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11/3『リング・ワンダリング』舞台挨拶(2021/11/25)
11/3『リング・ワンダリング』Q&A(2021/11/25)
第23回東京フィルメックスの作品募集期間は終了いたしました
第22回東京フィルメックス受賞結果
第22回東京フィルメックス・コンペティションの審査員は以下の作品に賞を贈ります。
【第22回東京フィルメックス コンペティション 受賞結果】
【最優秀作品賞】
『見上げた空に何が見える?』What Do We See When We Look at the Sky?
監督:アレクサンドレ・コべリゼ(Alexandre KOBERIDZE)
ドイツ、ジョージア / 2021 / 150分
副賞として賞金50万円が監督に授与されます。
授賞理由;
この、クタイシという街についての美しいポートレイトにおいて、カメラは人々や動物たち、木々や雨どいなど存在するすべてのものに平等な視線を注ぐ。一方的な暴力装置にもなりうる映画=カメラを使いながら、本作品では被写体とフェアな関係を結ぶことに成功し、イメージは映画と世界との対話へと開かれてゆく。魔術のように突拍子もないフィクションは単に嘘の世界を信じさせるためにではなく、現代において断ち切られた世界への信頼を再び回復させるために機能するだろう。『見上げた空に何が見える?』と問うこのユニークな挑戦は、映画の未来に一筋の光を見せてくれる。
【最優秀作品賞】
『時の解剖学』Anatomy of Time
監督:ジャッカワーン・ニンタムロン(Jakrawal NILTHAMRONG)
タイ、フランス、オランダ、シンガポール / 2021 / 118分
副賞として賞金50万円が監督に授与されます。
授賞理由;
『時の解剖学』は、登場人物の過去と現在、さまざまな時間の層が、魅力的に挑戦的な方法で絡み合わされ、時が止まったかのようなシークエンスに突然残酷で暴力的な歴史の要素が織り合わされ、流麗な映画空間を創り出し、それが現在と過去の境界線をこえる。老人の肉体のイメージと歴史によって刻まれた痕跡を通して、私たちは具体的なたしかな手触りで時間を体験し、その精神性も感じとる。登場人物たちの動機や背景は必ずしも十分に説明されず謎のまま残される。ときには不思議な印象を与え、観客に自由に解釈する余地をあたえてくれる。わたしたちは現実と非現実が共存するところにいざなわれ、物語のかけらをつなぎ合わせてそれぞれの観点から捉え直すよううながされる。アンビバレントな要素、自然、登場人物たちや状況もまたこの映画の魅力である。
■第22回東京フィルメックス コンペティション審査員:
諏訪敦彦 ( SUWA Nobuhiro / 日本 / 映画監督 )
ウルリケ・クラウトハイム ( Ulrike KRAUTHEIM / ドイツ / ゲーテ・インスティトゥート東京 文化部 コーディネーター )
オリヴィエ・デルプ ( Olivier DELPOUX / フランス / アンスティチュ・フランセ日本 映像・音楽部門統括マネージャー )
小田香 ( ODA Kaori / 日本 / 映画監督・アーティスト )
■観客賞
『偶然と想像』Wheel of Fortune and Fantasy
監督:濱口竜介(HAMAGUCHI Ryusuke)
日本 / 2021 / 121分
■学生審査員賞
『見上げた空に何が見える?』What Do We See When We Look at the Sky?
監督:アレクサンドレ・コべリゼ(Alexandre KOBERIDZE)
ドイツ、ジョージア / 2021 / 150分
授賞理由;
カメラに映るすべてのものが、私たちに何かを語りかけてくるように感じ、圧倒されました。足元だけで映される男女の出会いや、サッカーに夢中なクタイシの人々、街で生きている犬たちなどが、愛に溢れた視点で描かれ、とても美しく感じました。私たちが何気なく生活している日常の愛おしさに気付かされました。描かれていることも、描き方も、本当にとても素敵でした。
● 学生審査員:
堀内友貴(HORIUCHI Yuki / 東放学園映画専門学校)、福岡佐和子(FUKUOKA Sawako / 日本大学芸術学部)、栁川碧斗(YANAGAWA Aoto / 慶應義塾大学)
支援する
東京フィルメックスは、皆さんに支えられている国際映画祭です。
アジアを中心とした世界から独創的な作品を集め、未知なる作品や驚くべき才能との出会いを通して、より進化した豊かな映画文化を創造します。
また、子ども達への鑑賞者教育やバリアフリー上映など、映画をより多くの人に触れていただけるよう務めます。
一人でも多くの皆様からの様々な形でのご支援、心よりお待ちしております。
デイリーニュース
10月30日(土)、第22回東京フィルメックスの開会式が有楽町朝日ホールで開かれた。今回も前回同様、東京国際映画祭と連携し、同時期の開催となった。会期は9日間、コンペティション・特別招待作品・特集上映「メイド・イン・ジャ […]
「【レポート】第22回東京フィルメックス開会式」詳細へ
ブロードキャスト
10/30『偶然と想像』Q&A
有楽町朝日ホール
中島 歩(俳優)
濱口 竜介(監督)
神谷 直希(東京フィルメックス プログラム・ディレクター)
日本 / 2021 / 121分
監督:濱口竜介 ( HAMAGUCHI Ryusuke )
配給:Incline LLP
配給協力:コピアポア・フィルム
Japan / 2021 / 121min
Director:HAMAGUCHI Ryusuke
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※ ONLINE FILMeXでの配信は、2021年11月23日に終了いたしました。ありがとうございました。