまの満足度が伺えたのは嬉しい限りです。
*)山本薩夫特集上映
東京国立近代美術館フィルムセンターとの共催事業として、海外からも期待が高
まっている特集上映は、通常のフィルムセンターの上映よりも若い観客が増え、
毎回多くの観客による賑わいを見せました。また業界関係者以外の東京在住の外
国人の姿も目立ちました。日本映画を英語字幕付きで、加えてフィルムセンター
大ホールというよい環境で見られる機会を活用していただけたかと喜んでおりま
す。この山本薩夫特集の海外展開については現在調整中でございますが、大いに
手ごたえを感じております。
*)リッティク・ゴトク特集上映
国際交流基金との共催事業として、かねてからの念願だったこの伝説的な巨匠の
上映が実現できました。開催期間中には有楽町朝日ホールで3本をそれぞれ1回
ずつとシネカノン有楽町1丁目で1本をレイトショー上映、会期後にもアテネ・
フランセ文化センターで2日間に亘って上映し、これら4作品が日本初上映となっ
たことへの高い関心と良い評価をいただきました。スクエアBで開催したシンポジ
ウムも盛況で、興味の深さが伺われました。
*)『New Cinema from Japan Screenings
            / 日本映画新作試写会&DVDライブラリー』
これは東京フィルメックスのために来日する海外の映画関係者(バイヤー、映画
祭プログラマーなど)、また外国のプレスのみを対象にした限定プログラムで、
カンヌ、ベルリン、プサン、台北、チョンジュ、ヘルシンキ映画祭などの映画祭
関係者が集まりました。東京フィルメックスのラインナップとは別に力ある日本
映画の最新作を、ユニジャパン(財団法人日本映像国際振興協会)との共催で、
英語字幕付きで紹介する試みで今年で5回目を数えます。4日間に亘った会期中、
10作品のDVD試写が行われ、DVDブースには51本がストックされ、65回視聴されま
した。
特に今年は、ヴァラエティ・ジャパンがランチのご提供をしてくださり、上映だ
けでなく交流の場も作られ、恒例となった企画がより充実しました。活用者も激
増し例年を上回る注目を集めて、来年の国際映画祭への足がかりの場としての大
役を果たせたかと存じます。既に来年の国際映画祭で上映希望やご招待状が各プ
ロダクションに届いているという朗報を耳にしております。
*)関連企画
フィルメックスからの展開として関連企画も賑わいました。
1.日韓学生共同制作映画上映および日韓交流シンポジウム「アジア映画の未来」
東京藝術大学創立120周年記念企画として国際フォーラムホールDにて上映会とシ
ンポジウムが開催されました。
2.六本木シネマートでのアンジェラ・マオ特集上映
「アンジェラ・マオ 女活殺拳」のデジタルリマスター版での上映に合わせて、
引退後久しく姿を見せていらっしゃらなかったアンジェラ・マオさんがニューヨ
ークからご来日くださり、トークイベントと上映前の舞台挨拶をしてくださいま
した。キングレコードが12月1日からこの上映と連動してアンジェラ・マオ特集
上映を開催されます。
*)ボランティア100名の尽力
ホスピタリティーでは英語のみならず特殊言語能力を有するスタッフが映画祭で
は必要です。運営周りも含めて、ゲストや観客へのおもてなしの心を大事にして
くださる100人のボランティアスタッフが集結し、会場のあたたかな雰囲気作
り、仮設事務局でのゲストケア、空港送迎、プリント運搬、カタログ販売など、
細やかな気配りの溢れる方々に大いに助けていただきました。トレーニングには
2ヶ月を掛けていますが中には毎年続けてくださる方も何人もいらして、大いに
助かりました。ちなみに第2回東京フィルメックスでは40人だった事を思い起こ
すと、笑顔で対応してくださった100人のみなさまには感謝の言葉も見つからな
いほどに感無量です。
*)公式記録、デイリーニュース
Q&Aの模様を速やかに公式サイトのデイリーニュースにまとめてアップし、臨場
感溢れる質疑応答の様子をいち早くご報告できる体制が確立できました。また、
昨年に引き続き慶応大学DMC機構のご協力を得て、動画配信+ポッド・キャスティ
ングが成就しました。期間中の記録班の活躍と迅速な編集作業によって、動画配
信も速報性を持ってお楽しみいただきました。
ゲストをお見送りの際に「良い作品を作り続けてください」とお願いしましたら、
「フィルメックスも続けてくださいね」と返答を受けました。一般の観客のみな
さまからも笑顔と共に温かな反応を頂戴し、重ねて感謝申し上げます。これらの
うれしい声を励みに、また来年以降も精進していく所存でございます。
どうぞみなさま、引き続きの力強いご支援、ご協力をいただけますよう、お礼と
ご報告と共に、重ねてお願い申し上げます。
林 加奈子、東京フィルメックス
映画祭ディレクター
———————————————————–
●第8回東京フィルメックス●
2007年11月17日(土)-25日(日)
有楽町朝日ホール 他 にて
 ↓↓↓ ↓↓↓ ↓↓↓
○第9回東京フィルメックス○
2008年11月22日(土)-30日(日)*予定
有楽町朝日ホール 他 にて
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▽東京フィルメックス事務局
 URL:https://filmex.jp
E-mail:info@filmex.jp
〒107-0052
 東京都港区赤坂5-5-11 赤坂通り50番ビル3F
TEL:03-3560-6393 FAX:03-3586-0201
———————————
※この登録に心当たりのない場合や登録を解除したい場合は、
 お手数ですが、下記のページにてお手続きください。
https://filmex.jp/cgi-bin/mailnews/index.cgi
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  新しいアドレスをご登録ください。
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(c)TOKYO FILMeX


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