第21回東京フィルメックス上映作品 <コンペティション部門>

10月30日から11月7日にかけて開催する第21回東京フィルメックス。本日、オンライン記者発表の形で上映作品を発表しました。本年度もアジアを中心とした素晴らしい作品を取り揃えましたので、是非ご期待ください!なお、上映スケジュール、チケット販売方法は近日、公式サイトにて発表致します。

第21回東京フィルメックス開催概要
期間 : 2020年10月30日(金) ~ 11月7日(土) (全9日間)+11月22日(日)
会場 :TOHOシネマズ シャンテ 10/30(金)〜11/5(木)
ヒューマントラストシネマ有楽町 10/30(金)〜11/5(木) *レイトショー
有楽町朝日ホール 10/30(金) – 10/31(土)、11/6(金)- 11/7(土)+11/22(日)
アンスティチュ・フランセ東京 11/5(木) – 11/6(金)
アテネ・フランセ文化センター 11/6(金)

 

press conference

 


 

東京フィルメックスコンペティション 国際審査員

press conference
万田邦敏( 審査委員長 / MANDA Kunitoshi / 日本 / 映画監督 )
クリス・フジワラ( Chris FUJIWARA / アメリカ / 映画評論家 )
坂本安美( SAKAMOTO Abi / 日本 / アンスティチュ・フランセ日本 映画プログラム主任)
エリック・ニアリ( Eric NYARI / アメリカ / プロデューサー )
トム・メス (Tom MES / オランダ / 映画評論家)

<審査委員長> 万田監督よりメッセージ

第21回東京フィルメックスのオープニング作品として『愛のまなざしを』が上映されることは、私のみならずキャスト・スタッフ一同、たいへん嬉しく、また名誉なことと思っています。しかも、私が審査員長を務めることにもなり、身の引き締まる思いです。2020年は、不幸にも新型コロナウィルス禍の年として記憶されることになりました。日常の風景も一変しました。おそらく、今後作られる映画に描かれる人間、社会、風景、物語、すべてが新型コロナの影響からは逃れられないのだと思います。しかし、映画はこれまでも世界規模の災禍の後に、新たなテーマ、視点、技法、描写力を手に入れ、進化してきました。今回の映画祭に集う映画たち、映画人たち、そして観客が、最初の「次なる映画」の証人になることを私たちは信じています。

 


 

東京フィルメックス・コンペティション

世界的に大きな注目を集めるアジアからは、才能ある新鋭たちが次々と登場しています。そんなアジアの新進作家が2019年から2020年にかけて製作した作品の中から、12作品を上映します。また5名からなる国際審査員が、最優秀作品賞と審査員特別賞を選び、11/7(土)に行われる授賞式で発表します。(日本語タイトル横の★=長編監督デビュー作)
上映作品の詳細、上映スケジュール、チケット販売方法については近日、公式サイトにて発表いたします。  

 

Should the Wind Drop
「風が吹けば」★ Should The Wind Drop
フランス・アルメニア・ベルギー / 2020 / 100分
監督:ノラ・マルティロシャン(Nora MARTIROSYAN)
アルメニアとの国境に隣接し、アゼルバイジャンからの独立を主張するナゴルノカラバフ地区。戦争で破壊され、停戦後に再建された空港を調査するために来訪したフランス人技師が見たものは……。「カンヌ2020」に選出されたノラ・マルティロシャンの監督デビュー作。

 

In Between Dying
「死ぬ間際」 In Between Dying
アゼルバイジャン・メキシコ・アメリカ / 2020 / 88分
監督:ヒラル・バイダロフ(Hilal Baydarov)
タル・ベーラの薫陶を受けたアゼルバイジャンの新鋭ヒラル・バイダロフの長編劇映画第2作。行く先々で死の影に追われる主人公の一日の旅を荒涼たる中央アジアの風景を背景に描き、見る者に様々な謎を投げかける。ヴェネチア映画祭コンペティションで上映。

 

Careless Crime
「迂闊(うかつ)な犯罪」 Careless Crime
イラン / 2020 / 139分
監督:シャーラム・モクリ(Shahram MOKRI)
1979年イスラム革命前夜、西欧文化を否定する暴徒によって多くの映画館が焼き討ちにされた。それから40年後、4人の男たちが映画館の焼き討ちを計画する……。奇抜な発想を知的な構成で映画化したモクリの監督第3作。ヴェネチア映画祭オリゾンティ部門で上映。

 

Yellow Cat
「イエローキャット」 Yellow Cat
カザフスタン・フランス / 2020 / 90分
監督:アディルハン・イェルジャノフ(Adilkhan YELZHANOV)
カザフスタンの草原地帯を舞台に、裏社会から足を洗って映画館を開こうとする前科者の主人公の苦闘をコメディ・タッチで描いた作品。その多くが国際映画祭に選ばれている俊英アディルハン・イェルジャノフの最新作。ヴェネチア映画祭オリゾンティ部門で上映。

 

Milestone
「マイルストーン」 Milestone
インド / 2020 / 98分
監督:アイヴァン・アイル(Ivan AYR)
北インドを舞台に、激しい腰痛に苦しみながら亡くなった妻の家族への賠償金のために働くベテランのトラック運転手の苦悩を描く。デビュー作『ソニ』が高く評価されたアイヴァン・アイルの監督第2作、ヴェネチア映画祭オリゾンティ部門で上映。

