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特別招待作品
今年も映画の最先端を切り拓いてゆく、気鋭の監督たちのとびきりの新作および現代に蘇った名作14本をご紹介します。いずれも強烈な作家性が発揮されたこれらのバラエティ豊かな作品からは、映画の多彩さがうかがえるでしょう。
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韓国 / 2012 / 89分
監督:ホン・サンス (HONG Sang-soo)
配給:ビターズ・エンド
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イザベル・ユペールを主演に迎えたホン・サンスの最新作。3つの物語から構成され、ユペールはそれぞれで異なるキャラクターを演じる。ホン・サンス作品の常連俳優が、ユペールと絶妙のアンサンブルでこの映画の世界を構築している。カンヌ映画祭コンペティションで上映された。
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イラク、トルコ / 2012 / 103分
監督:バフマン・ゴバディ (Bahman GHOBADI)
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30年間の獄中生活から解放されたクルド系イラン人の詩人サヘルは妻の行方を探す。だが、妻はサヘルは既に死んだと信じ込まされていた......。『ペルシャ猫を誰も知らない』(09)以来、亡命生活を送っているゴバディの渾身の一作。イランの伝説的俳優ヴスーギが主演。
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ポルトガル / 2012 / 89分
監督:ペドロ・コスタ、マノエル・ド・オリヴェイラ、アキ・カウリスマキ、ビクトル・エリセ (Pedro COSTA, Manoel de OLIVEIRA, Victor ERICE, Aki Kaurismäki.)
配給:ロングライド
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ポルトガル発祥の地とされる古都ギマランイス。多くの貴重な文化財により「ギマランイス歴史地区」として世界遺産に登録され、2012年に欧州文化首都に指定されたこの魅力的な都市を現代ヨーロッパを代表する4人の巨匠が様々な側面からとらえたオムニバス映画。
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韓国、スリランカ、フィリピン、中国 / 2012 / 計173分
『黄色い最期の光』 Light in the Yellow Breathing Space
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韓国、スリランカ / 2012 / 33分
監督:ヴィムクティ・ジャヤスンダラ (Vimukthi JAYASUNDARA)
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死を間近に控えた父親が、幼い息子を地球で最も美しい場所に連れてゆく。それは、息子に自らが最後に呼吸する瞬間に立ち会わせるためだった......。
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『グレート・シネマ・パーティー』 The Great Cinema Party
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韓国、フィリピン / 2012 / 70分
監督:ラヤ・マーティン (Raya MARTIN)
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太平洋戦争の激戦地、マニラ湾のコレヒドール島を様々な国からやってきた映画人たちが訪れる。実験的な手法で知られるマーティンの本領が発揮された作品。
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『私には言いたいことがある』 When Night Falls
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韓国、中国 / 2012 / 70分
監督:イン・リャン (YING Liang)
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2008年、上海で6人の警察官を殺害して死刑に処せられた若者がいた。本作はその若者の母にスポットを当て、息子との面会を望む母の姿を描く。
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イスラエル、フランス、スイス / 2012 / 87分
監督:アモス・ギタイ (Amos GITAI)
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著名な建築家であった父ムニオ・ワインローブ・ギタイについての美しい映像詩。ポーランドに生まれ、バウハウスで学び、ナチスを逃れてパレスチナに移住した父の生涯が資料映像、証言、フィクションを交えて語られるが、それはまたイスラエルの歴史そのものでもある。
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イスラエル、フランス、イタリア / 2009 / 93分
監督:アモス・ギタイ (Amos GITAI)
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紀元1世紀のローマ帝国とユダヤ人の戦闘から現代の軍事キャンプ......亡き母の記憶から従軍する息子への思い......イスラエルの歴史とギタイ本人の個人史とが感動的に織り成された傑作。ジャンヌ・モローがナレーションを担当。(第10回東京フィルメックスで上映)
