「息もできない」ヤン・イクチュン監督来日記者会見

昨年(2009年)の第10回東京フィルメックスで最優秀作品賞に輝いた「息もできない」のヤン・イクチュン監督が、3月の日本公開を前に、キャンペーンのため来日しました。
1/29(金)の午後、都内にて記者会見が行われました。
記者からの質問に答える際の真剣なまなざしと、時折り見せる茶目っ気は、映画祭での上映後の質疑応答や授賞式のビデオメッセージで見せた姿と変わらず。
「日本に帰ってきたような感覚が嬉しい。家族について悩みや苦しみを抱えた人たちにご覧いただいて、光明を見出してもらえれば、と願っている」と話しました。
「自分の中にあった表現したいことを全て吐き出した」と語る監督。そのことによって「これまで恥ずかしい存在であると思っていた”私”に対して、自分はとても大切で周囲から愛を受けてもよい存在なんだ」と気付いたそうです。作品に込められたメッセージや、俳優の演技、演出力などが数々の映画祭で高い評価を受けてきましたが、その多忙な一年について「2009年を一言で表すと”クレイジー”、今年は”休息”の一年にしたい(笑)」と話し、次回作については「全て出し切ったので、いまは自分の中に表現したいことが残っていない」と全くの白紙状態である心境を吐露してくれました。
映画祭での各国の監督との出会いや、観客とのやり取りからも多くの刺激を受けた様子のヤン監督は、映画にも込められた”人と人とのコミュニケーションの大切さ”を訴えて会見を終えました。
「息もできない」は3月下旬より、渋谷シネマライズにて公開が予定されています。
「息もできない」質疑応答(テキスト)
「息もできない」質疑応答(ムービー)

公式カタログを販売中!

第10回東京フィルメックスの公式カタログと、韓国映画ショーケース2009の公式カタログを、サイトの通販ページにてお求めいただけます。
各作品の基本データはもちろんのこと、豪華執筆陣によるアーティクルも収録されています。10年間の東京フィルメックスの歩みを振り返るリストも掲載されていて、読み物としてもデータブックとしても、充実の内容です。
ぜひ、この機会にお求めください。
<アーティクル>
■「レジスタンスと暗黒街(ミリュー) ジャン=ピエール・メルヴィルの『ギリシア悲劇』」山田宏一
■「1930年代の松竹蒲田・大船映画」佐藤忠男
■「映画イメージの変質 -この10年の日本映画について-」山根貞男
■「東京フィルメックス10年の軌跡」市山尚三
■東京フィルメックスこれまでの上映作品リスト
公式カタログ通販コーナー

「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」ベルリン国際映画祭に出品決定!

第10回東京フィルメックス特別招待作品のひとつで、松田翔太さん主演最新作「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」が、来年2月に開催される第60回ベルリン国際映画祭フォーラム部門へ正式出品されることが決定しました。
上映の際には大森立嗣監督のティーチインが予定されているそうです。
また、本作は2010年6月12日(土)より新宿ピカデリー、渋谷ユーロスペース、池袋テアトルダイヤほかにて全国ロードショーが決定しています。
現代の苛立ちと不自由な世界に抗う青春映画からますます目が離せません!
どうぞご注目ください。
◎「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」公式HPはこちらから
KJK
◎「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」第10回東京フィルメックスでの様子はこちらから
「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」Q&A(デイリーニュース)
「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」Q&A(ブロードキャスト)

第53回アジア太平洋映画祭で「意外」が最優秀映画脚本賞を受賞!

第10回東京フィルメックス コンペティション作品のひとつ「意外」が第53回アジア太平洋映画祭で最佳電影劇本奨(最優秀映画脚本賞)を受賞しました。
◎第53回アジア太平洋映画祭公式HPはこちらから(中国語/英語)
アジア太平洋映画祭
◎「意外」ソイ・チェン監督来日時の様子はこちらから
「意外」Q&A(デイリーニュース)
「意外」Q&A(ブロードキャスト)

雑誌「SAPIO」にて映画紹介コーナー連載中!