 

Aswang
「アスワン」★ Aswang
フィリピン / 2019 / 85分
監督:アリックス・アイン・アルンパク(Alyx Ayn ARUMPAC)
麻薬患者や売人をその場で射殺する権利を警察に与えたフィリピンのドゥテルテ政権。その政策の下で苦闘する人々を追ったドキュメンタリー。題名はフィリピンの民間伝承に登場する妖怪の名からとられた。アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭で上映。

 

The Silent Forest
「無聲(むせい)」★ The Silent Forest
台湾 / 2020 / 104分
監督:コー・チェンニエン(KO Chen-Nien)
聾唖学校に転校してきた少年がスクールバスである“ゲーム”を目撃する。それは彼がその後目にする残酷な現実の序章に過ぎなかった……。台湾で実際に起こった事件を元にしたコー・チェンニエンの監督デビュー作。台北映画祭でオープニング作品として上映された。

 

The Best is Yet to Come
「不止不休」★ The Best Is Yet To Come
中国 / 2020年 / 115分
監督:ワン・ジン(WANG Jing)
多くの社会問題を告発した実在の新聞記者をモデルに、財力もコネもない若者が記者として成長してゆくまでを描いた作品。『罪の手ざわり』以降のジャ・ジャンクー作品を助監督として支えたワン・ジンの監督デビュー作。ヴェネチア映画祭オリゾンティ部門で上映。

 

Any Crybabies Around
「泣く子はいねぇが」 Any Crybabies Around?
日本 / 2020年 / 108分
監督:佐藤快磨(SATO Takuma)
配給:バンダイナムコアーツ/スターサンズ
親、そして大人になることからも逃げてしまった主人公が、過去の過ちと向き合い成長する姿を描く青春グラフィティ。是枝裕和が惚れ込んだ新たな才能、佐藤快磨の劇場デビュー作。仲野太賀、吉岡里帆が出演、サン・セバスチャン映画祭コンペティションでワールドプレミア。
(c)2020「泣く子はいねぇが」製作委員会

 

The Blue Danube
「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」 The Blue Danube
日本 / 2020年 / 105分
監督:池田暁(IKEDA Akira)
配給:ビターズ・エンド
川向こうの町との戦争が当たり前のこととして生活に根付いている架空の町。そんな町でも人々は小さな幸せや苦労を重ねながら生きている……。『山守クリップ工場の辺り』で鮮烈なデビューを飾った池田暁の独特なユーモアが全編に展開される長編第4作。
(c)2020「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」フィルムプロジェクト

 

A Balance
「由宇子の天秤」 A Balance
日本 / 2020年 / 152分
監督:春本雄二郎(HARUMOTO Yujiro)
製作:映画「由宇子の天秤」製作委員会
主人公は女子高生自殺事件を追うドキュメンタリー監督の由宇子。事件の真相に迫りつつある由宇子は、学習塾を経営する父から衝撃的な事実を知らされる……。デビュー作『かぞくへ』に続く春本雄二郎の監督第2作。瀧内公美、光石研、河合優実、梅田誠弘が出演。
(c)2020 映画工房春組

 

okinawa santos
「オキナワ サントス」 OKINAWA SANTOS
日本 / 2020年 / 90分
監督:松林要樹(MATSUBAYASHI Yoju)
配給:東風
『祭の馬』の松林要樹の待望の新作ドキュメンタリー。第二次大戦中、ブラジルのサントスで起こった日系移民強制移住事件。その6割が沖縄からの移民であったという事実に注目した松林は、多くの人々の証言から沖縄とブラジルの間の埋もれた史実を明らかにする。
(c)玄要社

 


●「特別招待作品」上映作品はこちら

 

●「特集上映:エリア・スレイマン」上映作品はこちら

 

第21回東京フィルメックス上映作品 <特別招待作品>

特別招待作品

今年も映画の最先端を切り拓いてゆく、気鋭の監督たちのとびきりの新作と、優れた旧作のデジタルリマスター版をご紹介します。 いずれも強烈な作家性が発揮された、これらのバラエティ豊かな13作品からは、映画の多彩さがうかがえるでしょう。
上映スケジュール、チケット販売方法については近日、公式サイトにて発表いたします。  

 

Love Looming
「愛のまなざしを」 Love Mooning【オープニング作品】
日本 / 2020 / 102分
監督:万田邦敏(MANDA Kunitoshi)
配給:イオンエンターテイメント 朝日新聞社 和エンタテインメント
患者の話に耳を傾けてくれると評判の精神科医・貴志は6年前に妻を失い、そのショックから立ち直れないでいた。そんな貴志の前に謎めいた患者・綾子が現れ……。万田邦敏が『UNLOVED』『接吻』の仲村トオルを主演に迎えたスリリングなラブストーリー。杉野希妃、斎藤工が共演。
©︎Love Mooning Film Partners

 

