ダン・ファイナウ (イスラエル/批評家)
ルーマニア生まれ、1950年にイスラエルへ移住。ハイファ工科大学にて学んだ後、1957年から1970年まで軍放送局Galei Zahalにて映画批評家として活動。同時期に、イスラエルの代表的なレコード会社Hed ArziのA&Rを務める。朝刊デイリーハアレツ誌週末付録の映画部門への寄稿者である。1970年から2003年まで、イスラエル国営放送局(ラジオとテレビ)初のチャンネルにて、全ての長編映画のプログラミングを担う。さらに毎週放送されていた、映画批評の一時間ラジオ番組"All Cinema"のプロデューサー及び司会者であった。1982年に発行が開始され現在でも出版されているイスラエル唯一の映画雑誌"Cinematheque"の創設者であり共同編集者。1979年から1991年までバラエティー誌そして後にMoving Pictures誌にて映画批評を行う。現在は主に、スクリーン誌にて映画批評家として活動。インターナショナルフィルムガイドのイスラエル担当を務める。1972年から1979年までRamat Gan Film Academyにて映画史を教える。1979年から1981年までIsraeli Film Insituteのディレクター、1976年から1986年までイスラエル映画批評家協会の会長、1991年からは、国際映画批評家連盟の副会長(1999年から名誉副会長)を務める。1995年から1998年までMoving Pictures誌及びFIPRESCI(国際映画批評家連盟)から共同出版されているEuropean Film Reviewsの編集長を務める。世界中の主な映画祭のFIPRESCI審査員の審査委員長を努める(カンヌ、ベニス、ベルリン、トロント、カルロヴィ・ヴァリ、ロカルノ、テッサロニキ、釜山、シンガポール、ロンドン、トロイアなどの映画祭)。さらにカルロヴィ・ヴァリ、テッサロニキ、イスタンブール、シカゴなどの国際審査員の一員である。サン・セバスティアン及びカルロヴィ・ヴァリの映画祭にて開催された今日の映画事情を批評する国際討論会の編成を担う。過去にイスラエル放送局(ラジオとテレビ)及びエルサレムポスト誌にて映画批評を行う。現在はロンドンのスクリーン誌にて映画批評家として活動。ミシシッピ大学出版社から出版された著書、テオ・アンゲロプロスのインタビュー集の編集を担う。