1か月近くにわたった<「映画」の時間>もこの週末でフィナーレを迎えます。
はたして子どもたちは、たくさんの笑顔とともにワークショップを終えることができるのでしょうか。
■3月27日(土)―4日目 於:政策研究大学院大学
2週目の撮影はどの班も快調。撮りたいものを無事に撮影できたようです。
さあ、この1週間にコーチが整えてくれた映像素材をチェックして、完成作品へと仕上げます。
追加撮影をおこなう班もあれば、物語を分かりやすくするためにナレーションをアフレコしたり、効果音や音楽を演奏する班もあります。
作品の最初につけるタイトルコールも、「クレイタウン」というアニメソフトを駆使して、「絵が動く仕組み」を学びながらの共同作業となりました。
◎ドラマA班
午前中は先週撮影したものをモニターでチェックして、足りない部分の追加撮影をしました。
午後にはまず「えいがのじかん」のタイトルコール作り。「クレイタウン」というソフトを使って、アニメーションができる仕組みを教えてもらいながら、みんなで持ち寄った人形、ぬいぐるみ、キーホルダー、折り紙などなどが行進する楽しいアニメができました!
セリフだけの録音や背景に流す音作り(アフレコ)もしました。さあこれらを全部合わせてみると、どんな風になるのでしょうか。あとの編集作業はコーチに託し、いよいよ明日の上映会に向けて、各自の担当を決め準備作業にとりかかりました。(報告:KA)
◎ドラマB班
午前中は希望者4人がクレイタウン作業。素材をさわってアイデアを出し合い、効果音をつけ完成しました。チームワークよく取り組み、みな満足そう。一方、監督は粗編集をもとにコーチと編集に専念。午後に必要な作業をメモし、すすみ具合を仲間につたえ、それをもとに全員でタイトルを決定しました。
お昼のあとは、ナレーションと音楽担当にわかれ、ホールを使っての録音。まずはナレーションを主演の二人が録音しました。後半は音楽担当も合流し、ほぼ即興でオリジナルの音素材を完成。このあと、上映会の追加の影絵、登場人物のアップを撮影し、映像をパソコンに取り込み、終了。最後まで目一杯の作業でしたがなんとか上映会に間に合いました。(報告:MA)
◎ドラマC班
まずは撮影したOKシーンだけをみんなで見る、ラッシュ試写。みんな自分たちの姿が画面に映ることにどきどきして、恥ずかしいけど見たくて、テンションが上がります。続いて、一場面を取り上げて、方向や距離を変えて撮影した映像を、どう組み合わせるといきいきとした描写になるのか、編集の基本を教えてもらいました。その後で、編集済みの全編を初めて目にします。もしこのお話を知らない人が観ても、意味は通じると思う?という観点から振り返って、説明不足の部分にアフレコで台詞を足したり、効果音をつけたりしました。
「えいがのじかん」のすばらしいタイトルコールを作って、本日は終了。みんなとっても仲良くなった、けど、残すところあと1日。(報告:YA)
◎ドキュメンタリーD班
先週2日間で撮影した映像をコーチが30分弱に編集してきてくれたものをみんなで試写。「編集というのは料理と同じなんだよ」とコーチ。手に入れた材料を切ったり、調味料を加えたり色々手を加えて初めておいしい料理ができあがるのです。インタビューとドラマ部分をどうつなげたらよいかアイディアを出し合い、必要なナレーションもほぼ決まり、ようやく作品の全体像が見えてきました。
お次はクレイタウンのワークショップへ。持ってきた人形やおもちゃの車を使って冒頭のタイトルとして使う映像をコマ撮りしました。ナレーション撮りも無事に終え、ついにクランクアップ!(報告:HC)
◎ドキュメンタリーE班
日を追うごとにチームワークが向上していくE班。撮影した映像の記憶を振り返りながらタイトル決めのミーティング。自分の意見が採用となると照れて遠慮がちになるメンバーを、ほかのみんなが盛り上げつつ「チビッコ捜索隊」と決定。クレイタウンでは次々とアイデアや意見が飛び出し、スムーズに役割分担をして制作にあたっていました。
午後からはコーチが粗編集した映像を確認、どの部分をクライマックスにもってくるかなど構成について話し合い、編集作業へ。ホールで楽器を録音し、ナレーション(アドリブ)録りに挑戦。「時間がない!」というプレッシャーと戦いながら、メンバーそれぞれがキャラを発揮し、なんとか終了しました。(報告:IK)
■3月28日(日)―最終日 於:政策研究大学院大学
さあ、完成した作品をたくさんの方に観ていただく「おひろめ上映会」です!