It Must Be Heaven
「天国にちがいない」 It Must Be Heaven【クロージング作品】
フランス、カタール、ドイツ、カナダ、トルコ、パレスチナ / 2019 / 102分
監督:エリア・スレイマン(Elia SULEIMAN)
新作映画の企画を売り込むため、故郷ナザレからパリ、ニューヨークへと旅に出る映画監督。そんな中、思いがけず故郷との類似点を見つけてしまう。果たして本当の故郷はどこに…?昨年のカンヌ映画祭でダブル受賞した名匠エリア・スレイマン10年ぶりの傑作。
© 2019 RECTANGLE PRODUCTIONS – PALLAS FILM – POSSIBLES MEDIA II – ZEYNO FILM – ZDF – TURKISH RADIO TELEVISION CORPORATION

 

Crash
「クラッシュ」 Crash
カナダ / 1996 / 100分
監督:デヴィッド・クローネンバーグ(David CRONENBERG)
提供:TCエンタテインメント/是空/ザジフィルムズ 配給:アンプラグド
J・G・バラードの同名小説を原作に自動車事故に性的興奮を覚える人々を描き、賛否両論を巻き起こしつつも1996年カンヌ映画祭審査員特別賞を受賞したデヴィッド・クローネンバーグの代表作。昨年のヴェネチア映画祭でワールドプレミア上映された4K修復版を上映。
© 1996 ALLIANCE COMMUNICATIONS CORPORATION, IN TRUST

 

Denise Ho
「デニス・ホー:ビカミング・ザ・ソング」 Denise Ho: Becoming the Song
アメリカ / 2020 / 83分
監督:スー・ウィリアムズ(Sue WILLIAMS)
ジョニー・トーの『奪命金』に主演するなど俳優としても活躍する香港の歌手デニス・ホーを追ったドキュメンタリー。パワフルな数々のコンサート映像に加え、同性愛者であることのカミングアウト、雨傘運動に対する支援など、ホーの様々な側面がとらえられている。

 

Laila in Haifa
「ハイファの夜」 Laila in Haifa
イスラエル、フランス / 2020 / 99分
監督:アモス・ギタイ(Amos GITAI)
イスラエル第三の都市にしてアモス・ギタイの故郷でもあるハイファのナイトクラブに集う人々を描き、ユダヤ人とアラブ人の共生の可能性を探る群像劇。前作『エルサレムの路面電車』に続きエリック・ゴーティエが撮影を担当。ヴェネチア映画祭コンペティション作品。

 

「照射されたものたち」 Irradiated
フランス、カンボジア / 2020 / 88分
監督:リティ・パン(Rithy PANH)
広島、長崎の原爆投下、ナチスのホロコースト、カンボジアのポル・ポト政権下の虐殺。人類史上の3つの悲劇を大量の資料映像のモンタージュによって描いたリティ・パンの最新作。ベルリン映画祭コンペティションで上映され、最優秀ドキュメンタリー映画賞を受賞。

 

Days
「日子」 Days
台湾 / 2020 / 127分
監督:ツァイ・ミンリャン(TSAI Ming Liang)
郊外の瀟洒な住宅に暮らすカンは首の痛みをいやすために街に出てマッサージ師を呼ぶ。やがて一人の移民労働者がカンが宿泊するホテルを訪れる……。対照的な境遇の二人の男の出会いを描いたツァイ・ミンリャンの最新作。ベルリン映画祭でテディ審査員賞を受賞。

 

Septet
「七人楽隊」 Septet: The Story of Hong Kong
香港 / 2020 / 113分
監督:アン・ホイ (Ann HUI)、ジョニー・トー (Johnnie TO)、ツイ・ハーク (TSUI Hark)、サモ・ハン (Sammo HUNG)、ユエン・ウーピン (YUEN Wo Ping)、リンゴ・ラム (Ringo LAM)、パトリック・タム (Patrick TAM)
ジョニー・トーの呼びかけにより、香港映画界を代表する7人の映画監督たちがそれぞれの視点から香港の人々の生活を描いたオムニバス映画。サイモン・ヤム、ラム・シュー、ユン・ワーらが出演。リンゴ・ラムにとっては本作が遺作となった。「カンヌ2020」選出作品。

 

Swimming out
「海が青くなるまで泳ぐ」 Swimming Out Till The Sea Turns Blue
中国 / 2020 / 111分
監督:ジャ・ジャンクー(JIA Zhang-ke)
文学者たちへのインタビューを通して近代中国のこの70年の変遷を描いたドキュメンタリー。映画「活きる」の原作者として知られるユェ・ホァら世代の異なる4人の作家たちが自己の体験や中国の社会、文化に対するそれぞれの見解を語る。ベルリン映画祭で上映。

 

The Calming
「平静」 The Calming
中国 / 2020 / 89分
監督:ソン・ファン(SONG Fang)
『記憶が私を見る』で高い評価を受けたソン・ファンの監督第2作。東京から越後湯沢、香港へと旅するアーティストを主人公に、友人や家族との会話の中で自己の“平静”を取り戻してゆく女性を描く。渡辺真紀子が出演。ベルリン映画祭で国際アートシネマ連盟賞を受賞。

