『妖しき文豪怪談』がロッテルダム映画祭で上映

昨年の第11回東京フィルメックス特別招待作品として上映された『妖しき文豪怪談』が第40回ロッテルダム国際映画祭Spectrum部門にて上映されることが発表されました。日本の文豪が描く怪談の世界を、海外からも注目を集める4人の気鋭の監督たちが映像化した、NHK制作による意欲的なプロジェクト。海外での初めてのお披露目となる同映画祭には、4人の監督たちも参加予定とのことです。
 
ロッテルダム映画祭公式サイト
 
既報の通り、タイガーアワード部門(コンペティション)に参加する、『ふゆの獣』(内田伸輝監督)とともに、現地での反響やその後の海外への展開が期待されます。
 
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以下、東京フィルメックスにて上映された際のQ&Aならびに授賞式の模様です。ぜひご覧ください。
 
■デイリーニュース(テキスト)
『葉桜と魔笛』Q&A
『後の日』Q&A
 
■東京フィルメックス公式サイト
「ブロードキャストコーナー」にて
『葉桜と魔笛』Q&A
『後の日』Q&A

渋谷実監督8作品がベルリン映画祭で上映

昨年の東京フィルメックスの特集上映「ゴールデン・クラシック1950」の上映作品のうち、渋谷実監督による8作品が、来月開催されるベルリン国際映画祭フォーラム部門にて上映されることが発表されました。
これまで渋谷作品がまとまった形で海外で紹介されることがなく、この上映が「松竹黄金期の三大巨匠」のうち、いまだ世界に知られざる監督であった渋谷実監督にあらためてスポットをあてる機会となることが期待されます。
 
◎上映作品
『本日休診』
『現代人』
『正義派』*
『悪女の季節』
『もず』*
『好人好日』*
『酔っぱらい天国』*
『大根と人参』*
全8作品
 
*印=ニュープリント
ニュープリントの5作品の字幕は『東京文化発信プロジェクト』の一環として、東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団の協力により制作されました。
 
ベルリン映画祭公式サイト

『息もできない』が国内の映画賞で受賞ラッシュ

今回で第84回となる2010年度キネマ旬報ベスト・テンおよび各個人賞が発表され、『息もできない』が外国語映画ベスト・テンの第1位、またヤン・イクチュン監督が外国映画監督賞に選ばれました。
 
同じく外国語映画ベスト・テンの第9位には『スプリング・フィーバー』(ロウ・イエ監督)、また助演女優賞には安藤サクラさん(『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』他)が選ばれています。
 
キネマ旬報ベスト・テン
 
また第65回毎日映画コンクールでは、作品部門外国映画ベスト・ワン賞に
『息もできない』が選ばれています。
 
毎日映画コンクール
 
『息もできない』アンコール上映中のシネマライズでは、2/4(金)にヤン・イクチュン監督による舞台挨拶が決定したとのことです。
 
作品関係者、スタッフ、日本公開に関わった配給および興行のみなさまにお祝いを申し上げます。

『ふゆの獣』がロッテルダム映画祭コンペ部門に選出

昨年の第11回東京フィルメックスのコンペティション部門にて上映され、最優秀作品賞を受賞した『ふゆの獣』(内田伸輝監督)が、今月26日(水)からオランダで開催される第40回ロッテルダム国際映画祭タイガーアワード部門(コンペティション)にて上映されることが発表されました。
同部門における唯一の日本映画作品です。
 
過去に『まぶだち』や『渚のシンドバッド』などの日本映画が受賞し、記憶に新しいところでは2009年にヤン・イクチュン監督『息もできない』が受賞して世界中の注目を大きく集めるきっかけとなった同部門への参加だけに、期待が高まります。授賞式は2月4日(金)に行われます。
 
ロッテルダム国際映画祭公式サイト(英語)
タイガーアワード部門ノミネート作品

「アモス・ギタイ監督特集 越えて行く映画」第三部は1/25〜開催

第11回東京フィルメックスにて上映された「アモス・ギタイ監督特集 越えて行く映画」。
フィルメックス期間中の第一部、東京日仏学院での第二部に続き、1/25(火)〜2/9(水)までの12日間にわたり、アテネ・フランセ文化センターにて第三部が開催されます。
第三部では、ギタイ監督の日本未公開作品を含むドキュメンタリー作品とインスタレーション作品22本が一挙上映されます。
大変貴重な機会ですので、ぜひお見逃しなきよう、お運びください。
 
<上映作品>
「フィールド・ダイアリー」
「戦争の記憶」
「殺人のアリーナ」
「エルサレムの家」
「ラシュミア谷の人々–この20年」
 他、全22作品
 
詳細はアテネ・フランセ文化センター公式サイトでご確認ください。