映画は作っただけでは完成ではありません。お客さんに観ていただいて、ようやく完成です。大人が手伝うのは午前まで。午後からは子どもたちの手で、達成しないといけません。
◎ドラマA班
今日は「上映会」の係りに分かれて作業です。時間の無い中それぞれの係りでチケットやポスターを作ったり、上映会の台本を考えたり、映画の紹介を絵や文でつくったり、他の班の皆と協力して頑張りました!
午後は、いよいよ通しリハーサル、大人が手伝えるのはここまでです。さぁ、子供だけで行う「上映会」のはじまりです。作品のお披露目に皆、少しソワソワ、でもうれしそうにみえました。自分達の映画をお客様にきちんと紹介するのは、難しかった
と思いますが、皆の笑顔を見る限り、きっと満足のいく出来だった事でしょう!
思い通りにいかない事や、難しい演技、作業もあったと思いますが「ちゃんとした映画になった」「自分達の映画が一番良かった」の言葉が何よりの成果だとおもいます。(報告:SA)
◎ドラマB班
いよいよやってきた上映会。午前中は上映会用の班に分かれて準備をしたあと、午後からは子どもたちだけで上映会を進めて行きます。
B班の子どもたちは、まだ最終完成版を見ていません。観客となった家族やコーチ、サポーターなど、大勢の人と一緒に映画を観ました。自分たちが作った映画のことをどう思ったのでしょうか。
舞台挨拶や質疑応答も行い、舞台上に立つB班のみんなはたのもしく見えました。そして、ワークショップの振り返りコメントからは、充実感がうかがえたような気がしました。(報告:MR)
◎ドラマC班
お披露目上映会でC班は"トリ"を飾る最後の上映でした。ずーっとドキドキしながらその時を待っていたのでしょう。挨拶で壇上にあがったみんなは緊張の面持ちでした。そして、作品の上映が終わり舞台にあがったみんなは「自分たちの作品」への満足感を顔に浮かべ、お客さんを見渡していました。
また、講評にてC班の作品は映画としての質の高さを称えられ、子どもたちは自信を付けたようで、振り返りの時間には「またこのメンバーで作品を撮ろう!」「次はミステリーだ!」と意気込んでいました。(報告:MS)
◎ドキュメンタリーD班
リハーサルでは緊張で不安気だった舞台挨拶も、本番では予想外のアドリブ演出を連発!「ドラマはなぜ入れたのですか?」「自分のお父さん、お母さんは、大人か子ども、どっちだと思いますか?」など次々と飛び交う質疑応答に、動じず、しっかりと自分の意見をステージの上で回答する姿は、とてもかっこよかったです。
振り返りの時間では、笑いがいっぱいとれたところ、ドラマも入れたところをよかった点として共有しました。ドキュメンタリー班ならではの醍醐味である、インタビューを通してたくさんの人と話せたことも、存分に味わうことができ、「またやりたい!」と声をそろえて、全員が次回への意欲を見せ、振り返ると短い5日間の記憶を持ち帰りました。(報告:OS)
◎ドキュメンタリーE班
上映の前はみんな舞台にあがることを照れていたけれど、いざ始まると責任感も出てきて、はじまりに年長の監督が、ドキュメンタリーですがドラマだと思ってご覧ください、と挨拶をしました。
上映後は、家族の記念写真のところはどうやって撮影したのか?風船はどこまで追っかけたのか、などいろいろな質問に真剣に答える姿も。
振り返りの時間のあとの舞台上でのコメントでは、それぞれにE班のみんなは面白くてチームの絆の深まりを感じさせる素敵なおひろめ上映会となりました。カメラをもっと専門的にやってみたい、シナリオをもっと書いてみたい、などそれぞれ目標も出てきたようです。(報告:TM)