 

the woman who ran
「逃げた女」 The Woman Who Ran
韓国 / 2020 / 77分
監督:ホン・サンス(HONG Sang-soo)
ベルリン映画祭で監督賞を受賞したホン・サンスの最新作。夫の出張中、郊外に暮らす3人の女性の友人たちを訪ねるヒロインをホン・サンス独特のスタイルで描く。女性たちが醸し出す親密な雰囲気は、常に男性の存在によってかき乱される。猫の絶妙な演技にも注目。

 

minamta
「水俣曼荼羅」 Minamata Mandala
日本 / 2020 / 369分
監督:原一男(HARA Kazuo)
製作・配給:疾走プロダクション
日本四大公害病の一つとして知られる水俣病。その補償をめぐっていまだ裁判の続く患者たちの戦いを15年に渡って撮影し、3年間の編集を経て完成させたドキュメンタリー。裁判の経過とともに人々の日常生活や水俣病をめぐる学術研究までが網羅された一大叙事詩。
©疾走プロダクション

 

minamta
「仕事と日(塩尻たよこと塩谷の谷間で)」 The Work and Days (of Tayoko Shiojiri in the Shiotani Basin)/
アメリカ、スウェーデン、日本、イギリス / 2020 / 480分
監督:C.W.ウィンター & アンダース・エドストローム(C.W. WINTER, Anders EDSTRÖM)
配給:シマフィルム
京都の山間の村に生きる人々の生活を1年に渡って描き、ベルリン映画祭エンカウンターズ部門の最優秀賞を受賞した作品。『アンカレッジ The Anchorage』以来2度目のエドストロムとウィンターによる長編共同監督作。大半の出演者は実際に村に住む人々だが、加瀬亮が出演している。

 

【特別上映】 「繻子の靴」 The Satin Slipper
ポルトガル、フランス / 1985 / 410分
監督:マノエル・ド・オリヴェイラ( Manoel de OLIVEIRA)
<第21回東京フィルメックスの本会期終了後の11月22日より特別上映いたします!>
フランスを代表する詩人・劇作家ポール・クローデルの長大な同名戯曲を映画化した上映時間7時間に迫る大作。16世紀の大航海時代を舞台に騎士と人妻との禁断の恋を描く。映画と演劇という古くて新しいテーマを考えさせる作品。日本初上映。
後援:アンスティチュ・フランセ日本、ポルトガル大使館文化部
上映日程
11月22日(日)有楽町朝日ホール
11月26日(木)~28日(土)アテネ・フランセ文化センター(御茶ノ水)にて追加上映。
※特別料金での上映となります(後日公式サイトにて発表します)。

 

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●「特集上映:エリア・スレイマン」上映作品はこちら

第21回東京フィルメックス上映作品 <特集上映:エリア・スレイマン>

特集上映:エリア・スレイマン

日本劇場公開に先行して今年の東京フィルメックスのクロージング作品として上映するエリア・スレイマン監督の最新作「天国にちがいない」と共に、スレイマン監督が今までに発表された長編映画3本を一挙に上映します。  

 

Chronicle of a Disappearance
「消えゆくものたちの年代記」 Chronicle of a Disappearance
パレスチナ / 1996 / 84分
監督:エリア・スレイマン( Elia SULEIMAN )
ヴェネチア映画祭で最優秀新人監督賞を受賞し、スレイマンの国際的評価のきっかけとなった記念すべき長編デビュー作。普通の人々の何気ない日常生活を点描的に描きつつ、政治や社会を鋭く風刺するその後のスレイマン作品のスタイルが既に確立されている。

 

Divine Intervention
「D.I.」Divine Intervention
フランス、パレスチナ / 2002 / 92分
監督:エリア・スレイマン( Elia SULEIMAN
イスラエル領とパレスチナ自治区とに分断されたパレスチナ人カップルを主人公として中東問題を膨大なギャグとユーモアを交えて描き、カンヌ映画祭で審査員賞と国際批評家連盟賞をダブル受賞したスレイマンの代表作。原題は「神の手」という意味であるという。

 

The Time That Remains
「時の彼方へ」The Time That Remains
パレスチナ、フランス / 2009 / 105分
監督:エリア・スレイマン( Elia SULEIMAN )
1948年のイスラエル建国時にパレスチナ抵抗勢力のメンバーだった父、そのために夫と離れ離れに暮らさざるを得なかった母、そして故郷のナザレを訪れる現在のスレイマン自身。時を越えてパレスチナ問題を描いたスレイマンの半自伝的作品。カンヌ映画祭で上映。

 

エリア・スレイマン(Elia SULEIMAN) プロフィール
1960年7月28日ナザレに生まれたエリア・スレイマンは、1981年から1993年までニューヨークで暮らしていた。この時期に、最初の短編2作品「Introduction to the End of an Argument」と「Homage by Assassination」を監督し、いずれの作品も数々の賞を受賞した。1994年エルサレムに移り、欧州委員会からの依頼でビルツァイト大学に映画メディア学部を設立する。長編デビュー作『消えゆくものたちの年代記』は、1996年のヴェネチア映画祭で最優秀初長編作品賞 を受賞した。2002年『D.I』がカンヌ映画祭で審査員賞、ローマで開催されたヨーロッパ映画賞で最優秀外国語映画賞を受賞。『時の彼方へ』は、2009年のカンヌ映画祭コンペティション部門で上映された。2012年には、オムニバス映画『セブン・デイズ・イン・ハバナ』に参加し「初心者の日記/木曜日」を監督、作品はカンヌ映画祭ある視点部門で上映された。

