2009年01月31日
第38回ロッテルダム国際映画祭が、現在開幕中です。第9回東京フィルメックスで上映された「ノン子36歳(家事手伝い)」と熊切和嘉監督も参加しています。事務局スタッフによる紹介記事を「世界の映画祭だより」に掲載中ですので、どうぞご覧ください。
これまでの東京フィルメックスで上映された2作品が、今週末の1月31日(土)より東京を皮切りに劇場公開されます。
第8回(2007年)のコンペ部門で上映され、見事に審査員特別賞コダックVISIONアワードに輝いた、ヤウ・ナイホイ監督のデビュー作「天使の眼、野獣の街」(映画祭上映タイトル「アイ・イン・ザ・スカイ」)。
ジョニー・トー作品の脚本家として腕を奮ってきたヤウ監督が、満を持して送り出したスリルあふれる傑作。昨年のコンペ部門審査員を務めてくださったレオン・カーファイさんの強烈な存在感も見逃せません。
また、園子温監督の最新作「愛のむきだし」は、237分にもわたり繰り広げられる壮大なラブストーリー。満場の観客からの熱狂的な支持も集め、見事にアニエスベー・アワードに輝きました。
映画祭上映時には、園子温監督を始めとして、初主演となった西島隆弘さん、満島ひかりさん、安藤サクラさん、渡辺真起子さんが舞台挨拶に駆けつけてくださいました。そして、この勢いは日本にとどまらず、2月に開催されるベルリン映画祭フォーラム部門にも出品が決定しています。
どうぞ、この機会にご覧ください。
また、昨年のコンペ部門で上映された熊切和嘉監督「ノン子36歳(家事手伝い)」も現在、公開中です。好評につき、渋谷・ヒューマントラストシネマ文化村通りでは2月27日までのロングラン上映が決定しました。その他、全国各地の劇場でも続々公開中です。
ただいま開催中のロッテルダム映画祭スペクトラム部門でもインターナショナル・プレミアとして上映され、とても好評のうちに迎えられました。
公開情報など、詳細は公式サイトをご覧ください。どうぞ、お見逃しなく。
東京フィルメックスのスタッフが、劇場で公開されている新作を中心にご紹介する連載です。
今回は、林ディレクターによるおすすめ作品です。
「ビジネスアスキー」(1月24日発売号)では、キム・ギドク監督最新作「悲夢」を取り上げました。東京フィルメックスでもおなじみのギドク作品。今回はオダギリジョーさんが主演を務めています。
「SAPIO」(1月28日発売号)では、エラン・リクリス監督のイスラエル映画「シリアの花嫁」をご紹介しています。東京フィルメックスでは、2年連続でイスラエル映画がコンペ部門の最優秀作品賞を獲得しています。現在の映画界で注目を集めている地域のひとつと言えるかも知れません。
ぜひ、お手に取ってご覧下さい。
第9回東京フィルメックスのコンペティション部門で上映された「ノン子36歳(家事手伝い)」が現在、公開中です。
坂井真紀さんの魅力を、熊切和嘉監督があますところなく描き切った本作。先日、発表された映画芸術の2008年日本映画ベストテンでも、堂々の1位に輝きました。
ぜひこの機会に劇場でご覧ください。
「映画芸術:2008年日本映画ベストテン」
*なお、3位に「接吻」(第8回上映)、5位に「PASSION」も入っています。
また、1月31日には、「愛のむきだし」と「天使の眼、野獣の街」(第8回上映「アイ・イン・ザ・スカイ」)も公開されます。
こちらもどうぞご覧ください。