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すべて子どもたちの手で行われた上映会は、名司会の進行やマイクランナーなど各パートの奮闘で、とても大盛況。素敵なデザインのチケットや、映画の見どころがしっかりと解説されたプログラム、会場を彩る特大ポスターの数々など、最後を締めくくりとして、上出来の上映会でした。
崔 洋一監督からの講評でも、高い評価を得た子どもたちは得意げでした。
最後に舞台上でみんな集まっての記念撮影。
「映画の友だち」と「映画の想い出」を作ることができた<「映画」の時間>は、こうして5日間の楽しい時間を終えることができました。
企画に対して様々な形でご支援をいただいた協力者のみなさま、ご理解をいただきました保護者のみなさま、5日間の制作を支えたコーチとサポーターの大人スタッフ、映画のヒントになる面白いお話をたくさんしてくださった"マエストロ"崔 洋一監督、そして最後までやり抜いた子どもたちに改めてお礼を申し上げます。(了)
投稿者 FILMeX : 15:41
2010年03月24日
1週間の準備期間(充電期間?)を経て、いよいよ今日からの2日間で撮影にとりかかります。ドラマ班はみんなで考えた物語を、いくつかのシーンで描き、ドキュメンタリー班は自分たちで考えた質問内容を胸に、話し合って決めた取材先へ向かいます。
この2日間ですべての映像を撮り終えなければなりません。
■3月20日(土)―2日目 於:政策研究大学院大学、他
2日目の土曜日はお天気だったのですが、風がとても強く、特に外での撮影を実施した班は、風が吹くごうごうとした音がどうしても入ってしまうので、録音にとても苦労していたようです。
◎ドラマA班
前回みんなで考えたお話をコーチがまとめてきてくれました。それを見ながらもう一度足りない部分を考え付け加えシナリオを完成。必要な小道具、タイムマシンを手分けして作り、政研大のキャンパスをロケハンして、午前中が終了。
監督、カメラなどは演技の出番がない人が交代でやるということで、午後からは各自用意してきた衣装に着替えていよいよ撮影開始。
役者さんの走るスピードとカメラを合わせるのは難しそうでした。桜の木の下の撮影では色々な虫が出てきて演技に集中できなかったり、きっと思ったとおりに進まないこともたくさんあったと思いますが、最後まで元気に、シーン6のうち2まで撮り終えて2日目が終わりました。(報告:KA)
◎ドラマB班
朝、それぞれが小道具を入れた大きな荷物で到着。はじめに宿題だった詳細なストーリーの発表。各自アイデアはトーンの強い発言に説得される形でまとまりました。その後ロケハンでイメージをふくらませ、撮影にむけモチベーションを高めました。
午後はいよいよ撮影開始。今日の目標は全四場面のうちの二つを撮り終えること。「手カメラ」をつかって構図を探し、コーチにアドバイスを聞きながら、テストを繰り返し、自然と班にチームワークがうまれました。キャストの熱演や、つぎつぎ飛び出る撮影アイデアに大人のスタッフから感嘆の声があがることも。最終的には4割強のシーンを撮り終えることができ、まずまずの出だしとなりました。(報告:MA)
◎ドラマC班
2日目は、まず先週からの宿題だった、お話作りのアイディアを持ち寄るところから始まりました。それぞれ、全体を通して考えてきてくれたこと、ある場面について特別に描いてきてくれたこと、みんなの意見を混ぜ合わせながら、先週まで平面的だったお話が、だんだん立体的に立ち上がってきました。