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イラン / 2012 / 87分
監督:モフセン・マフマルバフ (Mohsen MAKHMALBAF)
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約170年前にイランで創始された宗教バハイ教。モフセン・マフマルバフとその長男メイサムは、カメラを手にそのバハイ教の聖地であり総本部のあるイスラエルのハイファを訪れる......。現代の世界を取り巻く宗教と戦争・平和についての様々な考察にあふれた作品。
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タイ、イギリス、フランス / 2012 / 61分
監督:アピチャッポン・ウィーラセタクン (Apichatpong WEERASETHAKUL)
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メコン川流域の静かなホテルで映画の撮影隊がリハーサルを行っている。それは人間の臓器を食う幽霊を扱った映画の企画だった......。ドキュメンタリーとフィクションの境界を軽やかに乗り越えた傑作。全編に流れるギターの調べが心地よい。カンヌ映画祭で特別上映。
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韓国 / 2012 / 104分
監督:キム・ギドク (KIM Ki-duk)
提供:キングレコード、クレストインターナショナル 配給:クレストインターナショナル
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債務者に重傷を負わせ、保険金で返済させるという手段で借金を取り立てる男。孤独な男の前に、幼い頃に別れた母親と名乗る女性が現れる。疑いを持ちつつも、男は次第にその女性を受け入れるが......。ヴェネチア映画祭を異様な熱気に包み、金獅子賞を受賞した傑作。
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香港、フランス / 2012 / 153分
監督:ワン・ビン(WANG Bing)
配給:ムヴィオラ
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中国雲南省の山岳地帯の村に暮らす幼い三人の姉妹をとらえたドキュメンタリー。家は貧しく、母は家を離れ、父は出稼ぎで街に暮らし、姉妹は学校に通いつつも、働きながら子供たちだけで暮らしている。ヴェネチア映画祭オリゾンティ部門最優秀賞を受賞した。
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■Focus on Japan
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日本 / 2012 / 130分
監督:大森立嗣(OMORI Tatsushi)
製作:アパッチ
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派遣社員の梶は人づきあいが下手でネットの掲示板に依存する毎日を送っている。そんな梶にも気を許せる友人ができ、心ひかれる女性にも出会うが...。『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』の大森立嗣が実際に起こった事件をヒントに社会的弱者の若者たちに目を向けた力作。
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日本 / 2012 / 161分
監督:園子温(SONO Sion)
配給:鈍牛倶楽部、ピクチャーズデプト
©2012 Dongyu Club / pictures dept. / Sono Sion
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1995年に丸1年をかけてHi-8で撮影されたものの、未完成のままとなっていた幻の作品。舞台は香港が中国に返還された1997年、高円寺・中央線を中心に日本人自警団と外国人グループとの抗争が過激なバイオレンスと共に描かれた傑作。当時2000人のメンバーがいた東京ガガガによって、大エキストラを動員した新宿アルタ前の群衆シーンは必見。
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日本、アメリカ / 2012 / 80分
監督:リンダ・ホーグランド(Linda HOAGLUND)
©NHK / Things Left Behind, LLC 2012
配給:NHKエンタープライズ
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写真家・石内都は広島の原爆犠牲者の遺品を撮りつづけている。カナダのバンクーバーで開かれた写真展「ひろしま」のドキュメンタリーは、災難の重みを静かに伝えるとともに、北米市民になげかけた波紋を追う。監督は字幕翻訳家としても活躍するドキュメンタリー作家リンダ・ホーグランド。
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■サミュエル・フラー生誕百年記念上映
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アメリカ / 1955 / 103分
監督:サミュエル・フラー(Samuel FULLER)
写真協力:公益財団法人川喜多記念映画文化財団
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東京を舞台に米国人捜査官とギャングの壮絶な死闘を描いた傑作フィルム・ノワール。ラストの銃撃戦が行われる松屋浅草屋上のスカイクルーザーなど、失われてしまった東京の風景が見られるという点でも貴重。フラー生誕百年を機にデジタル・リマスター版で上映。
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