11/22 「兄、蔵原惟繕の思い出」舞台挨拶

writeFlash("entry_id=916&language=en");
11/22 「兄、蔵原惟繕の思い出」舞台挨拶(約4分)
11月22日(土) 14:00より東京国立近代美術館フィルムセンター大ホールで、蔵原惟繕監督特集のトップを飾る『第三の死角』が上映されました。上映に先立って行われた舞台挨拶では、蔵原監督の弟で、やはり映画監督である蔵原惟二さんが登壇し、兄・惟繕監督の思い出を語りました。
テキスト原稿はこちら

11/22「マクナイーマ」舞台挨拶

writeFlash("entry_id=913&language=en");
「マクナイーマ」舞台挨拶(約9分)
マリア・デ・アンドラーデ(ジョアキン・ペドロ・デ・アンドラーデ監督子女)
ジョアォン・バチスタ・ラナリ・ボ(駐日ブラジル大使館公使)
11月22日(土)「マクナイーマ」上映前にマリア・デ・アンドラーデさん(ジョアキン・ペドロ・デ・アンドラーデ監督女子)とジョアォン・バチスタ・ラナリ・ボさん(駐日ブラジル大使館公使)による舞台挨拶が行われました。
テキスト原稿はこちら

11/19 プレイベント「映画祭は映画のミライをアカルクする」別所哲也×林 加奈子

writeFlash("entry_id=907&language=jp");
映画祭期間中、丸の内カフェでは関連企画として様々なイベントを開催します。
「それぞれのシネマ」をテーマに、美術や音楽といった視点から映画について
語るトークサロンやブラジルをテーマにした前夜祭イベントなど、映画祭をよ
り楽しめる充実のプログラムが盛りだくさんです。
第1弾は、プレイベントとして別所哲也さんのトークサロンをお届けしました。
俳優やJ-WAVEのナビゲーターとして活躍する一方、今年10周年を迎えたショー
トショート フィルムフェスティバルの代表でもある別所哲也さんをゲストに
お迎えし、ショートフィルムやアジアの新進監督についてなど映画に関するト
ークが繰り広げられました。参考映像も上映しながら、映画祭の醍醐味や楽しさ、
裏側など普段では聞けない貴重なトークとなりました。
テキスト原稿はこちら

「SAPIO」の関連記事を転載しました!

「SAPIO」で好評連載中の「THE WORLD FILMeX 映画を見れば世界がわかる」ですが、その記事PDFをSAPIO誌のご厚意により転載させていただきましたので、ぜひ鑑賞のガイドにお役立てください。
また、ジョアキン・ペドロ・デ・アンドラーデ作品のデジタル修復作業の経緯や、他の作品の資料について、駐日ブラジル大使館から翻訳の協力をいただきました資料もございますので、是非ご覧下さい。
「ティトフ・ヴェレスに生まれて」紹介
 監督:テオナ・ストゥルガー・ミテフスカ
「マクナイーマ」紹介
 監督:ジョアキン・ペドロ・デ・アンドラーデ
「狂熱の季節」紹介
 監督:蔵原惟繕
 アンドラーデ監督資料

フィルメックス・カウントダウン vol.6

林 加奈子(東京フィルメックス、映画祭ディレクター)
必見のドイツ映画!<クラウド9>
アンドレアス・ドレーゼン監督にも是非とも御来日いただきたかったのですが、残念ながらどうにも日程調整がつかず、今回はいらっしゃれない事になりました。しかし、この<クラウド9>は、必見の一本です。
結婚して30年も連れ添った相手との穏やかで問題ない日常がありながら、別の男性に魅かれて恋をしてしまうミセスの話です。つまり一言で言うと不倫の話なのですが、この映画の凄さは倫理的な問題よりも、彼女の変化をどう描くかという演出力と演技力です。旧東側で活躍していた演劇舞台のキャストによる映画と聞いていますが、恋をした彼女の初々しくて瑞々しい美しさは、本当に驚くばかり。俳優を目指している人たちにも是非ともご覧いただきたい一本です。
幾つになっても恋をする事はあるのですね。人はいつでも生き生きと生きられるのですね。でも、30年連れ添った配偶者がいる場合には、物事はそう簡単には展開しません。もし、彼女が初々しくなくて、もっと狡猾で、悪女になれたら、それだけの良くも悪くも資質があったのなら、ラストはまた別の展開があっただろうになぁとため息をつくばかりです。
今年は女性が中心になっている良い映画が集まりました。「木のない山」は子供たちですが主人公は6歳の少女とその妹。「ヘアカット」はティーンエージの女の子、「ノン子36歳(家事手伝い)」はアラフォーの難しい年頃の女性。「ティトフ・ヴェレスに生まれて」は年の離れた3人姉妹の話。そして「ショーガ」は若い人妻。
「完美生活」も二人の中国女性の生き方を描いています。どれも女性の生きざまについて考えさせられます。シンプルに女性映画という括り方をするつもりは毛頭ありませんが、どれも味わい深い映画ばかりです。
「クラウド9」詳細

トークサロン開催!