あとの細かいところは、撮影しながら考えよう!ということで、午後からはいよいよ撮影本番。子ども時代と大人時代のふたつの場面があるお話のうち、子ども時代を撮り切る予定が、ちょっと間に合わなくて夕方になってしまったけど、なかなかいいスタートを切れたのではないかな? みんなの表情、手ごたえを感じてるように見えたよ!(報告:YA)
◎ドキュメンタリーD班
強風の吹きすさぶ中、六本木の街頭でインタビューを敢行。物怖じせず道行く人にどんどん声をかける子供達。小学生からご高齢の方まで(17人!)幅広い年齢層を取材することができました。
その後、今日撮った映像をマエストロと一緒にプレビュー。答えてくださった方々の真摯な言葉がとても印象的でした。(報告:HC)
◎ドキュメンタリーE班
2日目は、みんなの行きたいところを絞って、青山霊園と有栖川公園に取材に行くことに。最初は、どうやってインタビューすればいいんだろう?と不安を感じながらも、4人家族に突撃取材!1組目からやさしい人たちがしっかり答えてくれたので、みんなの足取りも軽くなりました。公園の後には、近くの広尾商店街へ。果物屋さん、銭湯、文房具屋さん、酒屋さんなど積極的にインタビューのお願いに行きました。連休ということもあって、お店も忙しくてアポは取れなかったけど、少しずつ機材の使い方や取材に慣れてきました。どんどんチームが一丸となっていくのを感じる頼もしい2日目でした。(報告:TM)
■3月21日(日)―3日目 於:政策研究大学院大学、他
夜から未明にかけて、暴風警報が発動されるほどの強風。雨の心配もあり、撮影ができるのか、とやきもきさせられましたが、参加者とスタッフの願いが通じたのか、暑いくらいの好天に恵まれました。
さて、撮影は残り1日。どの班もちゃんと撮り終えることができるのでしょうか。
◎ドラマA班
撮影二日目は、室内での撮影がメインとなりました。
連日の撮影に疲れているのでは?という心配をよそに相変わらずみなさん元気いっっぱいの様子に一安心しました。午前中からクライマックスシーンの撮影でしたが、崔監督の直接指導により緊張感ある現場が作れました。
午後には、疲れもあったのか何度か子供たちの意見がぶつかる場面もありましたが、自分たちで話し合い無事に最後までお話を取り終えることができました。(報告:SA)
◎ドラマB班
撮影二日目は、撮影最終日でもあります。朝、監督中心に、お話を完成させるために必要なシーンをホワイトボードに書きだし、残りを具体的にどう撮っていくか話し合いました。午前中にここまでは撮り終えようと決め、衣装、小道具の用意ができたらまずは外での撮影からスタート。
1日目同様、出演者が自分で考えた演技を披露し、そこに監督の指導が入ります。はじめは手カメラでいろんな角度から眺めてみて、カメラの位置を決めます。午前中には目標としていたところまで撮り終えることができませんでしたが、お昼休憩もそこそこに、午後も引き続き撮影をして、なんとか時間内に終了しました。
さて、来週、どんな映画ができあがるのでしょうか。(報告:MR)
◎ドラマC班
午前中は室内で「人形が倒れる」シーンを撮影して、すぐに外へ移動。子ども時代のシーンのクライマックスでは、大きな声をだし、体を使って熱演していました。強風にも負けない演技で、監督もその場その場で台詞の言い回しを変えたり、納得のいくまで撮影しこだわりのあるシーンが撮れました。
