特別招待作品


今年も映画の最先端を切り拓いてゆく、著名の監督たちのとびきりの新作をご紹介します。いずれも強烈な作家性が発揮された、これらのバラエティ豊かな作品からは、映画の多彩さがうかがえるでしょう。

『ノー・ベアーズ(英題)』 No Bears 【オープニング作品】

イラン / 2022 / 107分
監督:ジャファル・パナヒ ( Jafar PANAHI )
配給:アンプラグド

映画監督ジャファル・パナヒの目を通して並行して語られる2つの愛と抵抗の物語。ここ十数年、芸術的自由に関する自己言及的作品を作り続けてきたパナヒの最新作。パナヒがイラン当局に拘束される中、ヴェネチア映画祭でプレミア上映され、特別審査員賞を受賞した。

 
10月29日(土)14:50- →チケット購入はこちら

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『すべては大丈夫』 Everything Will be OK 【クロージング作品】

フランス、カンボジア / 2022 / 98分
監督:リティ・パン ( Rithy PANH )

カリスマ的なイノシシの将軍に率いられた動物たちが人間たちを奴隷として支配するディストピアの世界。カンボジアの大虐殺から、近年は一般的な専制政治や虐殺をテーマにしつつあるリティ・パンの最新作。ベルリン映画祭で銀熊賞(芸術貢献賞)を受賞。

11月5日(土)18:00- Q&A有 →チケット購入はこちら

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『ホテル』 The Hotel

香港 / 2022 / 112分
監督:ワン・シャオシュアイ( WANG Xiaoshuai )

COVID-19の影響でチェンマイのホテルに足止めされた宿泊客たちの間に次第に巻き起こる波紋。『在りし日の歌』のワン・シャオシュアイ監督が実際に2020年の旧正月を過ごしたホテルを舞台に描く人間模様。トロント映画祭でワールドプレミア上映。

11月4日(金)13:00- →チケット購入はこちら
11月5日(土)11:15- →チケット購入はこちら

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『ナナ』 Before, Now and Then

インドネシア / 2022 / 103分
監督:カミラ・アンディニ( Kamila ANDINI )

1960年代のインドネシアで紛争に巻き込まれ、親族や家族を失ったナナが、思いがけない友情を通して自分自身を解放し、自由な人生を再び希求し始める姿を描くカミラ・アンディニの長編第4作。ベルリン映画祭コンペティション部門でワールドプレミア上映され、銀熊賞(最優秀助演賞)を受賞した。

10月31日(月)12:25- →チケット購入はこちら

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