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特集上映 「アモス・ギタイ監督特集~越えて行く映画」


共催:東京日仏学院、アテネ・フランセ文化センター  



アモス・ギタイ(Amos GITAI)プロフィール

1950年10月11日イスラエル北部・ハイファ生まれ。
71年、父親と同じ建築家を目指しイスラエル工科大学に入学。建築学を専攻するかたわら、73年より8ミリカメラで建築を題材にした実験的な作品の自主製作を始める。

77年以降、イスラエル国営テレビのために20本ほどのドキュメンタリーを製作。しかし82年『フィールド・ダイアリー』が当局から激しい非難を受け放送禁止になったのをきっかけに亡命。パリに拠点を移し、初の劇場用映画『エステル』(85)を監督。その後ディアスポラを扱った『ベルリン・エルサレム』(89)『ゴーレム、さまよえる魂』(92)を撮る。これらの作品は、亡命三部作と呼ばれている。

パリ滞在中に舞台などにも活動の場を広げるが、90年代に入りイスラエルの情勢が大きく変わったこともあり、93年にイスラエルへ帰国。帰国後はイスラエルが抱える問題へテーマを移し、第四次中東戦争従軍時の記憶をもとにドキュメンタリー映画『戦争の記憶』(94)を制作。この作品はその後、『キプールの記憶』(00)へとつながる。

これまで『カドッシュ』(99)『キプールの記憶』(00)『ケドマ』(02)などが、カンヌ映画祭のコンペ部門に選出されており、『フリーゾーン-明日が見える場所-』(05)ではハンナ・ラスロが同映画祭女優賞を獲得。『それぞれのシネマ』(07)の監督にも選ばれているほか、ロンドン、ニューヨーク、モスクワ、パリなどで大規模な回顧展も行われている。日本では『キプールの記憶』(DVD邦題『キプール』)が00年に東京フィルメックスでの上映後、翌年、劇場公開された。また、昨年の東京フィルメックスではパレスチナと自身の家族の歴史を織り込んだ『カルメル』(09)が特別招待作品として上映されている。

その他の主な作品に『メモランダム』(95)『ヨム・ヨム』(98)『エデン』(01)『アリラ』(03)『プロミスト・ランド』(04)『撤退』(07)『いつか分かるだろう』(08)等がある。



『エステル』 Esther

『エステル』 Esther
オーストリア、イスラエル、イギリス / 1985 / 97分


『ベルリン・エルサレム』 Berlin - Jerusalem

『ベルリン・エルサレム』 Berlin - Jerusalem
イスラエル、オランダ、イタリア、フランス、イギリス / 1989 / 89分


『ゴーレム、さまよえる魂』 Golem, the Spirit of Exile

『ゴーレム、さまよえる魂』 Golem, the Spirit of Exile
ドイツ、オランダ、イギリス、フランス、イタリア / 1991 / 105分




東京フィルメックス(11/20~11/28)に引き続き、以下の2つの会場でも作品が上映されます。


■アモス・ギタイ監督特集上映

日程:2010年11月30日(火)~12月12日(日)
主催・会場:東京日仏学院エスパス・イマージュ

・イスラエル現代三大都市
 『メモランダム』(1995年)
 『ヨム・ヨム』(1998年)
 『カドッシュ』(1999年)

・ユートピア崩壊三部作
 『キプールの記憶』(2000年)
 『エデン』(2001年)
 『ケドマ』(2002年)

・21世紀におけるエグザイル三部作
 『アリラ』(2003年)
 『プロミス・ランド』(2004年)
 『撤退』(2007年)

 『家からの報せ、故郷からの報せ』(2005年)
■特集:アモス・ギタイのドキュメンタリー映画

日程:2011年1月下旬~2月上旬
会場:アテネ・フランセ文化センター(御茶ノ水)

アモス・ギタイ監督の1970年代から現在に至る、日本未公開ドキュメンタリー作品やインスタレーション作品を一挙上映の予定です。
詳細については、11月以降にアテネ・フランセ文化センターホームページで発表いたします。

>> アテネ・フランセ文化センター



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