午後は室内でとても印象的なシーンの撮影。カメラワークに試行錯誤しながらも、少ない人数でカメラ・音声を交代しながら撮影しました。時間の経過をコマ撮りで表現することになり、自分たちで作った小道具を工夫して改良したり撮影に挑みました。みんなで順番に交代し協力しながら、なんとか時間内に全ての撮影工程を終えました。最後には拍手が起こって、みんな充実した顔つきでした。(報告:MS)
◎ドキュメンタリーD班
昨日の街頭インタビューで、大人と子どもの区別はなかなかつけ難いようだ、という発見があったD班。今日はそれを踏まえた上で、「大人の大人っぽいところ」「子どもの子どもっぽいところ」「大人の子どもっぽいところ」「子どもの大人っぽいところ」を考えてみました。
「大人になると毛穴が広がる!」「子どもはよくケンカする!」「酔っぱらうと大人でも赤ちゃん言葉になる!」「子どもでもシブいもの好きな人は大人!」と、次々と意見が出てきます。まずは煙草を吸うマエストロ(崔監督)に「大人の大人っぽいところ」の撮影をお願い。時には、D班メンバーが即興名演技を披露。ドキュメンタリー班といえども、ドラマ班顔負けの演出に大人スタッフもびっくり。
ナレーションと音響を加えて、どんな作品が出来上がるのか。来週がとても楽しみです。(報告:OS)
◎ドキュメンタリーE班
前日のインタビュー映像を確認して各自反省点、意見を発表。マエストロからのアドバイスと、話し合いでみえてきた取材目標を掲げ、ロケ地・青山霊園に出発。
最初はコーチの顔色を窺いながらだったものの、次第に取材したい人々を追っていくようになりました。元教師のおばあさん、三世代家族、石材店のおじさんなど計7組の方々にインタビューを敢行。また、取材を快諾してくれた一家のお墓掃除を手伝う一コマも。
取材を終え、子どもたちは手応えを感じているようでした。次回までの宿題は「大人と子ども」の詩作とタイトルを考えてくること。果たして自分たちのアイデアを反映させることはできるでしょうか。(報告:IK)
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さてさて、今週末は映画の仕上げ、そしておひろめ上映会です。
映画は作るだけでなく、見せるところまでやりとげて、ようやく「完成」です。
自信作をたくさんの人に届けることができるでしょうか。子どもたちの最後の奮闘に期待します。
投稿者 FILMeX : 14:04
2010年03月17日
・3月13日(土)―1日目 於:国立新美術館 講堂
いよいよ始まった<「映画」の時間>。5日間という限られた時間の中で、みんなでアイディアを出し合い、協力して1本の映画を作ります。
今年の特別講師は崔 洋一監督。どんな映画の秘密が聞けるのか、みんな興味しんしんです。
最初は初対面の友だちばかりの中、やや緊張していた子どもたちも、体を使って自己紹介を兼ねたミニゲームをしたり、崔監督が教えてくれた「手カメラ」で映画つくりの基本を教わって、お昼ご飯を食べる頃には、すっかりリラックスした雰囲気になりました。
午後からはアルベール・ラモリス監督が製作したフランス映画「赤い風船」をみんなで鑑賞。そのあとには、崔監督からのお話を聞き、みんなの感想を出し合いました。
ドラマとドキュメンタリーの班分けも終わり、崔監督から「大人と子ども」という撮影のテーマが発表されました。
かんたんなようで、とても難しいテーマ。どんなふうに料理するかは、子どもたちの腕のみせどころです。
続いて班ごとに分かれて撮影の準備です。
各班で行われた内容については、指導にあたったサポーター(大人スタッフ)からの報告です。
◎ドラマA班
