2005年05月09日
第44回「批評家週間」ラインアップが発表された。
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第37回カンヌ映画祭 監督週間ラインナップが発表された。
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カンヌ映画祭事務局より5月3日付で公式プログラムの追加(及び変更)が発表された。追加(及び変更)は以下の通り。
○コンペティション部門
ホン・サンス 『Keuk Jang Jeon (Tale of cinema)』
○「ある視点」部門
青山真治『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』
La浜a Marrakchi 『Marock』
小栗康平『埋もれ木』(ノガ・ヒルトン劇場にて、公式部門と「監督週間」部門が共同で上映)
○特別上映
ヤン・クーネン 『Darshan ミ l'Etreinte』 (ドキュメンタリー)
ジャン・リュック・ゴダール 『Morceaux choisis des Histoire(s) du cin士a』(公式部門と「批評家週間」が共同で上映)
Anibal Massaini Neto 『Pel Eterno』 (ドキュメンタリー)
以上。
第58回カンヌ国際映画祭の公式部門のラインアップが発表された。
http://www.festival-cannes.fr/
今年のコンペティション部門でまず目を引くのは、ラース・フォン・トリアーやダルデンヌ兄弟といったカンヌと関係の深い監督たちの作品がラインアップの多くを占めていることである。この傾向は、その半数以上がコンペ初参加だった昨年のラインアップからのゆり戻しという側面が強い(ということを主催者自らが半ば認めている)が、その中にあって、アジアからは、侯孝賢を除けばコンペに初参加の監督たちの作品が顔を揃える、という結果となった。他の部門に目を向ければ、コンペでの常連組重視のバランスをとってか、「ある視点」部門は出品作の約半数が初監督作品という非常にフレッシュなラインアップとなっており、この部門の存在意義が今一度確認できる内容となっているのが注目に値する。加えて、『スター・ウォーズ』シリーズの最新作にしてラスト作である『シスの復讐』を特別上映するなどして映画祭に派手さを加える一方、例えばカンボジア出身の映画作家リティ・パニュの新作を他方で堅実に上映するなど、“カンヌ”の懐の深さを改めてアピールするようなラインアップになっているといえる。あとは、実際の作品がそれぞれどのように評価され、受け入れられるかである。(文=神谷直希)
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