特別招待作品

今年も映画の最先端を切り拓いてゆく、気鋭の監督たちのとびきりの新作と、優れた旧作のデジタルリマスター版をご紹介します。 いずれも強烈な作家性が発揮された、これらのバラエティ豊かな14作品からは、映画の多彩さがうかがえるでしょう。

『愛のまなざしを』 Love Mooning 【オープニング作品】

日本 / 2020 / 102分
監督:万田邦敏(MANDA Kunitoshi)
配給:イオンエンターテイメント 朝日新聞社 和エンタテインメント

患者の話に耳を傾けてくれると評判の精神科医・貴志は6年前に妻を失い、そのショックから立ち直れないでいた。そんな貴志の前に謎めいた患者・綾子が現れ……。万田邦敏が『UNLOVED』『接吻』の仲村トオルを主演に迎えたスリリングなラブストーリー。杉野希妃、斎藤工が共演。

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10月30日(金) 14:00- @有楽町朝日ホール チケット購入はこちら
『天国にちがいない』 It Must Be Heaven 【クロージング作品】

フランス、カタール、ドイツ、カナダ、トルコ、パレスチナ / 2019 / 102分
監督:エリア・スレイマン(Elia SULEIMAN)
配給:アルバトロスフィルム/クロックワークス

新作映画の企画を売り込むため、故郷ナザレからパリ、ニューヨークへと旅に出る映画監督。そんな中、思いがけず故郷との類似点を見つけてしまう。果たして本当の故郷はどこに…? 昨年のカンヌ映画祭でダブル受賞した名匠エリア・スレイマン10年ぶりの傑作。

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11月7日(土) 17:20- @有楽町朝日ホール チケット購入はこちら
『クラッシュ』 Crash

カナダ / 1996 / 100分
監督:デヴィッド・クローネンバーグ(David CRONENBERG)
提供:TCエンタテインメント/是空/ザジフィルムズ
配給:アンプラグド

J・G・バラードの同名小説を原作に自動車事故に性的興奮を覚える人々を描き、賛否両論を巻き起こしつつも1996年カンヌ映画祭審査員特別賞を受賞したデヴィッド・クローネンバーグの代表作。昨年のヴェネチア映画祭でワールドプレミア上映された4K修復版を上映。

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11月6日(金) 19:00- @有楽町朝日ホール チケット購入はこちら
『デニス・ホー:ビカミング・ザ・ソング』 Denise Ho: Becoming the Song

アメリカ / 2020 / 83分
監督:スー・ウィリアムズ(Sue WILLIAMS)

ジョニー・トーの『奪命金』に主演するなど俳優としても活躍する香港の歌手デニス・ホーを追ったドキュメンタリー。パワフルな数々のコンサート映像に加え、同性愛者であることのカミングアウト、雨傘運動に対する支援など、ホーの様々な側面がとらえられている。

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11月7日(金) 10:00- @有楽町朝日ホール チケット購入はこちら
『ハイファの夜』 Laila in Haifa

イスラエル、フランス / 2020 / 99分
監督:アモス・ギタイ(Amos GITAI)

イスラエル第三の都市にしてアモス・ギタイの故郷でもあるハイファのナイトクラブに集う人々を描き、ユダヤ人とアラブ人の共生の可能性を探る群像劇。前作『エルサレムの路面電車』に続きエリック・ゴーティエが撮影を担当。ヴェネチア映画祭コンペティション作品。

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11月1日(日) 21:20- @ヒューマントラストシネマ有楽町 チケット購入はこちら
11月6日(金) 15:10- @有楽町朝日ホール チケット購入はこちら
『照射されたものたち』 Irradiated

フランス、カンボジア / 2020 / 88分
監督:リティ・パン(Rithy PANH)

広島、長崎の原爆投下、ナチスのホロコースト、カンボジアのポル・ポト政権下の虐殺。人類史上の3つの悲劇を大量の資料映像のモンタージュによって描いたリティ・パンの最新作。ベルリン映画祭コンペティションで上映され、最優秀ドキュメンタリー映画賞を受賞。

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11月3日(火) 13:10- @TOHOシネマズ シャンテ チケット購入はこちら
11月5日(木) 10:20- @TOHOシネマズ シャンテ チケット購入はこちら
『日子』 Days

台湾 / 2020 / 127分
監督:ツァイ・ミンリャン(TSAI Ming Liang)

郊外の瀟洒な住宅に暮らすカンは首の痛みをいやすために街に出てマッサージ師を呼ぶ。やがて一人の移民労働者がカンが宿泊するホテルを訪れる……。対照的な境遇の二人の男の出会いを描いたツァイ・ミンリャンの最新作。ベルリン映画祭でテディ審査員賞を受賞。

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10月30日(金) 18:30- @有楽町朝日ホール チケット購入はこちら
11月4日(水) 12:30- @TOHOシネマズ シャンテ チケット購入はこちら
『七人楽隊』 Septet: The Story of Hong Kong

香港 / 2020 / 113分
監督:アン・ホイ (Ann HUI)、ジョニー・トー (Johnnie TO)、ツイ・ハーク (TSUI Hark)、サモ・ハン (Sammo HUNG)、ユエン・ウーピン (YUEN Wo Ping)、リンゴ・ラム (Ringo LAM)、パトリック・タム (Patrick TAM)

