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【タレンツ・トーキョー】本年度の参加者を発表しました

映画分野の人材育成事業「タレンツ・トーキョー2017」講師・参加者決定、
修了生向け「ネクスト・マスターズ・サポート・プログラム」選抜企画発表
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映画分野における人材育成事業「タレンツ・トーキョー」は、アジアの若手の映画監督やプロデューサーに、世界で活躍していくためのノウハウや国際的なネットワークを構築する機会を提供するものです。世界的に実績のある「ベルリン国際映画祭」と提携して実施しています。

近年、世界の主要な映画祭において、修了生たちの活躍がめざましい本プロジェクト。
今年は11月20日(月)-25日(土)までの6日間の日程で行います。

このたび応募選考の結果、15名の参加者(タレンツ)が決定しました。
メイン講師には、ペンエーグ・ラッタナルアーン氏、チェドミール・コラール氏、フレデリック・コルヴェズ氏の3名を迎えます。

また、修了生対象のプログラム「ネクスト・マスターズ・サポート・プログラム」では、タレンツ・トーキョー修了生を対象に、a) 企画開発ファンド:製作前の企画を実現するための支援(上限100万円)、b)プロモーションファンド:完成間近の作品を後押しする支援(上限50万円)の2種類の資金援助を実施しています。

詳細については、以下1~3をご参照ください。
1 「タレンツ・トーキョー2017」メイン講師(以下1のとおり)
2 「タレンツ・トーキョー2017」参加者(タレンツ)(以下2のとおり)
3 ネクスト・マスターズ・サポート・プログラム選抜企画(以下3のとおり)

<開催概要>

名称:Talents Tokyo 2017/タレンツ・トーキョー 2017(略称:タレンツ・トーキョー)
会期:平成29(2017)年11月20日(月)~11月25日(土)
会場:有楽町朝日ホール他
公式サイト:http:// talents-tokyo.jp
主催:東京都、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、
国際交流基金アジアセンター、タレンツ・トーキョー実行委員会(東京フィルメックス)
協力:ゲーテ・インスティトゥート / 東京ドイツ文化センター
提携:ベルリナーレ・タレンツ(ベルリン国際映画祭)
事業に関する問合せ先:実行委員会事務局 TEL: 03-3560-6393
(*本事業は、平成22年度は「ネクスト・マスターズ・トーキョー」、翌23年度から25年度は「タレント・キャンパス・トーキョー」、26年度より「タレンツ・トーキョー」の名称で実施しています。)

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「タレンツ・トーキョー 2017」 メイン講師

ペンエーグ・ラッタナルアーン(監督)
バンコク生まれ。
1997年、今までのタイ映画の型を破った長編作品『ファン・バー・カラオケ』で監督デビュー。1990年代後半~2000年代初期のタイ映画界ニューウェーブのパイオニアとして知られる。監督した作品のうち『6ixtynin9 シックスティナイン』(1999年)、『わすれな歌』(2001年)、『地球で最後のふたり』(2003年)、『ヘッドショット』(2011年)の4本はそれぞれオスカー外国語映画賞部門にタイ代表としてエントリーされた。数々の作品が世界のメジャーな映画祭で上映され、世界各国で配給されている。

 

チェドミール・コラール(プロデューサー)
クロアチアの湾岸都市リエカ(旧ユーゴスラビア)生まれ。
ベオグラード・アカデミーのドラマティック・アーツ学部にて映画プロダクション
を専攻、卒業。1991年よりパリのNoe Productions社にプロデューサーとして勤務する。手掛けた作品には、『ビフォア・ザ・レイン』(ミルチョ・マンチェフスキ監督/1996年)、『祖国アフリカ』(イドリッサ・ウエドラオゴ監督/1986年)、『Kini and Adams』(イドリッサ・ウエドラオゴ監督/1997年)、『As you like me』(Carmine AMOROSO監督/1997年)、『Train of Life』(Radu MIHAILEANU監督/1998年)、『あの娘と自転車に乗って』(アクタン・アリム・クバト監督/1998年)、『旅立ちの汽笛』(アクタン・アリム・クバト監督/2001年)、『ノー・マンズ・ランド』(ダニス・タノヴィッチ監督/2001年)などがあり、オムニバス映画『11’09”01/セプテンバー11』に収録されている、ダニス・タノヴィッチ監督の短編をGalatee films社とStudio Canal社でプロデュースする。2003年には、パリを拠点にした制作会社、A.S.A.P Films社をダニス・タノヴィッチ監督とマーク・バシェ氏と共に立ち上げる。

フレデリック・コルヴェズ(ワールド・セールス)
Sony Pictures Intl社とCanal +社のEquinoxeでキャリアをスタートさせ、国際共同製作を担当する。また、Studio Canal社を牽引するメンバーの一人として、配給会社Kanpai Distributionの創設に貢献する。その後MK2社やCelluloid Dreams社とも関わるようになり、テレビ部門を指揮、発展させる。2004年、UMEDIA/UDI- URBAN DISTRIBUTION INTERNATIONAL社を創設。2006年には編集、ミックス、ダビング、字幕に特化したポストプロダクション会社GOMEDIA社を創設する。2011年、URBAN FACTORY社を立ち上げ、長編映画の国際共同製作などを手掛けている。

 

また、今回のプログラムにはベルリン国際映画祭(ベルリナーレ・タレンツ)より、クリスティーネ・トロストルム氏(プロジェクト・マネージャー)も参加いたします。

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「タレンツ・トーキョー2017」 参加者(タレンツ)

監督:
Myna PARAMITA (インドネシア)
三間旭浩(日本)
空音央(日本)
Yana LEKARSKA(韓国)
Bradley LIEW(マレーシア)
Zoljargal PUREVDASH(モンゴル)
Maung Maung Yee Nan Thike(ミャンマー)
John Paul Geoffrey SU(フィリピン)
Zhi Wei JOW(シンガポール)
Nicole Midori WOODFORD(シンガポール)
LAN Yi-Tzu(台湾)
PHAM Ngoc Lan(ベトナム)

 

プロデューサー:
登山里紗(日本)
Stefano CENTINI(台湾)
Supatcha THIPSENA(タイ)

*氏名(国名)
*タレンツ名は国名のアルファベット順で表示しています。
*平成29年10月4日時点の情報であり、変更になる可能性があります。

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ネクスト・マスターズ・サポート・プログラム 選抜企画:

a)企画開発ファンド

Mauricio OSAKI(TT2015年修了、ブラジル)<The Paths of My Father>
Kavich NEANG(TT2016年修了、カンボジア)<White Building>
LI Shanshan(TT2012年修了、中国)<Get Settled!>
MO Jinjin(TT2016年修了、中国)<Go Ashore>
木下雄介(TT2016年修了、日本)<Synchronicity>
Sein Lyan Tun(TT2016年修了、ミャンマー) <White in Blood>
Alyx Ayn ARUMPAC(TT2015年修了、フィリピン)<Aswang>
Bianca BALBUENA(TT2012年修了、フィリピン)<Motel Acacia>
Armi Rae CACANINDIN(TT2013年修了、フィリピン)<Whether the Weather is fine>

*氏名(TT修了年, 国名)<企画名>
*受賞者名は国名のアルファベット順で表示しています。
*平成29年10月 4日時点の情報であり、変更になる可能性があります。


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