Home

What's NEW

事務局だより

世界の映画祭だより

デイリーニュース

ブロードキャスト

ギャラリー

ボランティア募集

上映作品

東京フィルメックス・コンペティション審査員

東京フィルメックス・コンペティション

特別招待作品

特集上映

1.ニッポン・モダン1930~もう一つの映画黄金期~

2.コードネームはメルヴィル

ゲスト情報

イベント情報

スケジュール

チケット情報

会場地図

関連リンク

第10回記念 東京フィルメックスの軌跡~未来を切り拓く映画作家たち 2009年10月31日(土)~11月6日(金)

東京フィルメックス 第10回記念シンポジウム <映画の未来へ> 2009年11月21日(土) 13:00~18:00

メールニュースの申込
公式カタログ通販のご案内
リンクについて

サポーターズクラブのご案内

プライバシーポリシー

世界の映画祭だより

2006年06月18日


第59回カンヌ映画祭 レポート

カンヌに来る度に考えさせられることは多々あるのだが、その内の一つは、映画と文化の関わりについて、あるいはそれらの事柄と社会との関係についてである。これは何も抽象的で大仰なことを述べているわけではなく、つまりはカンヌが、あるいはフランスという社会が、映画という文化を非常に重視し尊重しているということが、カンヌ映画祭に参加すると体感として実感できるということなのだ。

もちろん、社会が映画を文化として尊重するかどうかというのは、その社会(の成員)の責任で決めればいいのであって、尊重しようがしまいがそれは基本的にその社会内部の合意事項である。またそうした合意の成立には、その社会で文化や対抗文化が占めてきた位置や、国家権力、あるいはメディアや現代的な広告産業など、様々な要素が複雑に絡んでくるものだろうから、日本もフランス社会を見習うべきだ、といった単純な話にすぐさま回収できるようなことでもない。だから、ここで一旦はっきりと強調しておきたいことは非常にシンプルなことで、カンヌは映画祭として、フランス社会の上述の態度をメッセージとして明確に表象しているということであり、そのことを僕は個人としてしっかりと実感することができるし、また、その状況を非常に羨望をもってみてしまうということなのだ。

続きを読む "第59回カンヌ映画祭 レポート"

投稿者 FILMeX : 16:42



up
back

(c) TOKYO FILMeX 2009