ジョニー・トーの呼びかけにより、香港映画界を代表する7人の映画監督たちがそれぞれの視点から香港の人々の生活を描いたオムニバス映画。サイモン・ヤム、ラム・シュー、ユン・ワーらが出演。リンゴ・ラムにとっては本作が遺作となった。「カンヌ2020」選出作品。

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10月31日(土) 18:00- @有楽町朝日ホール チケット購入はこちら
11月3日(水) 21:20- @ヒューマントラストシネマ有楽町 チケット購入はこちら
『海が青くなるまで泳ぐ』 Swimming Out Till The Sea Turns Blue

中国 / 2020 / 111分
監督:ジャ・ジャンクー(JIA Zhang-ke)

文学者たちへのインタビューを通して近代中国のこの70年の変遷を描いたドキュメンタリー。映画「活きる」の原作者として知られるユェ・ホァら世代の異なる4人の作家たちが自己の体験や中国の社会、文化に対するそれぞれの見解を語る。ベルリン映画祭で上映。

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10月31日(土) 10:40- @有楽町朝日ホール チケット購入はこちら
11月5日(木) 21:20- @ヒューマントラストシネマ有楽町 チケット購入はこちら
『平静』 The Calming

中国 / 2020 / 89分
監督:ソン・ファン(SONG Fang)

『記憶が私を見る』で高い評価を受けたソン・ファンの監督第2作。東京から越後湯沢、香港へと旅するアーティストを主人公に、友人や家族との会話の中で自己の“平静”を取り戻してゆく女性を描く。チー・シー、渡辺真起子が出演。ベルリン映画祭で国際アートシネマ連盟賞を受賞。

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11月3日(火) 10:30- @TOHOシネマズ シャンテ チケット購入はこちら
11月7日(土) 13:40 @有楽町朝日ホール チケット購入はこちら
『逃げた女』 The Woman Who Ran

韓国 / 2020 / 77分
監督:ホン・サンス(HONG Sang-soo)

ベルリン映画祭で監督賞を受賞したホン・サンスの最新作。夫の出張中、郊外に暮らす3人の女性の友人たちを訪ねるヒロインをホン・サンス独特のスタイルで描く。女性たちが醸し出す親密な雰囲気は、常に男性の存在によってかき乱される。猫の絶妙な演技にも注目。

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10月31日(土) 14:50- @有楽町朝日ホール チケット購入はこちら
11月2日(月) 14:00- @TOHOシネマズ シャンテ チケット購入はこちら
『水俣曼荼羅』 MINAMATA Mandala

日本 / 2020 / 369分
監督:原一男(HARA Kazuo)
製作・配給:疾走プロダクション

日本四大公害病の一つとして知られる水俣病。その補償をめぐっていまだ裁判の続く患者たちの戦いを15年に渡って撮影し、3年間の編集を経て完成させたドキュメンタリー。裁判の経過とともに人々の日常生活や水俣病をめぐる学術研究までが網羅された一大叙事詩。

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10月31日(土) 13:30- @TOHOシネマズ シャンテ チケット購入はこちら
『仕事と日(塩谷の谷間で)』 The Work and Days (in the Shiotani Basin)

アメリカ、スウェーデン、日本、イギリス / 2020 / 480分
監督:C.W.ウィンター & アンダース・エドストローム(C.W. WINTER, Anders EDSTRÖM)
配給:シマフィルム

京都の山間の村に生きる人々の生活を1年に渡って描き、ベルリン映画祭エンカウンターズ部門の最優秀賞を受賞した作品。『アンカレッジ The Anchorage』以来2度目のエドストロムとウィンターによる長編共同監督作。大半の出演者は実際に村に住む人々だが、加瀬亮らが出演している。

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11月6日(金) 11:30- @アテネ・フランセ文化センター チケット購入はこちら

【特別上映】 「繻子の靴」 The Satin Slipper

ポルトガル、フランス / 1985 / 410分
監督:マノエル・ド・オリヴェイラ( Manoel de OLIVEIRA)
<第21回東京フィルメックスの本会期終了後の11月22日より特別上映いたします!>
フランスを代表する詩人・劇作家ポール・クローデルの長大な同名戯曲を映画化した上映時間7時間に迫る大作。16世紀の大航海時代を舞台に騎士と人妻との禁断の恋を描く。映画と演劇という古くて新しいテーマを考えさせる作品。日本初上映。
後援:アンスティチュ・フランセ日本、ポルトガル大使館文化部

上映スケジュール(本作品は映画祭会期終了後の上映となります)

11月22日(日) 朝日ホール 12:00開映(途中30分休憩が2回あります)
11月26日(木) アテネ・フランセ文化センター 13:00開映(途中20分休憩が2回あります)
11月27日(金) アテネ・フランセ文化センター 13:00開映(途中20分休憩が2回あります)
11月28日(土) アテネ・フランセ文化センター 13:00開映(途中20分休憩が2回あります)


※11月28日(土)の上映終了後(20:30―)、四方田犬彦氏(比較文学者・映画史家)によるトークを予定しております。