 

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第21回東京フィルメックス開催のお知らせ

●第21回東京フィルメックス開催のお知らせ
新型コロナウィルス感染拡大の影響が世界中に広がるなか、東京フィルメックスは今年も映画祭の開催に向けて最良の方法を模索しつつ、準備を進めています。
しかしながらコロナの影響は大きく、昨年まで行なっていた従来の形からは変更し、新たな形での開催を目指していきます。

これにより、第21回東京フィルメックスは、例年と比べて1)「時期を2週間前倒し」、2)「会場を変更」して、「第33回東京国際映画祭」とほぼ時期を同じくして実施することになりましたので、お知らせいたします(現状、期間も7日間に短縮予定)。

 

第21回東京フィルメックス 開催概要  
会期:10/30(金)から11/5(木)
会場:TOHOシネマズ シャンテ
ヒューマントラストシネマ有楽町(レイト会場)
有楽町朝日ホール(オープニング会場)
上映プログラム:東京フィルメックス・コンペティション、特別招待作品
※以上8/6現在の予定

 

市山尚三ディレクターによるコメント  
このたび、第21回東京フィルメックスを「第33回東京国際映画祭」とほぼ同時期に開催する運びとなりました。
東京国際映画祭の安藤裕康チェアマンと久松猛朗フェスティバル・ディレクターの元、東京国際映画祭は大きな変革を目指しているとうかがい、「カンヌ映画祭の大きな枠組みの中で独立性をもって開催される<カンヌ監督週間>のような連携を」というご提案に深く共感いたしました*1。東京国際映画祭も掲げておられる「映画界の連携強化」の理念は、多様なメディアが存在する現在だからこそ、情報発信の面からも相乗効果が期待できると考えています。世界中が災厄に見舞われている今年、21回目の開催となる東京フィルメックスは変化を経て10月30日からの開催を目指します。
皆様のご理解とご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします。

 

*1、「カンヌ映画祭」は「コンペティション」や「ある視点部門」などは「カンヌ映画祭(Festival de Cannes)」主催によるもので、「監督週間」は「フランス監督組合」による主催、とそれぞれ独立した運営により作品選定が行われています。カンヌのもう一つの併催事業「批評家週間」、ベルリンの「フォーラム」、ヴェネチアの「ヴェニス・デイズ」は、日本では「◯◯部門」と紹介されることがありますが、実態は独立した組織・事業で、これらが大きな枠組みの中で独立して開催されています。

【お知らせ】第21回東京フィルメックス・短期スタッフ募集

※本年度の短期事務局スタッフのご応募は締め切りました(9/7)。ご応募ありがとうございました。

 

このたび、第21回東京フィルメックス(10月30日 – 11月5日)を一緒に作り上げてくださるスタッフを募集します。映画祭事務局の様々な業務のうち、以下の業務について、私たちと一緒に働く意欲のある方のご応募をお待ちしております。ご希望の方は 下記の「■応募方法」をご確認ください。

 

短期事務局スタッフ
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【A】チケッティング担当(若干名)

【B】オンライン技術まわり担当(若干名、英語可能なことが望ましい)
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■形態:有期雇用契約
■勤務期間:
【A】
8月下旬(もしくは9月はじめ)から11月16日から20日頃 ※応相談
【B】9月中旬から11月16日から20日頃 ※応相談
■勤務時間:月曜日~金曜日:10:00~19:00 (うち休憩1時間)
*原則、土日・祝日休み。
ただし映画祭の期間中(10/30-11/5)を含む2週間は週休1日とします。
また、10月、11月など数日程度の休日勤務をお願いする場合があり、その場合はウィークデーに代休をとっていただきます。
■勤務場所:東京フィルメックス事務局(東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル45F)※映画祭会期中は千代田区有楽町の会場
■待遇:月給 19万円〜22万円 ※経験・能力に応じて査定
*すべて税・労働保険料込、交通費別途支給
**採用された場合、当実行委員会と有期雇用契約を締結し、労働保険(雇用保険、労災)に加入し、保険料の本人負担分は月給から差引くものとします。
***本契約に際し加入するのは、雇用保険、労災保険だけで、社会保険(健康保険、年金)は、適用外です。
■条件:
1、勤務期間中、フルタイムでの勤務が可能な方
2、短期間の事業実施のためのチームの一員として、協調性をもって務める意欲があり、業務の基本として「報告」「連絡」「相談」を遵守できる方
3、ワード、エクセル、パワーポイント等の基礎的なPCスキルのある方
4、業務遂行レベルの英語力のある方(メール、電話、アテンド、ミーティング等)
*上記に、自信があり、映画が好きな方であれば、社会人経験や類似業務での経験等は問いません。
応募方法:ご希望の方は 件名に「スタッフ応募:〇〇〇〇(お名前)」と【A】【B】からご希望の担当を明記頂き、以下の必要書類を添付してstaff@filmex.jpまでご連絡ください。