「強い意見に流されて決めるのが議論じゃないよ」という崔監督の言葉を受け止めて(?)6人のメンバーがコーチのもとに集まるや早速活発な議論が始まりました。
サスペンスがいい、メルヘンだけはやだ、主役がいい、悪役をやりたい、などなど、みんなやりたいことがそれぞれあり簡単にはまとまりません。
終盤になって実際にカメラやマイクなど機材の使い方を一人一人教わる時間もあっ
て、映画を撮る実感がわいてきたようです。少しずつみんなで意見を譲り合いつなぎ合わせて、悪人とタイムマシンの出てくる大まかなストーリーができてきました。
キャストとスタッフも(監督以外・・)大体決まりました。(報告:KA)
◎ドラマB班
初日は、だいたいの話の流れを作ることに費やされました。
ある男の子が提案したストーリーにみんなが賛成し、そこからお話をふくらませようとしましたが、なかなか上手くいきません。
それぞれが考えていることを紙に書いて整理し、発表しましたが、今度は、2日間では取り終えることが難しそうな壮大なお話になってしまいました。
ひとりひとりが意見を出しながら大まかな話の筋道が見えてきたところで、配役を決めました。人数が少ないので、ひとりが何役も担当します。
最後に、各自がこの映画を作るために必要な小道具は何かを考え、次回持ってくる物を分担してドラマB班の1日目は終了しました。(報告:MR)
◎ドラマC班
大人と子どものちがいは? 大きくなると、何が変わる?それとも変わらないものはある?という話し合いから、小さいときに出会った男の子と女の子が、大人になって再会したらどうなるか?というお話が生まれました。
途中で行き詰ってしまったので、ストーリーをふくらませてもっともっとおもしろくしてくるのが宿題です!(報告:YA)
◎ドキュメンタリーD班
マエストロ(崔監督)から与えられたテーマは「大人と子供」。
大人と子供の違いって何?という問いから話し合いがスタート。働かずに遊んでいられるからずっと子供のままでいたい!という男子チームとは対照的に、大人は自由だし夢を叶えるためにも早く大人になりたい!と言う女子チーム。大人と子供のどっちが自由?どっちが楽しい?大人スタッフも巻き込んで興味深いディスカッションが展開。人はいつ子供から大人になるの?そもそもあなたは大人?子供?こんな質問を道行く人になげかけてみようという企画に決定。早速カメラを持って取材の練習へ。質問は大きな声で、リアクションをしっかり返すのがインタビューのコツ!とコーチが助言。本番でどんな答えが引き出せるのか?みんなの腕の見せ所です。(報告:HC)
◎ドキュメンタリーE班
まず、コーチが司会進行をとるかたちでメンバーにインタビュー。興味のあること、気になっていることを聞き出しながら、テーマ「大人と子ども」をどう打ち出していくか話し合いました。機材講習を終えると、映画をつくる実感がわいてきたようで、意見も少しずつ積極性を帯びてきました。
カメラや音声、インタビュー、そして監督などの担当も決めました。その後、六本木駅までロケハンへ。
ヒントを見いだしながらも具体的な案にはまとまらなかったので、「なにを撮りたいか」「どこへ行きたいか」を全員に考えてきてもらうことにしました。20日のみんなの発表に期待、です!(報告:IK)
各班の撮影準備と並行して、撮影用機材の講習と練習も行いました。
やることがたくさんあって、目のまわるような1日目でしたが、子どもたちはみんな奮闘して乗り越えました。
さて、来週は撮影本番です。好天を祈りつつ、宿題もこなして、体調もととのえ、準備ばんたんで迎えましょう!
