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特集上映(2)『ジャン・グレミヨン特集』
(Jean GRÉMILLON)1959年11月25日没。"日常的な悲劇"とも称されるメロドラマの巧妙さで観客の心を惹き付けるグレミヨン作品。元々はパリの聖歌学校で音楽を学び、映画製作に入る前には無声映画のオーケストラでのバイオリン伴奏をしていたこともあり、その作品中の音楽的な特性がしばしば指摘されています。また『不思議なヴィクトル氏』のウーファ・スタジオでのセット撮影や、『愛慾』『高原の情熱』などのロケ撮影の美しさなど、映画の舞台が持つ魅力を最大限に引き出す手腕も特徴的です。
今年6月に開催されたエジンバラ国際映画祭で特集上映が行なわれ、大好評を得ました。
再評価の機運が高まるグレミヨン監督の特集上映をアンスティチュ・フランセ日本との共催により開催いたします。
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南仏(カンヌ、オランジュ)とパリを舞台に、プレイボーイの兵士と美しい高級娼婦との2年にわたる関係を描いた作品。同年に製作されたジュリアン・デュヴィヴィエの『望郷』でも共演したジャン・ギャバンとミレイユ・バランの魅力が光るメロドラマ。
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南仏のツーロン。雑貨屋の主人として街の人々から尊敬されているヴィクトル氏に待望の子供が生まれる。だが、彼には表には見せていないもう一つの顔があった......。『舞踏会の手帳』で知られる名優レイミュが複雑な性格の主人公を見事に演じた異色の犯罪劇。
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ローヌ川上流の高原。パリ・オペラ座のバレリーナだった女性が経営するホテルを舞台に、数組の男女の錯綜する愛憎関係を描いた傑作。マルセル・カルネの『悪魔が夜来る』でもコンビを組んだジャック・プレヴェールとピエール・ラロシュが共同で脚本を担当。
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<<第17回カイエ・デュ・シネマ週間/ジャン・グレミヨン特集>>
主催:アンスティチュ・フランセ日本
会期:2014年1月中旬〜2月末
会場:東京(アンスティチュ・フランセ東京)、関西、福岡、複数の都市で開催予定
ヌーヴェルヴァーグの批評家=映画作家たちによって生まれた伝説的な映画雑誌「カイエ・デュ・シネマ」。同雑誌の編集部とともに作品をセレクトした作品を上映し、現在のフランス映画を発見し、またフランス映画史をあらたな視点で見つめ直す特集。同雑誌の批評家や監督の招聘も予定。今年は再評価の機運が高まっているジャン・グレミヨンを東京フィルメックスに引き続き特集する。
»アンスティチュ・フランセ東京
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