11月23日、有楽町朝日ホールでコンペティション作品『私たち』が上映された。ユン・ガウン監督の長編デビュー作である本作は、2人の少女の友情を通して子ども達の繊細な世界が丁寧に描かれ、家庭環境の格差や学歴社会など現代の社会問題にも触れた力作。上映後にはユン監督を迎えたQ&Aが行われ、数多くの質問が上がった。
11月23日、有楽町朝日ホールでコンペティション作品『私たち』が上映された。ユン・ガウン監督の長編デビュー作である本作は、2人の少女の友情を通して子ども達の繊細な世界が丁寧に描かれ、家庭環境の格差や学歴社会など現代の社会問題にも触れた力作。上映後にはユン監督を迎えたQ&Aが行われ、数多くの質問が上がった。
11月22日、有楽町朝日ホールで「特集上映 イスラエル映画の現在」の『山のかなたに』が上映された。この作品は、第20回(2007年)東京国際映画祭で東京サクラグランプリに輝いた『迷子の警察音楽隊』のエラン・コリリン監督による長編第3作で、ある平凡な家族の姿を通して、イスラエルが抱える様々な矛盾を浮き彫りにした野心作。上映後には、コリリン監督によるQ&Aが行なわれ、客席からの質問に答えてくれた。 続きを読む
11月21日(月)、有楽町朝日ホールにて、コンペティション部門『マンダレーへの道』が上映された。上映後にはミディ・ジー監督が登壇し、場内からは活発な質問が寄せられた。ミャンマーからタイへ密入国し、出稼ぎにやってくる若い男女を描いた本作について、司会の林 加奈子東京フィルメックス・ディレクターは、「シンプルで、おしつけがましくなく、何度観ても心に沁みる作品」と評した。
11月22日、有楽町朝日ホールにてコンペティション部門『オリーブの山』が上映され、Q&Aにヤエレ・カヤム監督が登壇した。ユダヤ人墓地の中にある家で暮らし、厳格なユダヤ教徒として慎ましい生活を送ってきた主婦ツヴィアが、これまで想像もしなかった世界を発見する過程をストイックに描いた長編デビュー作だ。
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11月21日、有楽町朝日ホールにてコンペティション部門『神水の中のナイフ』が上映された。上映後のQ&Aには、プロデューサーの一人、チャオ・イーハンさんが登壇。最新作を撮影中のワン・シュエボー監督の来日は叶わなかったが、観客に向けてビデオメッセージが届いた。中国のイスラム教徒である回族をテーマとした本作について、ワン監督は「普通のムスリムの生活を描きたかった。ロケ地の西海固は私にとっても、思い入れのある特別な場所」と紹介し、「次回作もフィルメックスで上映できることを願っています」と期待を込めて語った。
11月21日、コンペティション作品『バーニング・バード』の上映が行われ、上映後のQ&Aにサンジーワ・プシュパクマーラ監督が登壇した。デビュー作『フライング・フィッシュ』(2011、第12回東京フィルメックスで上映)に続く三部作の2作目となる本作。前作同様、スリランカ内戦の中で生きる人びとの過酷な運命を描いた。東京フィルメックスには2度目の参加となる監督は、「大好きな映画祭。ここで上映していただけることに心から感謝します」と挨拶した。 続きを読む
11月20日(日)、有楽町朝日ホール11階スクエアBにて、国際シンポジウム『アジアからの「映画の未来へ」』が開催された。 基調講演は、第17回東京フィルメックス特別招待作品『山<モンテ>』のアミール・ナデリ監督。パネルディスカッションはナデリ監督のほか、第17回東京フィルメックス審査委員長を務める映画評論家・映画祭プログラマーのトニー・レインズさん、釜山国際映画祭エグゼクティブ・プログラマーのキム・ジソクさん、市山尚三東京フィルメックスプログラム・ディレクターが登壇した。
11月20日、有楽町朝日ホールでコンペティション作品『ぼくらの亡命』が上映された。本作は、『ふゆの獣』で2010年東京フィルメックス最優秀作品賞を受賞した内田伸輝監督の最新作。孤独な男女が互いに依存しながらも生きようとする姿を描く。上映前には内田監督をはじめ、出演者の須森隆文さん、櫻井亜衣さん、松永大輔さん、入江庸仁さん、志戸晴一さんが舞台挨拶に登壇し、上映後には内田監督を迎えてのQ&Aが行われた。
11月19日(土)、TOHOシネマズ日劇1にて、オープニング上映としてキム・ギドク監督最新作の『The NET 網に囚われた男』が上映された。ギドク監督と東京フィルメックスは縁が深く、『受取人不明』(01)、『春夏秋冬そして春』(03)、『アリラン』(11)、『殺されたミンジュ』(14)に続き、5回目の参加となる。