1、履歴書
2、職務経歴書 *応募業務についての実績がある場合、詳しくお書きください。
3、作文(800字程度) 以下のA, Bのいずれかを選んでください。
A、「国際交流イベントでの役割について」
B、「最近見た・読んだ・触れた、映画、アート、本などの感想、友人などへのオススメ」

【お知らせ】ボランティアスタッフ募集(締切:9/7)

「東京フィルメックス」は”映画の未来へ”をキーワードに、個性あふれる作品を東京から世界へ発信している国際映画祭です。お客さまとゲストの距離が近く、ご来場の皆さまからは笑顔の印象的な温かい映画祭だと嬉しい評価もいただいています。映画祭の運営はボランティアスタッフの皆さまの支え合ってこそ成り立っています!映画業界に興味がある方、映画好きな友達が欲しい方、仲間とイベントを盛り上げたいと思う方、なにか新しいことをやってみようと思っている方、この機会に是非ご参加ください!!

 

参加経験者からの声

ご参加頂いた方から、以下のようなコメントをいただいています。こんな体験をしてみませんか。

「初めての参加でも、これまで参加されたことがある方もみなさんフランクで色々話したり教えてくださったり、まったく緊張しませんでしたし、やることもすぐ覚えることが出来ました。よかったです」

「東京フィルメックスに参加したことで、様々な国の人達が関わるインターナショナルな環境で映画祭に関わることができ、とても楽しかったです」

「ボランティア・レクチャーは映画祭ディレクターや技術の方から詳しい話が聞けていい体験になりました」

「やはり映画関係の職種を目指している方々の話を聞けるのは、刺激になりました」

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第21回東京フィルメックス:募集詳細

●募集人材(全班共通)
・映画祭会期前の研修に参加できる方【必須】
→初回研修会(全班対象):9月下旬から10月上旬、新宿区のオフィスにて開催予定
(その他、運営班は9月~10月にあと2回開催予定。他班も同時期の週末にあと1~2回開催予定)
・満18歳以上の方(高校生不可)
・チームワークを大切にできる方、協調性がある方、責任をもって行動できる方
・映画祭会場に無理なく通勤できる方

≪大歓迎!≫
※4日間以上参加できる方。→班により参加日数が異なります。
※平日に多く入れる方
※日程の調整がつきやすい方

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●募集条件(全班共通)

(A) 映画祭会期中業務
●期間:10/30(金)~11/5(木)
●場所:有楽町朝日ホール(有楽町)ほか
●業務時間・内容:ページ下部の各班募集要項をご参照下さい。

(B)映画祭準備業務
●期間:10月上旬~会期前日
●場所:東京フィルメックス事務局(六本木)
●時間:平日の午後(目安:14時〜20時の間など)
●業務内容:チラシ発送・関係者用パス作成などの事務作業補助 など
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●スタッフ待遇(全班共通)
● 交通費の支給:片道上限400円(片道400円以下の場合は実費金額を支給)
● 公式カタログ1部進呈
● ボランティアスタッフ認定証の発行(一定条件を満たした方でご希望の方対象)
● 勤務時間に応じてお弁当支給

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● 注意事項(全班共通)
・新型コロナウィルスの状況により、業務内容は希望の職種の業務の稼働が極端に少なくなる場合があり、その場合他のポジションをご提案する場合があります。
ご了承ください。・ 随時、事務局から連絡や研修会の出欠確認があります。締切を守ってご返信をお願いします。
・ 無断欠勤はボランティア活動停止の対象となります。欠勤・遅刻の際は必ず事前にご連絡をお願いします。
・ 公式記録として撮影された写真・映像については、映画祭事務局に使用権があるものとし、広報活動等に使用される場合があります。予めご了承ください。
・その他、事前の研修会で説明する注意事項をお守りいただきます。

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●応募方法(全班共通)

◎応募フォーム:

https://goo.gl/forms/RotUgzBjlzgSOwvd2

・下記の班ごとの募集内容・応募条件をよくお読みの上、このフォームに必要事項を入力し「送信」ボタンを押して下さい。応募する班により入力項目に違いがあります。必須項目のほか、ご応募の班の項目にはもれなくご記入下さい。
・ご応募受付が完了すると、すぐに自動返信メールが送信されます。
・受付完了メールが届かない場合は2つ下の項目「お問い合わせ先」までご連絡をお願いします。
・新型コロナウィルスの状況により、業務内容は希望の職種の業務の稼働が極端に少なくなる場合があり、その場合他のポジションをご提案する場合があります。

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●応募締め切り(全班共通)

2020年9月7日(予定) *締め切りましたら専用申込フォームの受付を停止いたします。

・オンライン面接を行う方には随時メールでご連絡します。
また、ご応募いただいた皆さまに9月上旬までに結果をご連絡致します。
万が一、こちらからの連絡がない場合は、まことに恐れ入りますが、下記お問い合わせ先にご連絡をお願いします。

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●お問い合わせ先(全班共通)