映画祭期間中、「それぞれのシネマ」をテーマに、美術や音楽などを切り口に映画について語るトークサロンを丸の内カフェで開催し、全4回にわたり様々な分野のゲストをお迎えいたします。
●11/24(月・祝) 19:00~20:30 「蔵原惟繕[ジャズ×映画]編」
ゲスト:小西康陽(ミュージシャン)
聞き手:ミルクマン斉藤(GROOVISIONS)
蔵原作品の魅力や、珠玉のサントラに彩られた素敵な映画の数々を、日本のクラシック映画に精通した二人が縦横無尽に語ります。
●11/25(火) 19:00~20:30 「ブラジル[音楽×映画]編」
ゲスト:中原仁(音楽プロデューサー、ラジオ番組ディレクター)
聞き手:大島忠智(IDEE Records)
音楽が映画にもたらす至福の瞬間を、ブラジル音楽シーンをつぶさに眺めてきた二人がナビゲートします。
●11/26(水) 19:00~20:30 「ブラジル[アート×映画]編」
ゲスト:ジョアォン・バチスタ・ラナリ・ボ(駐日ブラジル大使館公使)
聞き手:長谷川祐子(東京都現代美術館チーフ・キュレーター)
ジョアキン・ペドロ・デ・アンドラーデ監督の作品は、ブラジル映画におけるトロピカリズムの先導者であったと言えるでしょう。アートと映画を通じてブラジルの文化と歴史に迫る90分。
その他、映画祭をより楽しめる充実のプログラムが盛りだくさんです!
すべて事前予約制ですので、参加申し込みはお早めにどうぞ。
イベント情報
詳細、申込受付はこちらから
丸の内カフェ サイト

フィルメックス・カウントダウン vol.5

林 加奈子(東京フィルメックス、映画祭ディレクター)
<ノン子36歳(家事手伝い)>の魅力
熊切監督の新作を上映できる幸せ。24日の上映です。出演者の方々の舞台挨拶も予定されておりますので、みなさまどうぞこの機会をお見逃しなきよう。30代後半の女性を主人公にして、しかも(家事手伝い)なんてタイトルだと地味な映画と思いきや、微妙な心理描写を的確に画面に定着させて美しくきめ細やかな映画に仕上がっています。
思えば7年前の「空の穴」。ベルリンで上映された時には、今も輝き続ける寺島進さんと熊切監督と一緒にベルリンでお会いしましたっけ。寒空の中、朝早くベルリンの街を寺島さんとボソボソと話しながら散歩した記憶があります。なんで朝早くだったのかそのあたりまでは記憶が定かでないのですが、きっと私の事なのでその日は朝9時から見たい映画があって、寺島さんを早朝の散歩にお誘いしたに違いない。今更ながら寺島さん、その節はありがとうございました。あの時の「空の穴」の北海道を舞台に透明感あふれるキラキラした空気に感動した記憶が、「ノン子36歳(家事手伝い)」を拝見して蘇ります。
36歳の女性。36歳というのは復活再生できる年齢か。いや、私には36歳というのはまだまだ全くこれからで、体力も落ちていないし、精神的にも強くいられるし、何も心配いらないような年齢と思えるのですが、まぁそれは振り返って考えるからでしょう。いつでもその時その時で悩みは尽きませんから。熊切監督のアラフォーに向けての人生賛歌を、是非ともこの上映の機会に存分に味わっていただきたいと切望しております。シャイな熊切監督へ直接上映後に質疑応答ができる絶好のチャンスですので、どうぞご来場をお待ちしております。
そういえば、個人的な話ですが、私が映画祭ディレクターを務めていこうと決意したのが36歳の時でした。みなさまにとっての36歳はどんな年だったり、またはこれからどんな年になるのでしょうか。ご多幸をお祈りしております。
「ノン子36歳(家事手伝い)」詳細