隔週誌「SAPIO」にて、東京フィルメックスのスタッフが映画紹介コーナーを担当しています。
ぜひ、お手にとってご覧ください。
★現在、発売中
「SAPIO」
12月16日発売号
  Vol.29『蘇りの血』豊田利晃監督
★過去に取り上げた作品
「SAPIO」
Vol.24『ナオキ』ショーン・マカリスター監督
Vol.25『ジャン=ピエール・メルヴィル監督特集~コードネームはメルヴィル』
Vol.26『第10回東京フィルメックスーコンペティション作品、特別招待作品』
Vol.27『ニッポン★モダン1930~もうひとつの映画黄金期』
    ――第10回東京フィルメックス特集上映
Vol.28『戦場でワルツを』アリ・フォルマン監督

「ストレイドッグス」DVDリリース決定!

第5回東京フィルメックス コンペティション作品のひとつ「ストレイドッグス(上映時タイトル:Stray Dogs(原題))」が、本日DVDでリリースされます。
残念ながら見逃したという方も、5年ぶりにご覧になりたい方も是非この機会にチェックしてください。
■「ストレイドッグス 家なき子供たち」
09/12/18(金)リリース
*STORY*
アフガニスタンのカブール。幼い兄妹は母親が収監されている刑務所の門番に頼み込み、寝泊まりをしている。しかし、ある日監察官が兄妹の出入りを禁止してしまい…。
監督・脚本:マルズィエ・メシュキニ
製作総指揮:モハメド・アムディ/ファクルディン・アヤム
製作:メイサム・マフマルバフ

「蘇りの血」12月19日から劇場公開!

第10回東京フィルメックス特別招待作品「蘇りの血」。
豊田利晃監督や中村達也さんほか主要キャストがフィルメックスの舞台挨拶に登壇し、大いに会場を沸かせてくれた本作が、12月19日からユーロスペースほかにて劇場公開されます!
初日となる12月19日には監督、主要キャストの舞台挨拶も予定されているそうです。
TWIN TAILの音楽も大注目な「蘇りの血」はぜひ劇場で!
◎「蘇りの血」公式HPはこちらから
蘇りの血
◎「蘇りの血」東京フィルメックスでの様子はこちらから
「蘇りの血」舞台挨拶(デイリーニュース)
「蘇りの血」舞台挨拶・監督Q&A(ブロードキャスト)
「蘇りの血」Q&A(デイリーニュース)

雑誌「SAPIO」にて映画紹介コーナー連載中!

隔週誌「SAPIO」にて、東京フィルメックスのスタッフが映画紹介コーナーを担当しています。
ぜひ、お手にとってご覧ください。
★現在、発売中
「SAPIO」
11月25日発売号
  Vol.28『戦場でワルツを』アリ・フォルマン監督
★過去に取り上げた作品
「SAPIO」
Vol.23『グッド・バッド・ウィアード』キム・ジウン監督
Vol.24『ナオキ』ショーン・マカリスター監督
Vol.25『ジャン=ピエール・メルヴィル監督特集~コードネームはメルヴィル』
Vol.26『第10回東京フィルメックスーコンペティション作品、特別招待作品』
Vol.27『ニッポン★モダン1930~もうひとつの映画黄金期』
    ――第10回東京フィルメックス特集上映

「愛のむき出し」限定ロードショーのお知らせ

第9回東京フィルメックス特別招待作品のひとつで、観客の皆さまの絶大な支持を受けてアニエスべーアワードを受賞した「愛のむき出し」が、明日12日(土)から22日(火)までシネカノン有楽町1丁目で限定公開されます!
237分の上映時間に描かれた”真実の愛”を大きなスクリーンで観ることができる、年内ラストチャンスです。
是非お見逃しなく!
******************************************************
「愛のむき出し」限定ロードショー
12/12(土)~22(火)@シネカノン有楽町1丁目
******************************************************
◎シネカノン有楽町1丁目公式HPはこちらから
愛のむき出し
◎第9回東京フィルメックス 「愛のむき出し」熱気溢れる会場の様子はこちらから
「愛のむき出し」舞台挨拶(デイリーニュース)
「愛のむき出し」Q&A(デイリーニュース)

ジャン=ピエール・メルヴィル特集@東京日仏学院

第10回東京フィルメックスの特集上映のひとつ、ジャン=ピエール・メルヴィル特集~コードネームはメルヴィル~。
フィルメックスでの上映は、満員御礼、好評の内に終了しましたが、東京日仏学院での上映も始まっています。
フィルメックスで上映された「モラン神父」「この手紙を読むときは」を含む計12作品を上映予定です。
フィルム・ノワールの一時代を築いたメルヴィル作品、スクリーンで見るチャンスをお見逃し無く!
◎東京日仏学院公式HPはこちらから
コードネームはメルヴィル