応募についてのご不明点・ご質問、またフォーム送信の不具合などありましたら、下記までへお問い合わせ下さい。

お問い合わせ先:staff@filmex.jp
電話: 03-6258-0333

※ご応募に際しお預かりしました個人情報は、ボランティアスタッフ選考およびご本人へのご連絡、ボランティア保険への加入、ご参加いただく場合には東京フィルメックス業務および東京フィルメックス関連のイベント情報のご連絡のみに使用し、取り扱いには十分留意いたします。

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●班ごとの募集詳細

ボランティアスタッフには、運営・事務局班、ホスピタリティ班(英語・他言語)、記録撮影班、デイリーニュース班、があります。ご希望班の詳細をご確認のうえ、ご応募ください。

 

◎運営・事務局班
映画祭の上映会場にて、お客様に1番近いポジションで、映画祭の「顔」として様々な業務に携わっていただきます。
●業務内容:
・会期中の会場運営業務(受付/物販/場内案内・整理・警備/監督トーク、授賞式やその他イベントの運営サポート/機材・備品の搬出入サポート/事務作業補助 など)

◎ホスピタリティ班(英語

来日ゲスト等に、英語でアテンド業務などに対応して頂く業務です。

●ホスピタリティ班条件:

・日本語に加え、英語での会話に長けている方。
・ゲストやお客様へのおもてなしの心がある方。
・雑務(お茶出し、片付けなど)も率先してこなしていただける方。
・英会話での業務経験のある方、歓迎。
・参加日数・時間は相談に応じますが、(A)映画祭会期7日間中、多く入れる方を優先させて頂きます

●ホスピタリティ班(英語)業務内容
・ゲスト送迎等、アテンド業務や雑務をお願いすることもあります。
・ラウンジ運営、ゲストラウンジでのゲストへのおもてなし。
・タレンツ・トーキョー運営補助:人材育成事業「タレンツ・トーキョー」の運営の補助業務です。

◎ホスピタリティ班(中国語)
来日ゲストなどに中国語で対応して頂く業務です。
●ホスピタリティ班(中国語)条件:
・日本語に加え、中国語での会話能力がある方。
・ゲストやお客様へのおもてなしの心があり、雑務などもこなしていただける方。
・業務経験のある方、歓迎。実地経験を積みたい方も、歓迎。
・参加日数・時間は相談に応じますが、(A)映画祭会期9日間中、多く入れる方を優先させて頂きます
●英語、中国語以外の言語を募集する可能性もあります。ご興味がある方は、使用言語と簡単にレベルをお書きの上、件名「ホスピタリティ班について」とし、<staff@filmex.jp>宛に、メールをお送り下さい。該当言語の募集が確定次第、ご連絡致します。
◎記録撮影班(スチル)

映画祭のイベントを写真撮影する業務です。

●スチル班条件:
・撮影経験のある方のみ募集。撮影機材の持込み歓迎。
・シフト管理などの事務・調整作業(制作進行)が得意な方も歓迎。
・(A)日程の映画祭会期7日間中、3日間以上参加できる方。
・9:00‐21:00の間で、6時間程度可能な方
●業務内容:
・公式記録として、舞台挨拶やイベント・会場風景などを写真撮影。
・スチル撮影の参考として、昨年度の「デイリーニュース」をご覧ください。
◎記録撮影班(ムービー)イベントを動画で撮影(編集含む)する業務です。
●ムービー班条件:
・撮影経験のある方のみ募集。編集経験のある方、撮影機材の持込み歓迎。
・シフト管理などの事務・調整作業(制作進行)が得意な方も歓迎。
・(A)日程の映画祭会期7日間中、3日間以上参加できる方。
・9:00‐21:00の間で、6時間程度可能な方
●業務内容:
・公式記録として、舞台挨拶やイベント、会場風景などを動画撮影。
・撮影した素材を短い映像に編集・仕上げ
・完成映像をアップロード
・ムービー撮影の参考として、昨年度の「ブロードキャスト」をご覧ください。
●業務場所:
・有楽町朝日ホール・スクエアほか(有楽町)
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訃報:森崎東監督

(訃報)森崎東監督がお亡くなりになりました。第4回東京フィルメックスでは「ニワトリはハダシだ」をクロージング作品として上映、また審査員を務めていただきました。森崎東監督傑作選をオープンしたばかりの六本木ヒルズの映画館でオールナイトで上映できたことも、2003年のフィルメックスのハイライトでした。謹んでお悔やみ申し上げます。

東京フィルメックス事務局

第21回(2020年)東京フィルメックス 上映作品エントリー受付中

第21回東京フィルメックス(2020年11月)の上映作品、エントリーを受付中です。
Film submissions now open.

【エントリーフォーム・応募規約 日本語】
【Entry Form, Regulations in English】

◎応募締切(必着)

2020年6月30日(火):特別招待作品
2020年7月31日(金):コンペティション

みなさまからエントリーをお待ちしております。

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【重要:5月7日更新】New Director Award、募集いたします!