投稿者 FILMeX : 15:07
2010年02月28日
過去2回の完成作品およびメイキング映像を公開しています。
◎第1回(2008年)
・完成作品
『竜崎探偵事務所 事件ファイル~二つのエンゲージリング~』ドラマA班
『走れ!発電少女』ドラマB班
『KISSしておねがい♡』ドキュメンタリーA班
『I L♡VE 十番』ドキュメンタリーB班
『みなと区の中心で愛をさがせ』ドキュメンタリーC班
・レポート(テキスト)
3月8日(日)-1日目
3月15日(土)、16日(日)-2日目、3日目
3月23日(日)-4日目
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◎第2回(2009年)
・完成作品
『脂肪vs砂糖』ドラマA:松坂牛の国X
『ゆき子とゆきち ~最後の涙~』ドラマB:ごはちゃんズ
『デリシャスムービー』ドキュメンタリーD:イート
『食べまくり十番・六本木!』ドキュメンタリーE:塩ラーメン
・レポート(テキスト)
3月7日(土)プレイベント「子供の情景」上映&質疑応答
3月15日(日)-1日目
3月15日(日)-1日目(子どもメイキング班レポート)
3月20日(祝)-2日目
3月20日(祝)-2日目(子どもメイキング班レポート)
3月21日(土)-3日目
3月21日(土)-3日目(子どもメイキング班レポート)
投稿者 FILMeX : 21:12
2009年06月11日
4日目の編集体験ワークショップで取り組んだ、ムービーカードの作品もご覧いただけます。
『アイ ラブ マイルーム』
『お父さん帰ってきて』
『心の天気』
『ぼくの生まれた日』
『だれもいない…』
『ひさしぶりの休日』
『ぼくのあらたなともだち』
『夜の天気』
投稿者 FILMeX : 13:54
ワークショップの模様をまとめたメイキング映像も公開しています(約41分)。
投稿者 FILMeX : 13:53
2009年3月の休日を使って取り組んだ第2回<「映画」の時間>。
5本の傑作が完成しました。ぜひご覧ください。
『脂肪vs砂糖』
ドラマA:松坂牛の国X
ものがたり:おかしの国と松坂牛の国は、ケーキを交換したりして仲良しでした。ところが、ある事件をきっかけに仲が悪くなり、ついに戦争に…。
『ゆき子とゆきち ~最後の涙~』
ドラマB:ごはちゃんズ
ものがたり:ゆき子とゆきちは仲良し夫婦。花見に出かけた二人ですが、ゆきちに思いがけない出来事がふりかかり・・・
『デリシャスムービー』
ドキュメンタリーD:イート
街の外国人に、自分の国の言葉で「おいしい」と言ってもらったり、はしを実際に使ってもらったりします。目標は「外国人の家に行くこと」ですが…。
『食べまくり十番・六本木!』
ドキュメンタリーE:塩ラーメン
麻布十番商店街、六本木などのお店を「リサーチ!!」すぐに行きたくなるお店を食べまくり!! 取材の最後には試食させてもらうことを目指します。
投稿者 FILMeX : 13:36
2009年03月26日
子どもメイキング班 撮影日記
3月21日(土)―3日目
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<撮影メモ>
10:00-12:00
全てのドラマ班を回って撮影をした。
A班はまだシナリオを考えていた。
B班はダンボールで何か工作していた。映画に出てくるお葬式で使うそうだ。
C班は本格的に撮影していて、3つの班の中で最も進んでいると思う。
B、C班の一部の人にインタビューをした。B、C班どちらにも今日で終わるかを聞いた所意見がばらけていたが、終わりそうと答えている人が多かった。
13:00-14:00
A班の戦っているシーンの練習しているところを撮った。
非常ににぎやかだったが、その分うるさかった。
14:00-15:00
B班 悪代官が殺されるシーンを撮影しているところを撮った。
流血表現、本物そっくりの剣、現場に置かれていたナゾのバケツについて取材した。
15:00-16:00
C班の人にインタビューを行った。
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<感想>
班によって進捗度が違った。
また、メイキング班にいて困る事があった。
どの班にも所属していないので、インタビューをしたりするだけで、皆とあまり仲良くなる事が難しい。
また、メイキング班は少人数で、今回の場合妹しかメンバーにいないので、さらに話せる人がいない。
次回で映画の時間はもう終わりだけど、来年以降子どもメイキング班という班を作るのであれば、他の人達と仲良くなれるように考えて欲しい。
<次のメイキングを撮る人へ>
1、それぞれの班がどこまで進んだかを観察する。
2、録画の時はカメラをしっかり持ち、ブレないようにする事!