【重要:5月7日追記更新】
緊急事態宣言の延長につき、郵送資料は事務局より応募者の皆様に、後日改めて発送期間をお知らせしますので、そちらの期間に発送頂くようお願いいたします。

 

【4月13日 追記】
新型コロナウィルスに対する緊急事態宣言につき、New Director Awardの郵送提出物は5月7日(木)以降の発送をお願いいたします。

●New Director Awardとは
映画製作もデジタル化が進化し、誰もが簡単に映像作品を作れるようになりました。それによって、より多様な表現が可能となり、既存の価値観を吹き飛ばすような新しい映画的才能もあちこちから生まれ続けています。私たちは、彼ら/彼女ら新たなフィルムメーカーの歩みと共同し、個人制作とは異なる制作展開を試みることで、さらなる映画の未来を切り拓く可能性を見出すべく本企画を立ち上げます。インディペンデントで作品を生み出し、映画祭などで賞を獲った後、どうすれば彼ら/彼女らが次のステップに進むことが出来るのか。ストーリーとアイデアがあっても、それを具現化する資金や術がない者は夢を実現出来ないのか。商業的なヒットが見込まれる企画・組織形態でないと映画は作れないのか?私たちは、才能溢れる若いフィルムメイカーと、この困難な問題を打破する糸口を探したいと考え、<New Director Award>を実施します。
プロ・アマ問わず、現実的な映画化を念頭においた企画を募集し、受賞作はフィルメックス、シマフィルムおよび本企画の賛同企業(*現在未定)のバックアップにより製作・配給が検討されます。

主催:認定NPO法人東京フィルメックス
特別協賛:シマフィルム
公式サイト:近日OPEN予定

<受賞作品は、>

  • 劇場公開に向けて開発!
  • 5,000万円を上限にした製作費!

本企画にご賛同いただける企業様、ご参加をお待ちしております。

*受賞作には賞金を授与します。
**受賞作であっても、企画開発のプロセスにおいて製作費供出に至らない場合があります。あらかじめご了承ください。
***受賞該当作品なしのケースもあります。あらかじめご了承ください。

 

●募集内容・条件
・長編映画の企画を募集します。
・プロアマ、年齢、性別、国籍、など一切の制限はございません。
・ただし企画書、脚本は、日本語のものに限ります。
・また、他の映画祭、コンクールに既出の企画でも応募可能ですが、その場合は既出の映画祭、コンクールの応募要項に準じてください。
・原則として劇場公開作品が2作以下の監督を対象とします。

*「私は自主映画を撮っているが、応募出来るのか」という疑問をお持ちの方は、企画書にプロフィール・活動歴を明記の上、まずはご応募ください。過去の資料を参考に、選考委員会で判断します。
**プロデューサーによる応募の場合は、同企画における監督が決定していることが条件です。

●応募期間:
2020年4月15日(水)〜5月14日(木)

●選考の流れ
1次審査・・・東京フィルメックス、シマフィルムのプロデューサーが応募作品全企画を拝見し、審査します。企画者の過去作品なども踏まえてファイナリスト数本を選出します。

2次審査・・・1次審査を通った数本を製作、配給、宣伝の各観点から議論し、場合によっては、審査員との面談の機会を設けます。

ファイナリストの中から「New Director Award」1作品を選出し、表彰します。
<2020年8月-9月予定>
New Director Award受賞作品は映画化を目指して開発に着手します。

 

●応募要項:
下記の応募資料①②③をご準備の上、エントリー期間内に、a・bの両方の応募手順で応募してください。
a、公式サイト・オンライン応募フォームからのエントリー
b、応募資料の郵送

<応募資料>
企画書1部タイトル、企画者名、登場人物表、あらすじ、監督・プロデューサー等主要関係者略歴が記載されたもの。A4用紙10枚以内。

映画脚本1部:A4サイズを横に使用、20字×20行にて80~120枚程度(総尺75〜120分程度)、タテ書き、 フォントサイズ12、フォント:「MS明朝」

③過去作品:過去に制作した映像作品がある場合は、代表作1作品をDVDで同封。

※印刷物にはページナンバーをふってください。
※原稿の右肩をダブルクリップで留めてください。
※厳禁:ホッチキス留め、穴あけ綴じ紐の使用は禁じます。

<応募手順>
a、オンライン応募フォームからのエントリー:公式サイト(※近日公開)にて、応募フォームの必要事項に記入し、上記【①企画書】と【②脚本】をアップロードしてください。フォーム送信後、入力されたメールアドレスに「確認メール」が返信されます。

b、応募資料の郵送:a、オンライン応募フォーム完了時に送信される「確認メール」を印刷し、上記【①企画書】、【②脚本】、【③過去作品】を同封の上、下記宛先までお送り下さい。

<郵送先>
〒163-0245 東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル45F
東京フィルメックス ニュー・ディレクター事務局 宛

  • 2020年5月14日(木)消印有効です。直接の持ち込みは固くお断りします。
  • 新型コロナウィルスに対する緊急事態宣言につき、New Director Awardの郵送提出物は5月7日(木)以降の発送をお願いいたします。

●FAQ
○原則として劇場公開作品が2作以下の監督を対象とします。
*「私は自主映画を撮っているが、応募出来るのか」という疑問をお持ちの方へ:選考委員会で判断しますので、企画書にプロフィール・活動歴を明記の上、まずはご応募ください。過去の資料を参考に審査します。

○企画応募数については、お1人につき1本のみ応募できます。

●公式サイト
https://new-directors.jp/2020/

●お問い合わせ
E-mail:info@new-directors.jp