(ほうこく:池田 笙)
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<感想>
1、デジカメでとる時、ぶれないようにとるのがむずかしかったです。
2、色々なドラマ班をまわって、さつえい中や話合っている所で、みんな、いろいろな意見を出していました。
3、いっぱい人がいる時にひと部分をとるのにたいへんでした。
4、どの班も良い作品が出来るようにがんばっていました。
<次のメイキングをとる人へ>
1、いろんな班をいっぱい見て下さい。
2、さつえいしている班のカメラにはいらないように気を付けて下さい。
(ほうこく:池田若歌)
投稿者 FILMeX : 17:53
子どもメイキング班 撮影日記
3月20日(祝)―2日目
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<撮影メモ>
10:00-12:00
ドラマはんやドキュメンタリーはんがどんなことをやるのかをそうだんしているところを見た。
ドキュメンタリーDはんの外国から来た人にインタビューをするのがおもしろそうで、作り終わった時が楽しみです。
ドラマAはんのこどうぐは、どんなことに使うのか、きになります。
12:00-13:00
みんながごはんを食べている所をカメラでとりました。
13:00-14:00
外のはんBを撮影しました。次にCはんを撮りに行きました。そして、Aはんを撮りました。
僕は、ごはちゃんズのドラマがおもしろそうで気になりました。(拓帆)
僕も、同じのがいいなぁと思いました。なぜかというと、いろいろな人がいておもしろそうだからです。(彩斗)
14:00-15:00
ドラマ班の撮影をしました。
特にSKY TOKYO班ががんばっていました。
15:00-16:00
インタビューをするのが恥ずかしかったです。
しのざき監とくが、メイキングの撮り方を教えてくれました。
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<感想>
1、いろいろな場面をうまくとれたので、とてもうれしかったです。
2、インタビューをしている時に、ビデオカメラでとるところがおもしろかったです。
3、どんなことをインタビューするのかが大変でした。
4、しのざきかんとくがうまい撮り方を教えてくださったので来週も、その撮り方で、撮っていきたいです。
<次のメイキングを撮る人へ>
1、カメラやビデオを、うまくとっていってほしいです。
2、しのざきかんとくは、しゃべっている人(せりふを言っている人)をアップでとるといいと、おっしゃっていました。しのざきかんとくのおっしゃってたことをやってみるとうまく撮れると思います。
(ほうこく:田中拓帆くん)
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<感想>
撮影をするのが楽しかったです。
だけど、質問等がはずかしくて言えなかったので、大変でした。
<次のメイキングをとる人へ>
質問等をうまくやってほしい。
(ほうこく:山田彩斗くん)
投稿者 FILMeX : 17:25
2009年03月23日
さぁ、泣いても笑っても、撮影はこの日だけです。みんなで力をあわせて予定のシーンを全部、撮り終えましょう。
【ドラマ班】
前日の進捗状況から、それぞれの班で準備に取りかかります。午前中にロケ場所を確認するチームもあれば、シナリオを大幅にカットして書き直す班もあり、さっそく撮影に取りかかるチームもありました。
限られた時間の中で、シナリオを直し、機材をセッティングし、小道具を作り、演技の練習を重ね、様々なことを並行しながらカットを重ねていきました。
ドラマ班は予定の終了時間ぎりぎりまで粘り、結果的に30分近くオーバーするチームもありましたが、なんとか最後まで撮り終えることが出来ました。
【ドキュメンタリー班】
まずは、どちらのチームも前日に撮影した映像をプレビューして振り返ります。技術的な指導やインタビューの仕方など、もっと面白い映画にするために、たくさんのアドバイスをもらいました。そして、前日が順調だったからこそ、より一段と上の内容を目指して、あらためて取材に出かけます。
数を重ねるごとに取材が上手になり、なにより4人のチームに一体感が生まれてきました。
ドラマもドキュメンタリーも、今日までに撮影した素材をもとに、来週は仕上げ作業、そしてお披露目の上映会です。傑作の誕生の予感がします。
投稿者 FILMeX : 11:40